関西うつ自助会。大阪、京都、兵庫、家族会

活動報告やうつについてのお話を提供するblog
大阪、京都、兵庫で開催しております!

最近の思うこと

2009年05月14日 | うつについて
大阪担当です。
話題に困窮しているので今回は私事にまつわることでも書こうかと。

ここ3週間ほど大阪担当は体調を崩しております、もちろんうつで。
朝起きると不安にかられ、何もする気になれないのがだいたい午後6時までつづきます。それ以降になると食事して寝るだけだから少し元気になります。
そんな生活を主にしておりました。
今は少しだけ楽になり、こうやって文章でも書こうかというくらいの気持ちには戻りました。
どうやってそのくらいの気持ちに戻ったか、と問われると多少返事に困るのですが、私はやはり人と話しをすることによって少しずつマシになってきました。話をただ聞いてもらうだけのときもあったり、あるいはカウンセラーの元へ駆け込んだこともあります。そんなこんなの3週間でした。

うつの人にとって、その状態もあると思いますが人と話すのは大変辛かったり苦労したりします、話を受ける側にもその苦労や辛さが伝わってしまいますのでできれば避けようとします。
普通の友達同士の会話であるなら、飲みに行こうかとか、慰めの言葉をかけてもらったりして互いに元気になるものですが、片方がうつだとそうはいかない事があります。その人の心の重さと付き合っていかないとうわべだけの言葉飾りになってしまい、失敗したな、話が重いなと感じてしまいがちです。

じゃあうつの人の話をどうしたら聞いてやれるのか、ということですが、互いに信頼しあっている仲であり、うつについての多少の知識のある方、あるいはうつを支える家族の方になると思います。
しかしうつの人に「話を聞いてもらいたいんだけど」といわれたら、正直たまったもんじゃないでしょう。でも互いに信頼しあう仲なら、家族なら、聴くだけでも聴いて欲しい、返事はなくてもいい、ただ辛い胸の内を聞いて欲しい、そんな気持ちの声を、どうか聴いて欲しいと思います。聴いてもらうだけでもうつの人は楽になります。

うつ病はどうも「親愛」に関して考えさせられる病気でもあるのかなぁとか思う今日この頃です。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつと認識

2008年12月15日 | うつについて
大阪担当です。
今回はうつと認識について少し。
認識てどういうことじゃいとの事ですが、うつ患者が「うつ」であることの認識しているかどうかです。
そんなの医者に言われて投薬してるから「うつ」なんて自他ともに認識できることじゃないか。というのもごもっともです。
何が言いたいかというと、「うつ病の人はどこまで自分を認識できるか、認識することで楽になる」ということがいいたいのです。楽になりたい。じゃあどうすれば良いのか、ここでかんたんなメソッドを。
誰しもうつにかかった人は原因を探り出し、その原因についてすごく後ろ向きに考えます。生真面目すぎた、仕事を頑張りすぎた、人間関係で疲れた。色々あります。
家族や友人たちも考えます。どうしてうつになったのかを。
みんなうつになった原因を探し、それについてクヨクヨと考えがちです。
でもうつになった原因を突き止めたからといってうつは軽くなりません。自分がうつになった原因を知っている状態でいる意味「止まって」しまいます。
そしてうつになってしまった自分はどうすれば良いのか、そんな思いが去来します。つらい体を動かして、回らない脳を回して、辛い思いをしてうつに関しての知識を得ようとします。そして薬に詳しくなったり自分の状態に絶望したりします。
辛い心身を動かして、得た知識を知恵として活用できない自分に能力の無さを感じます。
でもその中で気付くべきこと、気付いてあげるべき事があるのです。
それは「頑張ってきた」という事実です。多大なストレスに立ち向かい続けた強靭な心身は間違いなくあなた自身であり自信を持つべき要素なのです。
「今まで頑張ってきたじゃないか」「今まで針の山に座るような会社でよく生きてきた」そんなあなたの心身を自分が知り、支える家族や友人が知り得ることで、少しだけ心は軽くなります。
「辛かった、よく頑張ってきた」そんな自分を褒めてやることで新しい自分への認知が始まります。

ちょっと短絡的な考えではありますが。頑張ってきた自分を認識し、褒める視点のメソッド、少しアリだとおもいませんか!?



