有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

目的の花は見られず

2024年11月02日 | 山野草
今回は目的の花が見られずでした。
撮れたのはアサギマダラ(’浅葱斑)とサクラタデ(桜蓼)だけ。(T_T)
植栽のフジバカマ(藤袴)でアサギマダラ(浅葱斑)が吸蜜してるところに遭遇。
↓2枚は花だけを撮りました。

キク科ヒヨドリバナ属の多年草で本州~九州に分布、古代に大陸から入っと言われてます。
背景の白いのは白花のフジバカマなのか、それともヒヨドリバナ(鵯花)なのか?

白い花の方にアサギマダラが居ました、花の色は関係なようです。 

タテハチョウ科マダラチョウ亜科、前翅長43~65mm、全国に分布、幼虫で越冬。 

1,000kmも移動すると言われてます、マーキングして放蝶し移動距離を調べてるようで。 

赤い花に移動しました。 

この小さな体で僅かな蜜を吸うだけで1,000kmも移動できるとは。
風に乗っての話しでしょうが、鳥に比べ飛翔力が弱いのに良く目的地まで行けるものです。
目的地に行ける確率はどれくらいなのでしょうか?

動画も撮りました。 

アサギマダラを撮ってから、とある休耕田へ。
ミゾソバ(溝蕎麦)とヌマダイコン(沼大根)が咲いてたのみで目的の花は見られず。

ヌマダイコン、キク科ヌマダイコン属の多年草で関東~沖縄に分布。 

遠くて画質が荒れアキアカネ(秋茜)♂かマユタテアカネ(眉立て茜)かはっきりしません。 
アキアカネなら今季初撮りです。 

別の休耕田に咲いてたサクラタデ(桜蓼)。 


タデ科イヌタデ属の多年草で本州~沖縄の水辺、湿地等に分布。 


花の色と形が桜に似ている事が名の由来。 


雌雄異株、雌花は雄蕊より雌蕊が長く、雄花の雌蕊は雄蕊より短い。 


雌蕊の柱頭は3分岐するようなので、画像のは全て雄花のようです。 

花の直径は8~10mm。 

休耕田の花は行くのが少し早かったようで再訪する事に。
自作の花暦には10月下旬となってるのですが、今期は遅れてるようです。
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晩秋に咲く花を撮りに(2)

2024年11月01日 | 山野草
晩秋の花を見にの続きです。
エンシュウハグマとムラサキセンブリを見て、三つ目の花を見に行きます。
花数の多かったツリガネニンジン(釣鐘人参)。

ツリガネニンジンは花が片側に偏って咲くんでしたっけ? 

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)。 

画像では大きく見えますが実際はこんな感じ、小さな花が集まってます。 

イヌザンショウ(犬山椒)の実が全て落ちてしまった残骸。(^^;)
色が綺麗だったので思わずパシャッと。

ミカン科サンショウ属の落葉低木で本州~九州に分布。
サンショウ(山椒)との見分けは、棘が互生がイヌザンショウで、対生がサンショウ

ゴンズイ(権萃)の実。 

センボンヤリ(千本槍)の実。
春と秋に2度花を咲かせますが、秋は閉鎖化で花が開花する前に自家受粉して実を結びます。
↓の状態を大名行列の毛槍に見立てたのが名の由来。

さて見たかった本命の花がこちら、少し早過ぎるかと思ってましたが咲いてました。
ウメバチソウ(梅鉢草)。

ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草で北海道~九州に分布。 

生育環境が湿地や陽当たりの良い湿地となってますが、こちらでは礫地でも見られます。 


ここのは笹の中に埋もれ、陽当たりの悪いそれ程湿っても居ない所に咲いてました。
他に上を雑木で覆われた薄暗い所でも確認してます。

ただ数はどこも少なく、多くて5~6株程度。 

今のところ数の減少は見られないものの、危うい状態に変わりは有りません。 

ツリガネニンジンにウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)。 

翅を広げたところを。 

僅ですがオケラ(朮)も咲いてました。 

花の色は白~淡紅色が有ります。 

花の下に棘のように見えるのは苞、硬そうに見えますがそうでも有りません。 

こちらはノアザミ(野薊)だと思います、アザミは種類が多くて難しい。 

今日から11月、山野草も終盤ですがまだリンドウ(竜胆)、センブリ(千振)等が控えてます。
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晩秋に咲く花を撮りに(1)

2024年10月31日 | 山野草
10月下旬に咲く花を撮りに、目的の花は小さな風車のような花。
それはエンシュウハグマ(遠州白熊)、斜面に笹に埋もれそうになりながら咲いてました。
※更新が遅れてるので記事より花の咲き具合が進んでます。

↑のような状況なので背景が抜けないのが難点ですが、なんとか抜けてるように。(^^;) 

