G7(アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、日本、フランス+EU)は、Group of Sevenの略だと言うが、Giant 7、あるいはGreat 7と自認している国が多いのではないでしょうか。先進国であり、裕福な自由民主主義国であり、グループは多元主義と代議制政府という共通の価値観に基づいて公式に組織されているとされています。
G20は、Group of Twentyの略だそうですが、やはりGはGiant、あるいはGreatという意味合いを感じさせるグループです。G7、EU、および新興国12か国の計20の国々と地域からなるグループです。構成国・地域連合は、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、オーストラリア、カナダ、韓国、サウジアラビア、中国、 ドイツ、トルコ、日本、ブラジル、フランス、南アフリカ、メキシコ、ロシア+EUです。
G7は世界の国々を、先進国、新興国、開発途上国に3分し、先進国主導の世界をつくろうとしていると思います。
G7は、G20に混じって議論することにより、新興国をG7に同調させたい意図があるのではないでしょうか。しかしそれぞれ壁があります。新興国は先進国の思うように動きません。
新興国、開発途上国には、先進国に対し反抗的な面があり、その反抗に先進国が敏感に反応するので世界は無法世界のようになっています。
人口が非常に多いインドや中国が、国連総会のロシアのウクライナ戦争非難決議に棄権したり、中国が、独自に停戦調停に動いたり、インドが、ウクライナ戦争は戦争ではないと言い、ロシア経済制裁に反対したりする裏には、経済事情だけでなく、先進国の言いなりにならない意地を感じます。
G7が世界政治の主導権に執着していることは世界平和づくりの障害になっていると思います。世界政治については国連を立て、国民の幸福度を重視して内政改善に注力した方が他国から尊敬されると思います。