ハバロフスクの近く、アムール川とウスリー川が合流する部分の東端にある大ウスリー島については東半分はロシア領ということで国境が画定し、中ロの間には国境問題はなくなったと言われていたが、なんと2023年8月に、中国自然資源省が公表した公式地図で、大ウスリー島の全域が中国の国境線の内側に記されていたそうです。中国のアプリに「百度地図」というのがあるそうですが、その地図でも同島全域が中国領となっているそうです。
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(出所)東京新聞
シーチンピン中国主席は独裁者で、その威光は中国の隅々まで行き渡っていると私たちは思っているが、現実はそうではなく、各省は勝手な動きがあり、国際間の神経質な問題でも各省は無神経なのかもしれません。
シーチンピン主席も、本質国土拡大主義で、部下の国土拡大主義的行動は黙認して相手国の出方をみているのかもしれません。
国は行政区、戦争による国土拡大は犯罪という法律意識は中国やロシアにはまだないようです。
日本は、尖閣諸島問題ぐらいで動揺してはいけないようです。中国やロシアとの外交は不愉快な思いをすることが多いと思います。戦争に走らない忍耐が必要です。尖閣諸島は大変ですが、日本がしっかり管理しないと、中国が喜んで管理するでしょう。周辺を漁場として活用するなら、尖閣諸島のどこかに管理施設を設けて周辺の漁業管理を行うぐらいの体制を組んだ方がいいと思います。日本の巡視艇が常時巡行している程度では、日本は中国に尖閣諸島をとるチャンスを認めている感じがします。
南シナ海での中国の行動は、無人島に中国施設を建設し、有人島にし、その周辺を中国のものとし、そこからまた国土を拡大し、漁業権などの資源権を拡大しています。中国はまだまだトラブルメーカーだと思います。