さて次回の開催ですが。
12月の京都グループセラピーは

日時:12月21日(日) 14~16時
   ※土曜日ではありません。ご注意ください!
会場:中京青少年活動センター(いつもと同じ)

参加申し込み・問い合わせはメールにてkimgets666@zeus.eonet.ne.jp までお願いします。
会場予約の関係で、いつもの土曜日ではなく日曜日となりました。土曜日は仕事等で参加できないという方、ぜひこの機会にお越しください。


大阪の開催は
〈大阪グループセラピー〉
日時:2009年1月4日(日)
   午後2時から4時頃まで (会場は午後1時から開いています)
場所:北区民センター(JR環状線天満駅)
連絡先:kimgets666@zeus.eonet.ne.jp

以上です。くわしくは「うつコミュニティ」HPにて!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつと音楽?同質の原理

2008年10月15日 | うつについて
大阪担当です。
いきなり余談で申し訳ないですが連休中はエンカウンターグループという集まり?に参加していました。とても充実した毎日でした。

その中で印象的だったのは、朝は小鳥のさえずり、夜は虫の音が聞こえてとても良い空間ができていた事です。

こういう叙情的な感情というのはうつの時は感じ取ることができません。それは良くも悪くもあることです。
音楽などはよく心を癒してくれる一種のセラピーのようなものがありますが、うつのときはそれすらも感じることができなくなります、しかし、音楽同質の原理といって、悲しい時は、悲しい音楽を、落ち着きたい時は、落ち着いた音楽を聴くほうが良いという原理です。
うつの人に落ち込んでいるから「元気出しなよ!」といっても元気が出ないのと少し似てますね。
私はうつをなんとかしようと思ってヒーリング音楽を借りて聞いていましたがむしろ落ち込んだほうでした。
じゃあうつのときは暗い曲(山崎ハコとか?)を聞けば良いのかと問われると答えに窮しますが。

音楽同質の原理で何が言いたいかと申しますと自分の気持ちを代弁できる音楽、それを見つけることだと思います。
それはきっと今まで聞いてきた音楽の中に存在すると思います。何故なら生育暦の中にはかならず楽しかった思い出と悲しかった思い出が存在するからです。そのときにフィットした音楽というのを少し考えてみて、うつ状態でも聞いてへこまない音楽があれば聞いてみてはいかがでしょうか。

今回は実にやっつけな文章で申し訳ありませんがこの辺で。

さて次回の開催ですが
京都開催は
日時:10月18日(土) 14~16時
会場:中京青少年活動センター(いつもと同じ)
参加申し込み・問い合わせは大阪と同様、メールにてkimgets666@zeus.eonet.ne.jp です。

大阪開催は
日時:2008年11月3日(月)
   午後2時から4時頃まで (会場は午後1時から開いています)
場所:北区民センター(JR環状線天満駅)
参加申し込み・問い合わせはメールにて
kimgets666@zeus.eonet.ne.jp

です。以上よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつの長期化

2008年08月28日 | うつについて
大阪担当です。
今日はうつの長期化という話を少し。
うつコミュニティの大阪開催や京都開催、あるいはうつ病の自助機関などに足を運びますとうつ暦5年や10年の人を見かけることもめずらしくはありません。
うつ病の程度にもよりますが5年や10年の方を見ていると外見はうつとは全く無関係のように伺われがちですが内面は長年蓄積されたうつ心が渦巻いていて、表面化しないよう常に気を使っているようです。
私はあまりうつ暦は長くはないので詳しくはわかりませんが薬は飲んでいるが効いているのかわからないような感覚であったり、薬を変えると調子が崩れるから何年も同じ薬で生活しているということもあるようです。

そういう長期化したうつ病を打開するために何が必要か、大変難しい問題だと思います。うつ病を長く抱えると自分自身も辛いですし支える家族や友人も大変だと思います。
長期化したうつの方には自分自身の役割、というものが希薄化しているのではないか、だから少しづつ家事や仕事を任せるようにしていき、「自分は家族の中で、社会の中で役割を担っている」という責任感を持たせることでうつがよくなったというケースもありました

果たして長期化したうつというのは何なのか。
うつ病は本来回復するはずだ。回復しないのは、何か外的なものが回復を妨げているからなのか。
心的状況などのために、本来回復すべきうつ病が長びいているのではないか
色々考えられますが何にせよ「うつを治したい!」「うつから脱却したい」「うつとうまくつきあいたい」という思いはうつ病歴が短い長い関係なくうつ患者が望むのもです。
その気持ちだけはしっかりもっていればきっと良くなると信じることが、うつの長期化によって失いがちなのでその辺をしっかりカバーしていくことが重要なのではと思いました。



