心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

国連総会は無条件で軍をウクライナから撤退させることをロシアに求める決議をする

2023年02月13日 | 世界
ロシアのウクライナ戦争が始まって1年になります。終戦の見通しはありません。ウクライナの地獄度はひどくなる一方です。経済悪化に悩む開発途上国や新興国にロシアとの経済交流を重視する動きすら見られるようになりました。ロシアは、先進国はロシア孤立化に失敗したと威張っています。

ロシアの戦争犯罪が無処罰になることを問題視し、国連はロシア処罰の道を開けないかと苦悩しています。今月の下旬、国連総会を開き、無条件でロシア軍はすぐウクライナから撤退せよとの決議を出したいと考え、現在、草案を作成中だそうです。むずかしいと思いますが訴追の道も探っています。

ロシアは、反対国、棄権国を増やすべく、ロシアとの経済交流重視の国に働きかけており、いい感触をえているのでしょう。

今月下旬の国連総会で世界の足並みの乱れがひどいことがわかると、いよいよ国連の安保機能の信用が失墜し、無法が世界を支配することになります。世界経済交流が不自由になります。

世界の人々・国々よ、長期的視野で損得勘定ができる人・国であれと祈ります。
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各国の無法を嘆くグテーレス国連事務総長

2023年02月13日 | 世界
グテーレス事務総長は、正義の人で、法の支配を重視しているのですが、安保理が、法の支配を堅持する上で役割をまったく果していないことを深く嘆いています。

彼は、今年1月、「私たちは、無法の支配に陥る重大な危険にさらされています。世界のあらゆる地域において、民間人が破壊的な紛争、人命の喪失、貧困や飢餓の深刻化に伴う影響に苦しんでいます。核兵器の違法な開発から武力の違法な行使に至るまで、各国は、その責任を問われぬまま、国際法をないがしろにし続けています。ロシアによるウクライナ侵攻は、人道・人権上の惨禍を引き起こし、子どもたちの世代に深い傷跡を残し、世界の食料・エネルギー危機を加速させています」と述べています。

私はすでに無法が支配していると思っています。その元凶は、安保理常任理事国のアメリカであり、ロシアであり、中国であると思います。これらの国は無法国であり、常任理事国の資格はありません。法重視の国になる気配もありません。

今年日本は安保理理事国になります。岸田文雄総理は、G7がまとまって国連司法の強化を考えると言っていますが、これまでのG7の実績から判断して世界を説得できる案を出せないと思います。

岸田総理は、防衛費増額・増税・反撃能力保有と言っています。アメリカ、ロシア、中国に張り合っています。無法国になりたいと言っているようなものです。

G7が、まとまって圧倒的軍事力を誇示しても、ロシアや中国は参ったとは言わないと思います。対立、対決が激化するだけだと思います。

強大国に張り合うのではなく、ひたすら人々が生きるのに必要なもの・サービスの提供を重視していると、自然、強大国が、軍事力競争、さらには戦争疲れして衰亡し、日本や、日本と同じような価値観の国々が繁栄しているという結果になると思います。

アメリカ、あるいはアメリカを中心とする同盟が、圧倒的軍事力で世界を支配し、法の支配を確立することはないと思います。仮に世界を統一できたとしてもアメリカが威張るだけで世界はやがて反アメリカの動きをとります。法が支配する世界になりません。

戦争放棄、生産重視が正解です。軍事力強化だ、戦争だと騒ぐアメリカ、ロシア、中国について、空しいことにエネルギーを使っているなと横目で見ることができる日本になるといいと思います。
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日本の近世史で奇跡的なこと

2023年02月13日 | 世界
岸田文雄総理は、建国記念の日のメッセージとして短文を発表しました。人命を守ると一般論を述べただけで具体的に何をするか触れず、新聞テレビはあまり話題にしませんでした。

しかし、その中で岸田総理は、日本の近世史で奇跡的なこととして二つ挙げました。

1. 明治維新
2. 戦後の経済成長

戦争で台湾をとったこと、朝鮮半島をとったこと、樺太の半分をとったこと、中国大陸、東南アジア、南太平洋を侵略したことは挙げませんでした。

明治維新と戦後の経済成長は私もよく実現できたと思っています。

しかし、岸田総理は、降伏による太平洋戦争の終結を挙げませんでした。日本の降伏を奇跡的と思っていないのでしょう。

アメリカの原爆を使った反撃にも負けず、日本が1億玉砕だと言って本土でゲリラ戦を展開し、アメリカの侵攻に抵抗したら、国土は廃墟になり、アメリカ軍も侵攻に疲れ、日本侵攻をやめたかもしれません。日本はアメリカに降伏することなく、停戦協定を結べたかもしれません。

対ロシアでもアフガニスタンのようにしぶといゲリラ戦を続けたら千島列島からロシア軍を追い出すことができたかもしれません。

しかし、日本軍が威張り続け、戦後の経済成長は実現しなかったでしょう。現代も日本は軍国主義で、世界に嫌われる国だったでしょう。

昭和天皇が、降伏し、人々の命、国土を守ると宣言することで、大半の軍人もその他の国民もぴたっと戦争をやめ、戦争を反省し、戦争を放棄し、戦後復興、生産に注力したことは奇跡的なことだったと思います。ほとんどの国民が戦争は嫌だと心の中で思っていたから、戦争を継続する人が一人も出なかったのだと思います。

島国日本の人々は本質和を重んじる平和主義だと思います。武器弾薬を持った軍人が思い上がり、列強に対立して戦争による国土拡大に夢中になり、勝てない戦争に突入したのだと思います。

現代日本人も本当の自分を知るべきです。大切にすべきです。強大国アメリカ、中国、ロシアに目を奪われ、対抗できる防衛力を持ちたいと言って防衛費増額・増税に走っても本質平和主義の日本の人々は、強大国ぶる日本を支えることができません。生産が弱くなり、貧困化がとまらないと思います。



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