伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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伊達のワルガラス

2009-03-14 00:04:33 | 伊達のカラス
 平成21 3 12? ?庭に来る小鳥達は可愛いが、カラスはどうも嫌いだ。と言ってもカラスだって生きるために必死なのかもしれないが・・・・・。 伊達にはハシブトカラスとハシボソカラスの二種類いる。初めて伊達に引っ越した時、一羽のカラスが、今思えば私達の様子を「これはカモになるかも~」とひそかに電線にとまり観察していたのかもしれない。いや絶対そうだ、私達はしっかりとこのワル知恵の発達したカラスに観察されていたのだ。 ここは自分達の縄張りと言わんばかりにしよっちゅう家の周りをうろつき、家の中に居てもカラスと目があった。おかげで家の前の通りはカラスのウンチで真っ白になってしまった。 案の定カラスの思うつぼ、来てすぐ三回もスーパーで買った食料をカラスにガメられてしまった。最初は、それも高級な手作りウインナー。自転車に乗せたままにして次の店で買い物している時に持って行かれた。次は魚。その次は安いよね安いよね、と言ってついつい大量に買ってしまった魚達が、次の店で買い物している時に地面に散乱していた。大きかったので銜えられなかったのだ。 伊達のカラスは頭が良くてしぶとい。さすがのんきな私達もこれではあかんと、スーパーの帰りどこぞに寄るときは、どちらか一人が自転車置き場で荷物の番をしていることにした。 ある時など、買い物の帰り、昭南さんの自転車の荷物かごをねらつてどこまでも「カァカァ」と叫んで追いかけてきたカラスには閉口した。ツッかれるのではないかと、私は昭南さんの後を自転車で走りながら、カラスに負けないくらい、「カラス・・・からす・・・・が」と大きな声をあげ、パニクッていた。伊達は都会と違ってあまり人が歩いていないので良かったが・・・・。本当にあの時は怖かった。さすが昭南さんは男!、怖かったよね、と言ったら「なんも」と言いよった。 それにしても甘く見られたものである 昨年の春家の前の空き地のシバの木にヒヨドリが上手に巣を作り、巣立つのを楽しみにしていたら、カラスにやられてしまった。それもカラスが三羽川の字になって飛んで行き、一番小さい真ん中のカラスがヒナをくわえていた。それをあの小さなヒヨドリが追いかけ、命のあらん限りの鋭く悲しい親ヒヨドリの悲鳴がいつまでも館山公園の山にこだましていた。その時やっと気がついた。時々異常なヒヨドリの鳴き声を聞いたがこれだったのだ。野生の命のやり取りをマジかに見て心が震えた。 我家からカラスの棲家である館山公園の山までは50メートルしか離れていない。このカラスはどちらのカラスか定かではないか゛、多分ハシブトだと思う。そう思いたい。




平成21年のブログ
コメント (1)
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