第66次南極観測隊員の62人が空路成田空港から出発した。既に観測船「しらせ」は12月5日頃にオーストラリア西海岸のフリーマントルに着岸しているので間もなく乗船する手はずになっているだろう。
以前は観測隊員もすべて「しらせ」に乗船していたが、隊員のこれからを勘案してフリーマントルからの出航にあわせてのことのようだ。今回の越冬隊員は31人でその内女性は7人と過去最高人数でさぞ観測基地は和やかな風景になるだろう。初の観測隊「2世」も今回の隊員にいるとう。
また、今回の観測隊員114人を率いるのは初の女性隊長の原田尚美さん(57)で南極観測に女性が大きくその範囲を伸ばしていることは観測そのものが一定の軌道の乗っていることの証であろう。
尚、越冬隊31人を率いるのは藤田建隊長(54)で26年春に帰国する。2月に66次観測隊と65次越冬隊そ乗せて豪州に寄港して隊員を下船させ新たな隊員を乗せて再び南極に折り返す「2レグ制」を初めて導入するという。