警察庁長官引責辞任

2022-08-26 10:32:57 | 日記
 安倍元総理の銃撃殺害事件で警察庁長官の中村格(いたる)氏が引責辞職する。同時に奈良県警察の鬼塚友章本部長も辞職する。この他にも関係する部署の入れ替えなどそれなりの人事異動はあるものと思われる。
 江戸末期の政変である桜田門外の変で大老井伊直弼が襲撃されて落命した。駕籠周りの警護付き添いの武士がその場で落命重傷を負ったが生き残りのものも後日切腹した。井伊家の役人ほか多数が責任をとらされて切腹した。
 安倍元総理の今度のテロももしもこれが江戸時代であるならば中村氏も鬼塚氏も引責辞任だけでは済まされていないかもしれない。平和な民主的な現代、要人警護の不備で済まされているが、自民党幹部もそれなりに責任をとるべきだと思うがその人々は相変わらづ副総理や幹事長の役職に就任されている。宗教団体と関係があるのは公明党だけだと恐らく多くの国民は信じていたと思うが自民党も同じムジナの仲間だったとはと驚く。派閥の親分として担ぎ上げられていた安倍さんだろうが、担ぎ上げる方はおそらく自分の身分を保証してくれる有難い存在としての見方だったに違いなかろう。それが世の中といってしまえばそれまでだが、それにしても組織の長たるものがなんなのか、ちょっと寂しい気持ちにさせられる秋の気配が漂うこの季節に沈む思いである。