心の旅紀行

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アメリカは、世界平和の三大障害国の一つ

2023年03月19日 | 世界
21世紀に入ってアフガニスタン戦争、イラク戦争を続けてきたアメリカが、世界の模範となる民主主義国である訳がありません。戦争をやっては大損し、信用を失い、影響力を失っています。確かにアメリカは国内を戦場にしていませんが、人心は荒廃し、麻薬や銃は蔓延し、都市部の街角にはゾンビような人々がたむろしています。

アメリカとサウジアラビアの関係は深いと思っていましたが、すでにサウジアラビアはアメリカに見切りをつけているようです。今ではアメリカを尊敬している中東の国はないのではないでしょうか。中東イスラム圏は内輪割れは不利と考える様になってきたと思います。イランとサウジアラビアが関係改善に前向きなことは中東の希望を明るくしてます。

アメリカは、ロシアのウクライナ戦争を信用回復のチャンスと考えていますが、やっていることは小中火器・弾薬をウクライナに提供することだけで、戦争をやめさせる説得力はありません。ロシアと戦争したくないと考えるので、最新式の戦闘・爆撃機、ミサイルなどは提供していません。当然のことながら、小中火器だけの支援ではウクライナは、被占領地奪還が容易ではなく、戦場は膠着、戦争は長引き、ロシアは軍人を失い、武器弾薬を消耗し、ウクライナは、アメリカなどから提供される武器弾薬不足に苦しみながら軍人を失い、町を廃墟にしています。アメリカは、軍人こそ失っていませんが、武器弾薬を提供することで損失を続けています。アメリカに勝利はないでしょう。当然のことながらアメリカの信用は回復しません。

そのアメリカが、東アジアでは影響力を失いたくないということで、対中国、対朝鮮(北)で派手なパフォーマンスを繰り広げています。

世界指導力を失い、衰退の一途をたどっているアメリカが東アジアで平和維持に貢献できるか疑問です。緊張は高まるだけで、中国も朝鮮もアメリカも台湾も韓国も日本も、軍事力強化で民生を圧迫する段階に入る恐れがあります。(注)朝鮮の民生は悲惨です。軍事力強化、戦争で大損しない国などありません。

アメリカは信用回復に東アジアを利用する考えですが、失敗する確率が高いと思います。

独裁主義政治は問題ですが、独裁主義政治を潰すために戦争をやるようでは被害が大きすぎます。独裁主義国の国民が目覚め、中から政治改革を求めることがだいじです。

そのためには民主主義国は国民の幸福度を高めることで独裁主義国の国民の尊敬を勝ち得ることがだいじです。今のアメリカを見ていると、独裁主義国の国民だってアメリカはいいと思わないでしょう。

ところで日本の国民の幸福度はどんどん下がり、貧困層が拡大しています。国際機関はたびたび日本に、日本は先進国ではない、中進国に下がったと警告を出しています。ところが日本の政治家、経営者は、自分の生活水準に満足し、日本の水準に無関心です。彼らは貧困層の拡大を無視し、防衛力・アメリカとの同盟強化・反撃能力を保有と叫んでいます。国は赤字、貧困層拡大でどうして防衛などできるでしょうか。まして防衛戦争など継続できません。戦没者は増え、多くの町が廃墟になり、アメリカからの武器弾薬の提供が不十分と嘆くでしょう。日本は戦争しないことに知恵を使うべきです。分不相応の背伸び外交はやめるべきです。

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