NATOはロシアのウクライナ戦争においてウクライナを軍事支援することに疲れたようで現状で停戦という考えが強くなってきました。ウクライナ戦争は長引く、NATO諸国は大損すると心配しているのでしょう。
ウクライナが現状で停戦しないならウクライナのNATO加盟は認めないという考えが表面化しました。これはウクライナに対する脅しです。
(注)NATOは今ウクライナがNATOに加盟することに反対しました。NATOがロシアと戦争することになることを嫌ったことが明白になりました。
NATOの信用失墜です。
私は同盟論は世界平和に役立たないと思っているのでNATOの信用失墜に驚きません。
しかしNATO加盟国は民主主義国です。停戦のためならロシアの犯罪を認めるかのような考えは民主主義が独裁主義に負けたことを意味します。これは大問題です。戦争に勝った国が正義ということになります。帝国主義の復活です。ロシアの思うつぼです。
停戦はいいと思いますが、武器弾薬を使わない方法でロシアに国際法を守らせることを考えなければなりません。
ロシアの人々に、ウクライナ戦争は犯罪ということを知ってもらうため、徹底して世界はロシアとの経済交流を控えるのが最善ではないでしょうか。当面、国連安保理は機能しませんから国連総会でロシアとの経済交流を控えることを決議し、忍耐強く、決議に従わない国・人を説得し続けることがいいと思います。
このことが実行できないとなると、不法国が増え、世界の混乱度は高まると思います。(注)現実、高まりつつあります。
戦争という潮流に日本は乗ってはいけません。ロシアのウクライナ戦争は遠い西の国の戦争です。しかし、中国が始めようとしている南シナ海(含台湾問題)戦争は、日本が巻き込まれる恐れが非常に大きい戦争です。アメリカは、軍事力世界5位などと評価されている日本が中国と戦うことを期待していると思います。防衛力・アメリカとの同盟強化を叫ぶ岸田文雄総理はアメリカ期待のおひとよし政治家です。
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