今月の京都開催は
日時:8月30日(土) 14~16時
会場:中京青少年活動センター
※グループセラピーに関する問い合わせは kimgets666@zeus.eonet.ne.jp
までメールでお願いします。


大阪開催は
日時:2008年9月6日(土)
   午後2時から4時頃まで (会場は午後1時から開いています)
場所:北区民センター(JR環状線天満駅)
   詳細はhttp://www.utsucom.net/まで!
※グループセラピーに関する問い合わせは kimgets666@zeus.eonet.ne.jp
 までメールでお願いします。


グループセラピー家族会の集まりは
日時:9月28日(日)午後1時から午後5時まで(途中退室あり)
場所:ラポール枚方 地図:http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/gyousei/shoki/sisetu/si_ho02.htm
京阪枚方市駅より徒歩5分
参加費:500円
参加資格:うつを支える家族(うつ当事者は参加不可とさせて頂きます)
※グループセラピーに関する問い合わせは kimgets666@zeus.eonet.ne.jp
 までメールでお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつとサクセスイメージ

2008年08月17日 | うつについて
大阪担当です。
週に2回は更新したといっておきながらこの有様です。
というよりもう話題が尽きたような感があるのはいたしかたないところ。

さて今回はサクセスイメージです。
みなさんはうつのときどのような将来イメージを作っていましたか?
私もそうですがおそらく9割の人はネガティブで自殺的なイメージを描いていたと思います。
うつ病だからそんな将来イメージを抱いてしまうのは仕方のないことですが今回はちょっと目線を変えてみませんか?というお話です。

うつ病だから自殺的な将来イメージを抱く、これは当然のことと思います、つらい、暗い、出口のないイメージを抱くでしょう。
でもイメージの世界ってたくさんのイメージ世界ができますよね、なのでこういったネガティブなイメージの中でもプラスのイメージを一つだけ思ってみませんか。イメージするだけならただ同然ですし、ネガティブの中にそんなイメージがあってもイメージの世界はなんでもありです。
プラスのイメージはできるだけ豪勢で贅沢、夢のようなイメージを作りましょう。
叶う叶わないは別問題です、とにかくうつを超越した夢のような世界をイメージします。そしてそのイメージに近づくように自分の行動を選んでいくのです。
言葉では簡単ですが実行するのは大変難しいと思います、しかしどうやってうつの壁をひょいと飛び越えるかというイメージを一つでも持っていると自然と飛び越えるための行動を始めてしまうものです。だってそのほうが自殺的なイメージより明るい未来がイメージされているからです。
何を書いてるかだんだんわからなくなってきましたが、とにかく今回言いたいのは成功的なイメージを持つことは本当に成功するような行動を自然に選ぶようになる。という努力を考えてみませんかということであります。

次回の大阪開催は9月6日です。皆様のご参加を心待ちにしております。

日時:2008年9月6日(土)
   午後2時から4時頃まで (会場は午後1時から開いています)
場所:北区民センター(JR環状線天満駅)
   詳細はhttp://www.utsucom.net/まで!
※大阪のグループセラピーに関する問い合わせは kimgets666@zeus.eonet.ne.jp
 までメールでお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動き出すことの勇気

2008年06月17日 | うつについて
山さまAKIRAさまコメントありがとうございます。ただいま4名のご参加予定があります、まだまだ募集しておりますのでご覧の皆様もご興味あればぜひご参加を。

動き出す。まあ誰しも勇気がいるわけですが、ことさらうつ病という病気はこの「勇気」というものを奪いさってしまうなぁとか思います。
あじさいイベントの発足案というのはグループセラピーが終わってから3名集まって話をしているうちに決めたことなのですが、チラシを作成したり当日集まりの看板(のようなもの)を作るには自称うつが治りかけている私でもよいしょがいりました。これでは復職するなんてさらによいしょがいるなぁ、動き出すには色々な勇気がいるなぁとか思いました。
うつ病は自殺に追い込むための「間違った勇気」を与えます。変に自信がついてしまい自分を死に追いやる自覚もなく自殺に至る人もいます。どうかうつ病のまちがった勇気にかられ、行動を起こすことのないよう願うばかりです。うつうつと日々を過ごす事はつらいけれど、うつ最悪期における心構えは「我慢する覚悟とよくなると信じる勇気」だと思います。ネガティヴだけど、辛いのは自分だけではない、孤独を抱え込んでいるのは私だけじゃない。そんな考えも持って欲しいです。傷のなめあいだと卑下するかもしれませんが、傷の舐めあいで気分が晴れるなら多いに結構だと思います。立派な治療行為だと思います。人間延々とプラス思考で生きている人間なんてありえないのですから。