キク科モミジハグマ属の多年草で愛知・静岡に分布する日本固有種。 

花の大きさは直径約1cm、小さな風車です。 

上から撮ったので分かり難いですが、花数の多かった株。 

曇りだったので逆光透かし撮りにはなりませんでした。 

花を撮っていたらホシホウジャク(星蜂雀)がやって来ました、今期は星蜂雀の当たり年です。 

これまでサワギキョウ、コスモス、シモバシラ、ヒキオコシ、そしてエンシュウハグマでも。
他に居たけど撮れなかったり使えなかったり。

他の花も咲いてました、コウヤボウキ(高野箒)。 

キク科コウヤボウキ属の落葉小低木で関東~九州に分布。 

似たのにナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)が有りますが、今回見付けられず。 

ツルリンドウ(蔓竜胆)。 

リンドウ科ツルリンドウ属の蔓性多年草で北海道~九州に分布。
花の直径1~1.5cm、長さ2~3cm。

ヤナギノギク(柳野菊)。
キク科シオン属の2年草で静岡・愛知・四国・鹿児島の蛇紋岩地帯に分布。

母種はヤマジノギク(山路野菊)で葉が柳の葉のように細いのが名前の由来。
↓は分かり易い様に葉に焦点を合わせてるので花はボケてます。

花の大きさです。
環境省、愛知県共に絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。

紫千振が咲き始めてました、まだ蕾の方が多かったですけど。 

リンドウ科センブリ属の1・2年草で本州~九州に分布。
※分布域は環境省のRDB検索システムに依ります。

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。 

エンシュウハグマは見頃でしたが、ムラサキセンブリには少し早過ぎました。
例年撮ってる夕陽に染まるムラサキセンブリを後日撮りに行く事にしましょう。
 続く・・・。
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山裾の何時もの場所で

2024年10月30日 | 
何時もの鳥見場所の山裾へ、残念ながらほぼ留鳥しか出ません。
遠くの枯れ木?に小鳥の群れが、一応撮って拡大してみたらメジロ(目白)でした。

近くに出てくれたのはヤマガラ(山雀)。 

この日も車内からの撮影です、待ってると時々ヤマガラが。 

また動画を録ってみました。

また遠くの枯れ木に小鳥が、撮ってみるとエナガ(柄長)とメジロのようです。 

こっちに来ないかなぁと待ってたら来るもんですねぇ。(^^) 

群れで来るのが有難いですが、逆に目移りするのと動き回るのが困りもの。 

とまってる木は何の木でしょう?ナンキンハゼの実はエナガには大き過ぎる? 

相変わらず動き回るのでなかなか捉えられません。 

中には「どうだ!」と言わんばかりのドヤ顔のエナガも・・・って偶然ですけど。(^^ゞ 

これが↑の平常のの顔かな。 

こういう撮り易い所に出てくれた時に、すかさず撮れるように練習しないといけません。 

しかし、なかなか練習は出来ずに(せずに)殆どぶっつけ本番です。 

後ろ向きでしたが振り向いてくれました。 

振り向いたと思ったら「撮ってくれ」と言わんばかりの顔に。 

葉隠れ枝被りですが2羽同時。 

エナガの動画も撮ってみました、シジュウカラも撮れました。 

エナガが一頻り撮らせてくれて飛び去り、その後は何も出なくなります。
帰り掛けに田園地帯の畔を行くと、まだ刈られてない稲田を背景にモズ(百舌鳥)が。

また10羽程のケリ(鳬)の群れが一斉に飛び立ちます、直ぐ傍を車で通るので当然です。
群れで飛ぶのを撮ろうとしたものの、結局この一枚しか撮れませんでした。

刈られた稲田に残っていたノビタキ(野鶲)。 

こっちを見ました、多分今年はこれが最後かも?また来年も来てネ。 

もう直ぐ11月、そろそろ山野草の終盤が近付き鳥の季節に移ろうしてます。
今期の最後の花は何になるのかなぁ・・・。
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渡り鳥の様子を見に

2024年10月29日 | 
今年の秋はなかなか気温が下がらず暑い日が続きましたね。
それでも例年なら来てる頃だと、冬の使者の渡り鳥が来てないか様子を見に。
池の畔に生ってた赤い実は何の実でしょう?

ガマズミ(莢蒾)とは葉が違います、ニワトコのような気がするのですが・・・? 

渡り鳥は暑くて遅れてるのではと思ったのですが、例年とほぼ同じ時期にやって来てました。
それはオシドリ(鴛鴦)です、いったい何を基準に渡って来るのでしょう?


草の影からそっと覗いて撮ってます、♂が2羽に♀が1羽、距離は3~40mくらいでしょうか。
見えたのはこれだけでしたが、他にも木の下に隠れてるかも?

そ~っと覗いてるのに逃げ始めました、本当に敏感です。 

動画も撮ってみました。 

追掛けようとしたら飛ばれてしまいました、でも飛んでるのが撮れると写真機を構えます。
合焦してませんが飛んでる証拠写真、3羽しか写ってませんが実際は6羽居ました。

向きを変えこちらを向いたところを。 

もう一枚、遠かったので切り取り拡大すると画質が荒れてしまいます。(T_T)
この後、水面に張り出した木の下に入って出て来ませんでした。

諦めて移動しようとしてふと気づくと山盛りのセンニンソウ(仙人草)の実を発見。
↓はほんの一塊だけを撮っただけです。

実を撮ってる内に気付きました、センニンソウではなくボタンヅル(牡丹蔓)でした。
センニンソウの葉には鋸歯が有りません、鋸歯が有るのはボタンヅルです。

蔓性なので垂れ下がるが普通なのに、こんなに風に立ち上がってるのも。 

移動先でヤマガラ(山雀)が出てくれました、とまってるのはナンキンハゼ(南京黄櫨)の木。 

実はまだ食べるには早そうな感じですが・・・。 

咥えました。 

実を咥えたまま車内から撮ってるこちらを見てます。 

殻をわってるようです、この後すぐに飛び去りました、実を食べたのかどうか? 

別の個体が実にとまりました、まだ実が硬かったようで諦めて飛び去りました。 

↑2枚の動画です。 

コゲラ(小啄木鳥)が木の幹にとまるのが見えたので、慌てて写真機を向けるも動きが早い。
証拠写真しか撮れず。

そしてまたヤマガラ、↑と同じかどうかは? 

今回はオシドリの数が少なかったので、少ししたらもう一度見に来ましょう。
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