為替の円安が進んでいる。米国の金利が更に上がるとのことでこの円安は今後更に進むとみてはよいだろう。今の処日銀はその対応策を示していないのはこの円安を容認しているフシがある。それは行くところまで行き着き日銀の思うストーリーになった時点で円金利の引き上げということではないだろうか。
金利引き上げは様々な問題にぶち当たるだろう。大企業は金利引き上げに対する準備をしているだろうがこの失われた20~30年の間に低金利に慣れてしまった中小企業が利上げに対する対応ができるかどうかでそこには相当のリスクを伴うことが予想できる。個人では金融資産保有の上位を占める高齢者層と若年層とりわけ子育て世代の間でかなりの所得格差が生じようし難しいかじ取りが要求されるものと思われる。
企業の輸出部門の担当者は為替予約で大変だろう。まだまだ円安に進むというのが大方の見方である。