お帰りなさい、「しらせ」

2021-02-25 09:53:22 | 日記
 南極観測船「しらせ」が22日会場自衛隊横須賀基地のある横須賀港へ帰ってきた。今回はコロナで初の無補給無寄港の行程だった。通常往路は豪州の港に立ち寄り燃料食料などの補給をして昭和基地へ向かい、帰路は港は違うが豪州の港に立ち寄り休憩ないしは燃料などの補給をして日本に向かうが今回はそれが一切なしでの旅だった。昨年11月6日に出港して108日目の2月22日である。「しらせ」にそれが可能な能力があるということを始めて知った。乗組員の皆さんはそれなりの我慢強さがあるということだ。
 今年の大河ドラマの主人公渋沢栄一だが、あの時代にも日本から欧州への船旅があり長旅をした皆さんはどうだったのかを想像すると現代のわれわれの生活からは信じられなかったのではと思えてくる。食料はどうしたのか、飲み水はいかに調達したのか、睡眠はいかにしたのか等々で特に船上での燃料などどうしたのか知りたい。「しらせ」は電気がありガスがあり食料の調理は簡単だが渋沢の時代はどうしたのか。衣服も着っぱなしで洗濯などなかったのではないか。渋沢栄一を取り上げるNHKの番組もこの時代の船による船上生活の様子などをリアルに再現して彼のこの時代をより鮮明にしてもよいのではないだろうか。