13日午後11時過ぎ福島県宮城県沖で震度6強の大きな揺れを伴う地震が発生した。2011年の東日本大震災の余震と言われる。あれから10年、そろそろ人々のこころからひと安心の気持ちが出始めたころに再びの強震が襲いまたかのことではなかったか。今回は10年前とは違う揺れではなかったかだ。地震本来の強烈な揺れで高速道路ののり面の崩壊や新幹線の電柱の折れ曲がり、伊達政宗の墓所瑞宝殿の石灯篭の倒壊など地震本来の瞬時の強烈な揺れがあったようである。
東京電力福島第一第二発電所のすぐ沖合が震源地でよくもこの地に原発を建てたものだと今更ながら驚きで今回も使用済み核燃料保存のプールの水が揺れで溢れ出たようだ。危険はないと東電は発表しているがそんなことはあるまい。プールが土砂崩れで倒壊してひっくり返ったらとゾっとする。当局は一瞬肝をひやしたことであろう。
このところ2月とは思えない暖かい日が続いている。3月下旬から4月上旬の陽気である。私が小学生だった頃、季節外れの暖かな日が来ると母がいつも「地震が来ないか心配だ」と漏らしていたことを思い出す。母が心配していたことが現実に起こったようでそれが遠く東北の地であって私たちの住む近くでなかったことがなによりだと被災地の皆さんには申し訳ないがそんな気持である。菅総理にはご苦労さまとねぎらいでいっぱいだ。安倍内閣の後始末はコロナと東京オリンピックの丁寧な開催中止で頭下げ下げの毎日であろう。後しばらく頑張ってくださいとしか言いようはない。