どうして東ヨーロッパの国々がロシアを離れ、NATOに加盟したかとロシアは考えるべきです。NATO加盟国の首脳がかつて何をロシア首脳に言ってきたかではなく、旧ソ連やロシアの東ヨーロッパの国々に対する外交は、友好的であったかどうかと考えるべきです。
ロシアは、東ヨーロッパが、ロシアを捨て、西ヨーロッパに近づき、さらにNATOに加盟することを嫌い、一段と厳しい姿勢で東ヨーロッパの国々と対立を深めたのでロシアが東ヨーロッパの国々をNATOに加盟させた結果になったと思います。
その後、ロシア不利の状態で、プーチンロシア大統領はエネルギー開発に注力し、エネルギーをドイツやフランスに供給することでNATOの結束を緩めることができ、さらにロシアの人々の生活水準を上げることに成功したのに、ウクライナのクリミア半島を、ウクライナとの話し合いではなく、力でロシアに併合したのは無法であり、大失敗でした。ウクライナの政界から親ロシア派が一掃され、反ロシア派が政界を支配することになりました。NATOの結束が再び始まりました。
今ではドイツ、フランスもロシア批判を明確にし、ウクライナ支援に回っています。中立だったスウェーデン、フィンランドまでNATOに加盟申請しました。ロシア外交の完全な失敗です。
プーチン大統領は、信用されるロシアづくりに注力すべきでした。国際法を無視して国威国権国益を追求しても信用を失っては国威国権国益は得られません。
プーチン大統領は、悪いのはNATOだ、ロシアは悪くない、ウクライナ占領地は決して手放さない、戦争を続けると言いますが、NATO加盟国も衰亡しますが、ロシアも衰亡します。このままだとロシア連邦は崩壊します。ロシア滅亡の恐れも出てきました。
ロシアは大統領を代えて、ウクライナ戦争を無条件でやめ、クリミアも含め、占領地をウクライナに変換し、戦争の損害賠償を行う決断ができないと滅亡の確率が上がっていきます。
別にNATO加盟国は戦争でロシアの国土を奪うと考えていません。広大な国土を有効活用してロシア繁栄を狙う方がはるかにロシアは有利です。信用されるロシアになればNATOなど何も恐れることはありません。
、