ローマ帝国の繁栄は、その軍事力で実現しました。遠征に強く、国土を拡大する将軍が、皇帝の座につき、権勢を振るいました。
ローマには被征服地から人が流れ込み、軍事で活躍し、戦勝でのし上がり、国土拡大の遠征で権力を掌握し、戦争に明け暮れました。
権力者は、次第に戦争に疲れ、ローマ帝国の繁栄より、自分の家の繁栄を求めるようになり、ローマ帝国の細分化が進みました。ローマ帝国の衰亡です。この頃には純粋ローマ人は、ローマ帝国拡大に関心はなく、自分の家の権勢を競うような権力者になっていました。〇〇家の暗躍時代になりました。
〇〇家の暗躍はヨーロッパ全体をおおうようになりました。
アメリカは特に第二次世界大戦で戦勝し、その権勢を世界に拡大し、世界一の強大国になりました。アメリカ軍は外国に遠征し、外国に駐屯しました。いわゆるアメリカ圏から人がとうとうとアメリカに流れ込み、政治を含め、いろいろな分野で活躍し、成功してのし上がり、政治家として、世界企業家として事業・仕事で権力を拡大してきました。
しかしアメリカ圏の拡大に疲れ、富裕家は、自分の家の権勢をふるうようになっています。
〇〇家の暗躍は世界全体をおおうようになっています。
日本では、岸家、麻生家、安部家、今では岸田家が政界で暗躍していますが、大繁栄の段階に至ることなく、アメリカ依存、大企業・大資本家依存でその命脈を保っているようなあわれな状態です。アメリカ衰亡、日本の大企業・大資本の伸び悩みで、日本の混乱度が深まっている状態です。
世界は混乱しています。国土拡大より自分の事業・仕事を重視する人、自分の家の繁栄を重視する人が増えつつあります。
大きな歴史的流れとしては、世界的社会システムの発達は、国主義を弱め、家主義を弱め、人主義へと、人々が重視する主義を変えていくのではないでしょうか。
ガウタマ・シッダールタ、イエス・キリストの生きざまは、人主義の先取りであったと思います。幸福の境地は、人主義にあると思います。
プーチンロシア大統領やネタニヤフイスラエル首相は、国主義に執着し、今、大活躍していますが、時代遅れ、世界の大罪人として悪評に沈む運命です。
岸田文雄総理は戦争論で国主義を強調していますが、日本の人々は戦後の自由平等平和の味をしめています。単純に国主義には戻りそうもありません。
私は人主義に幸福な人生があると見て、信念をもって人主義に生きています。人生とは、精神本体(生きている人すべてに内在する原始的精神、人の命)と自我の二人三脚と信じています。原始的精神は、神と信じています。神道的に言えば、人の精霊です。仏教的に言えば、内在する仏と思います。キリスト教的に言えば聖霊に相当します。
戦争論に熱くなって無益に戦没することなかれと祈ります。自分の事業・仕事に注力し、戦争論を捨てた方が幸福になれると思います。自分の人生に自信を持ちます。周りの人々を明るくすることができます。
横浜は今は嵐になっています。雨がはげしく雨戸をたたいてます。五月雨ではなく、雨を伴った春嵐の状態です。五月晴れだったのに五月雨にはなりませんでした。
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