伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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三毛別ヒグマ事件

2016-06-01 21:21:16 | 文学・読書
 先日の道新の「本と旅する」より


   「羆嵐」  吉村昭



  




  7人が死亡3人が重傷を負った

  留萌管内苫前町三渓(旧三毛別)の三毛別ヒグマ事件は

  1915年(大正4年)12月9、10両日に起きた。


  現場は三渓最奥地、6線沢沿いにあった開拓集落。


  加害熊は住民に回収された遺体を求めて通夜の場に押し入り

  さらに別の家の臨月の妊婦を襲い暴虐の限りを尽くした。


  体長2、7メートル体重340キロもの巨体だった。


  近隣の農民たちの銃は不発

  高性能の警察の銃もヒグマには通じなかつた。


  作家吉村昭の「羆嵐」は人間がヒグマの食欲を満たす餌に

  陥った野生との最前線の出来事を冷徹に描き出した。




   



  北海道の開拓は銃の貸与とか近隣のアイヌ民族の狩猟者による

  支援など、人身事故防止が何よりも優先されるべきだった


  最悪の獣害は開拓政策の怠惰が招いた必然でもあった。



  クマは隣の小平町のベテラン猟師によって仕留められ

  直後に暴風が吹き荒れた。



  明治末には開拓に適した土地は残り少なくなっていた

  遅れて北海道に来た人々は条件の悪さを承知の上で危険な

  
  奥地に分け入るしかなかったのだ。




  



  苫前町には悲しみを乗り越え古里づくりに団結する農民たち

  を表現した郷土芸能「くま獅子舞」がある。


  事件から100年の昨年は町民劇を上演、松岡さんが実行員代表

  を務めた。


  「クマも人も等しい命です。共存するには互いの領分を尊重

   して侵さないこと」


   教訓を次世代に伝えようと決意している。



   





新聞記事をリライトしたが

    なんとも痛ましい事件である


    新聞には生きたままとか むさぼるようにとかリアルな表現があったが


    私にはあまりにも残酷でそう言った生々しい表現は使えなかった・・・。
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巣立ちの朝

2016-06-01 11:27:24 | 野鳥
 昨日は一日雨だった


   早朝からスズメのひなの鳴き声が間近に聞こえる

   家の周りには巣はないし・・・


   雛が巣立ったんでないかい



   急いで餌台に餌をやると


   来ました来ました


   チュチュとおぼつかないかん高い声をあげて・・・・


   今までは一羽か二羽のスズメがせっせと餌を運んで

   いたのだが今朝は数が多い・・・



   巣立ったんだ



   でもまだ飛び方がおぼつかない


   カラスに狙われないといいのだけれど



   口移しのベストショットを写したいのだが


   動作が速くてままならぬ


   




   




  よし いまだ・・・




  



   何か今日は良いことありそぅ






   
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