心の旅紀行

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岸田文雄内閣は、危険を察知しないまま戦争路線を進んでいる

2022年07月06日 | 世界

岸田内閣は、ロシアのウクライナ戦争、中国とロシアの連携を見て、中国・ロシアの脅威を一段と強く感じるようで、NATOに接近し、NATO拡大に協力することで中国・ロシア包囲網を形成し、日本の防衛力を上げたいと思っています。

NATOは北大西洋諸国の同盟ですが、この同盟にインド洋諸国、太平洋諸国を加えて巨大同盟にしたいということです。

ところがNATOの中にも、世界分断の時代ではない、ウクライナ戦争はできるだけ局地戦争化し、世界交流時代に戻したいと考える人々・国々があり、増える傾向にあります。ロシアも局地戦争化の動きです。ウクライナ戦争は局地化し、長引き、ロシアもウクライナも戦争疲れし、やがてプーチンロシア大統領が失脚し、ロシアも世界交流がいいと考え、世界常識を重視することになると思います。

ましてインド洋諸国、太平洋諸国は、中国・ロシアとの関係を維持しながら今後の動向を読んでいます。巨大軍事同盟形成の実現確率は大きくありません。実現しない方が健全です。

ところが岸田内閣は、巨大軍事同盟形成を主導しているつもりになっているのか、NATO会議(首脳会議)の結果をそのまま日本国民に報告し、一生懸命先導役を務めています。ロシアから輸入するエネルギー価格の上限設定、ロシア産金の輸入禁止、そして対策としての原発の再稼動など、これらを実行した結果、日本がどうなるかを予測することなく、岸田総理がポンポンものを言っています。真剣に考え、未来を見たというより、時の流れに流されていると思います。言動が軽すぎます。

世界の人々・国々は、岸田内閣のように単純ではありません。刻々と変わる世界動向を必死に読みながら、可変外交を展開しています。NATO諸国の中からも有識者が日本の未来を案じて、よく考えよ、未来を予測せよ、同盟ではないだろう、自主独立を重んぜよと提案してくれる始末です。

世界の分断を避ける、戦争の局地化を進める、世界交流を取り戻す。これは健全な動きです。世界の人々は動いているなと実感します。それに比し、日本は人々まで単細胞的で、世界の複雑な動きを読まないと思います。見えない、聞こえない国日本がどうして世界平和づくりに貢献できるでしょうか。世界の迷惑になるのではないかと心配です。

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