石破茂総理の、トランプアメリカ大統領との首脳会談は、自由自主自立の精神なき弱々しい会談

現在貿易収支で日本に対しアメリカが赤字になっているので日本に対し関税をあげることが会談で出たが、南シナ海、東シナ海などでの中国の侵略的行動についてアメリカは軍事行動を含めてこれらの海での現状維持に関与するとの約束をしました。尖閣諸島は日本の管理下という現状も認められました。

従来の日本との関係をご破算にするような、アメリカ第一の取り引き外交は見られませんでした。

ほとんどの日本の人々は、石破総理は、見事に首脳会談に成功し、日本はアメリカとの関係よき黄金時代を迎えると思っています。しかし、この「いい関係」が、日本の人々の「幸福」を実現するか、よく考えてほしいと思います。

日本は近代史においてアメリカに3戦3敗です。降参続きで、服属的状態に置かれ、この状態を維持するため日本ではアメリカ派が支配的です。自由自主自立派は、出ると頭を叩かれ、アメリカに、暗殺はされないが、活動の自由を奪われます。多くの自由派の有能な国家公務員が重要な地位を失い下野している事実を見過ごしてはいけません。アメリカ派は、具体的な支援をアメリカから受けている事実を見過ごしてはいけません。

きちがいじみた沖縄県名護市の辺野古崎での辺野古飛行場建設は、現在の日本の防衛と具体的関係はありません。既存のアメリカ軍の普天間基地（飛行場）を廃止したいと考える日本政府が、代替飛行場としてアメリカ軍に提供すればアメリカ軍は普天間飛行場の廃止を受け入れるだろうと期待しているだけです。

肝心のアメリカは、西アジア太平洋におけるアメリカの支配力を維持するためには、沖縄県は中国に近すぎる（すぐ戦場になりいやすい）と考え、戦略的基地をグアムに移す方針です。現にその方向で動いています。現在、日本は自由自主自立の精神を失い、アメリカに従属的なのでアメリカはそれをよしとし、沖縄県は、海外で長期活動するアメリカ軍人の保養地、訓練地、武器弾薬保管地とて利用し続けています。アメリカは、沖縄県民の幸福など一顧だにしていません。アメリカにあるのはアメリカの国威、国権、国益意識だけです。

この屈辱的地位から、石破総理は離脱するとはまったく考えていません。中国の脅威、アメリカからの情報知識、アメリカからの軍事支援、アメリカからの小麦などの主要食料や、エネルギーの供給を心配し、自ら従属的地位を選んでいます。

自民党の皇室重視、靖国神社や伊勢神宮重視などは、国民に対する、愛国心の見せかけです。安倍晋三元総理が、韓国のキリスト教系カルト宗教団体と深く関係し、選挙に協力してもらっていた事実は仰天でした。自民党は日本の伝統、日本の精神など重視していません。自民党が選挙で勝ち、国会をぎゅうじれば満足です。自民党政治家は自分がお金で肥え太れば満足です。それが可能ならばアメリカ従属も受入れます。

自民党は腐っていると思いませんか。その自民党と組むというのですから公明党は腐っていると思いませんか。その自公と組んで、総合性のない、人気取り税政改革で無知な国民を煽り、勢力拡大をもくろむ国民民主党を腐っていると思いませんか。

こんな政治状態で日本の人々が幸福になる可能性はありません。日本衰退、貧困化は続くと読みます。戦争になる恐れは高まっています。戦争に勝てる可能性はないと読みます。自衛隊員は生粋の戦士ではありません。必勝の戦略戦術はありません。戦争に勝つ訓練はやっていません。武器弾薬の開発はやっています（お金は使っています）。しかし、使いこなす軍師がいません。戦争に勝つ人材がありません。

日本の人々はどうすればいいでしょうか。現実を知れば、政治を下に見（政治を心配せず）、まずは個人が、国主義ではなく、人主義に立ち、自分の事業仕事に投資し、政治が悪くても、政治に邪魔れされないように工夫努力し、つまり、一人静かに自由自主自立を確保し、静かに、人主義で政治の改善改革に工夫努力するのが現代的人生論と思います。時が来たら、政治改善改革に表立って協力するといいと思います。

今は自分の力を蓄えるべきです。エネルギーの無駄使いは自分を不幸にします。世界の混乱、日本の混乱はまだまだ続きます。空回りは避けましょう。