次回の大阪開催は

日時:2008年7月5日(土)
   午後2時から4時頃まで (会場は午後1時から開いています)
場所:北区民センター(JR環状線天満駅)

です。また、6月はイベントもやっております。
三室戸寺のあじさいでも見に行く計画をと考えております。

日にち:6月22日(日)雨天決行
待ち合わせ時間:午後1時にJR京橋と京阪の改札の間。
グループセラピーでの余剰金での
金額負担:京阪京橋駅から三室戸駅の往復。三室戸寺の入山料金、帰りに寄る喫茶代。
参加資格:一度でも大阪のグループセラピーにご参加された方。

午後1時から集まり、終わりはだいたい4時半頃をめどにしています。
参加を希望される方、ご質問などはkimgets666@zeus.eonet.ne.jp
まで参加メールください。それと緊急時の連絡先をご明記下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々に更新。

2008年06月11日 | うつについて
大阪担当です。
あまりに更新時期が外れてしまいましたがとりあえず生きています(笑)
私事ですが最近「自助努力」という言葉について色々と考えています。
うつの自助努力、一言で言えば簡単ですがやろうと思えば大変辛いです。
もちろんうつの状態にもよります、最悪期に自助努力などしようものならどんどん負のスパイラル化するだけですし、寛解期での自助努力はとてもうつに効きます。
規則正しい生活をするというだけでも大変効果がありますし、グループセラピーに参加してみんなとの交流を深めるというのも大変有意義です。
しかしうつの皆様に気をつけていただきたいのは、うつだから、という免罪符をモラルに使うことなく、ちゃんと自己責任と礼儀をわきまえた自助努力として他人との交流を深めましょうということです。

今、うつコミュニティの掲示板が賑やかになり、辛い日々を過ごしているみなさんが
少しづつでも心の安寧を得る機会が多少なりとも増えています。うつでの辛い感情を吐露していける場があるのはうつを乗り越えていく一助になると思います。だからこそいわゆる「ネチケット」を大切にしていきたいと思う今日この頃。

なんだかとりとめのない文章ですがとりあえずうつコミ関西のブログを忘れてないということだけはお伝えしておきます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつと家族

2008年05月21日 | うつについて
大阪担当です。
今回はうつと家族についてお話したいと思います。
家族は一番初めに憶えるシステムにして一番愛情を感じるシステムです。
グループセラピーでときおりみかけるのは「家に迷惑をかけたくないから実家にも帰りたくない」という方もいらっしゃいます。
たしかにうつ病は脳の病気にしてお薬を飲めばある程度は治る病気です。でもうつ病では「ひとりでいたいのに誰かに助けて欲しい、理解して欲しい」という心の葛藤を送る時期があります、そのときはどうか家族というものを頼ってみませんか?
もちろん家族の事情等色々な理由はあると思いますが、自分が育ってきたシステムです。大人になったら終わり、結婚したら終わり、というシステムではありません、永久機関ともいえる偉大なシステムだと個人的に思います。うつ病でない人にうつを理解してもらうのは大変です。本やネットではわかりづらい病気です。でも、家族のもつ愛情というか、助け合うシステムに寄りかかってみて欲しいです、医者よりもわかってくれる理解者になるかもしれません、でもひょっとすると、時代遅れではありますが座敷牢に入れられるような扱いを受けるかも知れません。でも家族は唯一無二の存在です。両親からの無償の愛を受けて育った、あるいは育てた存在を無碍にすることはけしてないと思います。どうか、一人で抱え込まないでいて欲しい病気の一つではないかと個人的に思います、つたない文章でつかみづらいと思いますが、家族
に頼ることを考えてみませんか?

