「週刊朝日」が休刊

2023-05-30 09:14:01 | 日記
 長い発行歴史を持つ週刊誌「週刊朝日」が今日で最終発行となり以後書店の窓口から消える。週刊誌の需要が減った証しであろう。今はネットの時代であるしまた映像の時代で一週間後を楽しみにしていてはその間次々に現れる新しいニュースに埋没してしまい忘れ去られてしまう。パソコンがスマフォが週刊誌という媒体を消し去ったということだろう。パソコンやスマフォはあらゆる出来事を今も昔のそれを内蔵していてしかも必要と思うその時に瞬時にして現前に表してくれる。紙に表す媒体はこれに太刀打ちできない。
 以前は3流週刊誌はハダカを売りものにしてその存在感を果たしてきたが、パソコンスマフォはこの分野でも大きな幅をきかせ最近の週刊誌からこのハダカを無用のものにした。カメラ雑誌が消滅したのもこれだった。高価なカメラ1台よりも安価なポケットに入れらて片手で持ち運べるデジカメで自由に勝手に写せる時代のものとして大きく広まった。
 カンヌ映画祭で役所広司さんが男優賞を受賞したことで新聞のコラムが小津監督の映画について書いている。小津は「映画の聖なる宝」という表現でもって小津の映画を称している。書棚にある小津映画から「東京物語」を取り出して見ている。平成23年4月4日NHKプレミアムのデジタルリマスター版の録画である。