次回の大阪開催は
日時:6月1日(日)
場所:大阪市北区民センター
時間:午後2時から午後4時まで(会場は午後1時より開いています)
※大阪のグループセラピーに関する問い合わせは kimgets666@zeus.eonet.ne.jp
までメールでお願いします。

6月はイベントもやっております。
三室戸寺のあじさいでも見に行く計画をと考えております。
日にち:6月22日(日)雨天決行
待ち合わせ時間:午後1時にJR京橋と京阪の改札の間。
グループセラピーでの余剰金での
金額負担:京阪京橋駅から三室戸駅の往復。三室戸寺の入山料金、帰りに寄る喫茶代。
参加資格:一度でも大阪のグループセラピーにご参加された方。

午後1時から集まり、終わりはだいたい4時半頃をめどにしています。
参加を希望される方、ご質問などはkimgets666@zeus.eonet.ne.jp
まで参加メールください。それと緊急時の連絡先をご明記下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつ病と減薬

2008年04月28日 | うつについて
大阪担当です。今回はうつ病と減薬について少し。
いわゆる寛解期に入るともう大丈夫と思い込み、自己判断で薬を少しだけにしたり、飲まなくなる方がいます、ここまできたのだから少しでも副作用を抑えたい、薬を飲むのはもうごめんだ、そう思う方もいます。しかし寛解期はあくまでの回復の兆しでしかないのでまだ気分の上昇や下降は残ったままですのでこの時期に薬の変化をもとうとすると再び体や心に不調をきたしたり薬があわなくなってきたりします。
なので減薬は医師の見聞と意見よよくよく聞いておくのが一番です。しかし医師としては寛解期を抜けて回復に至っているのかどうかは患者さんでしかわからないし患者さんですら自覚していない場合があります。
なのでお医者さんは減薬について非常に慎重ですし時間をかけようとします。幸い私の場合は医師から2年くらいかけて減薬を初めてみようかという話が出たのでそこいらの問題はわりと簡単にクリアできたのですが、これは医師と患者がどれだけコミュニケーションしているか、信頼関係を築いているかによると思うのです。
つまり言いたいのは自分は患者だから医師におまかせというわけではなく、自分の症状を説明し、医師とのコミュニケーションを図って欲しいと思います。私の通っている心療内科は2時間待ちの5分診療ですがそれでも2年かけての意思の疎通は十分できていると思います。
信頼関係の持てる医師との関係を築き、しっかりと相談した上で減薬を始めましょう。ゆめゆめ自分で勝手に減らしたり飲まなくなったりしないように。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珍しく京都担当。主婦のうつについて!

2008年04月02日 | うつについて
京都担当です。めずらしくセラピーご報告以外に記事を書かせていただきます。

3月のグループセラピーの中で触れることも記事を書くこともできなかったのですが、個人的にとっても語りたいテーマがありまして、それが上記タイトルなわけです。(「足引っ張り役」さん、コメントありがとうございます!引っ張ってなんかないですよ!頼りにしてます!)
男性がうつを抱えながらの仕事、休職・復職・退職・再就職・・・について語るのを聞きながら、それもとってもよくわかるのですが、一方で「休職して休めるなんてうらやましい!」という気持ちにもなってしまいました。というのは、京都担当は専業主婦でうつを抱える、という経験をしているからです。

グループセラピーにも、主婦でありうつを抱えているという方も何人か来られます。「主婦である」ということを強調したいのは、ほかのどの仕事にもない特徴として、「自宅にいながら休めない」からなのです。外で仕事を持っていれば、休職して自宅にいる間は、仕事を切り離して90%くらいは休むことができます。しかし主婦は、24時間365日、自宅が仕事場と同じことです。休職するということを主婦に置き換えると、一年くらい自宅を離れてホテル住まい(家事をしなくてよい)という感じですかね。実際にはそんなことは経済的に無理ですし、実現しようと思えばホテルの代わりに入院するくらいが関の山ですね。というわけで、主婦でうつを抱えてしまうと、十分に休むことができないという悲鳴をとてもよく聞きます。

仕事をしながらうつを抱える、ということの大変さもよくわかるつもりです。しかし、主婦がうつを抱えるということについても、もっともっと知ってほしいと思います。家の中が散らかり放題でも、洗濯物を溜め込んで山を作っても、出来合いばっかりの食事でも、休職してるんだからいいじゃないじゃないですか!
われながら異論の出そうなことを書いてしまいましたね・・・でも主婦でうつのみなさん、きっと共感していただけますよね? ね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする