有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

低山に秋はやって来たか?

2020年09月30日 | 山野草
低山の秋を探しに行ってみました。
山の麓でニホントカゲの幼体がお出迎えです。
朝夕の気温が下がって来たので、日向ぼっこをして殆ど動きません。

コジャノメ(小蛇の目)も出迎えてくれました。
後翅の上の小目玉が四つなのでコジャノメです、三つ目四つ目がかなり薄いですけど。

こちらはヒメジャノメ(姫蛇の目)、小と姫がお揃いでお出迎えでした。
後翅の上部の目玉が二つしか無いように見えます、良く見ると三つ、もしかして四つ?

オトギリソウ(弟切草)、蕾より終わった花の方が多くなってます。

花弁に逸話の黒点は殆ど見られません、蕾には黒点が見られます。

ミカワマツムシソウ(三河松虫草)。

マツムシソウには有る舌状花が見られないか、僅かしかないのが特徴。

花の拡大です。

こちらはヒカゲチョウの仲間だと思います。

目玉模様や、他の模様が見えないので種類は分かりません。(↑と同じ個体)

シュロソウ(棕櫚草)が咲いていました、根茎にアルカロイドを含む毒草。

もう花粉を着けた花は少なかったです。

逆光気味で透ける花をと撮ってみましたが、上手く撮れません。

実が生り始めていたシュロソウ。

ピントが甘いし画質が悪いホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)。

笹の葉にとまったホソミイトトンボ、複眼の水色の斑紋が左右つながってます。
不思議なのは近くに水が無い事、何処で生まれ、ヤゴはどこで暮らしてのやら?
植物の葉や枝の中に産卵するのが居るようですが、ホソミイトトンボはどうなのか?

まだ本格的秋の花は少ないですね、次回も低山の秋探しで。
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秋の花の定番と言えば

2020年09月29日 | 山野草
秋の花の定番と言えば、そうヒガンバナ(彼岸花)ですよね。
つい先日まで全く見られなかったのに、急に伸びて一気に開花しました。
終わってしまわない内に載せておきましょう。(^^ゞ

今回は彼岸花のみで。

ご存じだとは思いますが、一応ヒガンバナノ説明を。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、中国原産の帰化種です。

古い時代の帰化種で、今や誰も帰化種とは思ってないでしょうね。
ヒガンバナと稲穂。

名前の由来はそのまんま、彼岸の頃に咲くからです。

これもご存じだと思いますが、鱗茎にアルカロイドを含む有毒植物です。
遠景を入れて。

この時期畔などで赤が目立ちますね、しかし私には撮り難い花。
大き過ぎるのと、スカスカの花をどう撮っていいのやら?
背景をぼかしても、なんだか今一のような・・・。

背景を暗くして赤と黒にしてみました。

赤と黒で、花を半分だけの構図で。

アゲハチョウが訪花してましたが、この花の何処に蜜が有るのでしょう?

根には毒が有りますが、蜜には毒が無いのでしょうか?

アゲハは来てますが、他の蝶も来るのですかね、あまり見た事が無いような。

ヒガンバナのみとしましたけど、ツルボ(蔓穂)もちょっと入れてみました。

スカスカの花を利用して。

ピントを逆にしてツルボを主役に・・・ヒガンバナを切り過ぎてしまいました。(^^;)

ヒガンバナ、やはり難しい花です。
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秋の山裾の花蝶等を

2020年09月28日 | その他
花鳥風月と言いますが、風は撮れないし月は撮るのが難しいです。
鳥もこの時期殆ど見付けられないので、花と蝶とその他を。
最初は私が置いたストックの横に舞い降りたコジャノメ(小蛇の目)から。
そっくりさんのヒメジャノメは矢印の小さな目玉模様が三つです。
これは四つなのでコジャノメになります。

スポットライトになっていたコジャノメ、翅が透けるのを撮りたかったのですが。

少し位置を変えようと動いたら飛び立たれ、後を追って再度撮ったのが↓。
残念がらこれも翅が透けてるようには撮れてません。

こちらが別の場所で撮ったヒメジャノメ(姫蛇の目)。

後翅の小さな目玉模様は三つ、↑と同じ個体です。

クロアゲハ(黒揚羽)。
とまるかと思ったら、そのまま飛んで行ってしまいました。

イボイボの白い茸が生えてました、大きさはゴルフボールくらい。
帰ってから調べるとシロオニタケ(白鬼茸)と判明、猛毒だそうです。

蜘蛛の巣が陽を浴びて光ってたので撮ってみました。
肉眼では虹色に輝いてたのですが、カメラには色が見えなかったようで。(^^;)

巣の主はジョロウグモ(女郎蜘蛛又は上臈蜘蛛)。
名前の由来は、遊郭の女性(女郎)と大奥の女性(上臈)の2説有るようです。
どちらも派手又は華やかの意から。
♀のジョロウグモ(体長約25mm)を戦わせる伝統行事が有ります。
鹿児島県姶良市の「蜘蛛合戦」と、高知県四万十市の「女郎ぐも相撲」。

ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)。
マメ科ササゲ属の蔓性1年草で、本州~九州に分布し、品種改良したのが小豆だとか。

蜜集めですかね、蟻が沢山集まってました。


ノダケ(野竹)も咲いていました、既に花は終わり掛けです。

こちらは白花のノダケ。

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)も咲いていました。
ナス科ナス属の蔓性多年草で、本州~沖縄の山野に分布。
軟毛が密生し、花の直径は約1cmで裂片が反り返ります。

同じ花を少し構図を変えると、玉ボケを入れる事が出来ました。

次回は彼岸花を。
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秋の山裾の色々

2020年09月27日 | その他
山裾の色々です、最初は蝶。
ジャコウアゲハ(麝香揚羽)の♀ですね。

後翅の尾状突起が無くなってます。

飛ぶところを狙ったのですが、右の翅が画角から切れてしまいました。

ヒメジャノメ(姫蛇の目)、陽が当たって色があまり出ず白飛びも。(^^;)
コジャノメとそっくりで、見分けは後翅の大目玉の上の小目玉が3個がヒメジャノメ。
小目玉が4個有るのがコジャノメ。

ダイミョウセセリ(大名挵)。


立ち位置を変えハギの花を入れて、と思ったものの上手く行かず。(^^ゞ

コブシ(辛夷)の実。
名の由来は実の形が拳に似ていると、蕾が幼児の拳に似ているの説が有るようです。
漢字は紫色の花をの木蓮(もくれん)の漢名で、慣用的に「辛夷」が使われているとか。

花の時期に葉の下に一枚付く葉が、実が生った今も残っていました。

アオツヅラフジ(青葛篭藤)の実、名前の通り蔓性落葉木本。

青い実が奇麗ですが、食べた事は有りません。(^^;)

山道の脇にトマトが落ちてました「誰だこんな所にトマト捨てるのは」。(ーー゛)
と思ったら茸でした。(^₀^)

調べたらタマゴタケ(卵茸)と判明。
如何にも毒々しい色ですが、無毒で美味しい茸だとか。

タマゴタケを使った調理法も幾つか見付けました。
しかし茸は危ないので、素人は下手に採らない方が良いですね。
似た茸にベニテングタケ(有毒)も有りますし。

最後は花ですが、僅かしか撮れませんでした
アキカラマツ(秋落葉松)。
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。
花がカラマツの葉に似てるのが名前の由来。

上手く撮れなかったシュウブンソウ(秋分草)。
キク科シオン属の多年草で、本州~沖縄に分布。
※シオン属ではなく、シュウブンソウ属とする図鑑も有りました。

次回も花や蝶、その他を。
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似ていてややこしい花

2020年09月26日 | 山野草
今回はそっくりな花を少し。
一応調べてますが間違ってるかも知れません、間違ってたらお教え願います。
まずはイヌコウジュ(犬香需)。

シソ科イヌコウジュ属の多年草で、全国の林縁や山野に分布。

花冠の長さは3~4mmで、総状花序に多数の花を付けます。
花序の下の葉が丸みを帯びて幅広いのと、花序に毛が多い事を覚えておいて下さい。

こちらは草丈10cmに満たない極小のイヌコウジュ、花の大きさは3mmくらいでした。
それでも多くの花を付けています、そして葉が幅広で丸みを帯びています。
更に葉の鋸歯が低く不明瞭。

もう一つ肝心なのは以下の白矢印の萼歯。
尖った萼歯が三つ有り、三つ共大きさが同じと言う事。

次はヒメジソ(姫紫蘇)です。
科も属もイヌコウジュと同じシソ科イヌコウジュ属の多年草。
全国の林縁や湿り気の有る所に分布。
葉が細長く、鋸歯がイヌコウジュよりもはっきりしてます。

前出のイヌコウジュとの違いは白矢印の萼歯、真ん中の萼歯が両側よりも低い事。
イヌコウジュの花序には沢山の毛が生えてましたが、こちらは殆ど無毛です。

こちらの方が解り易いかも。

↓でも真ん中の萼歯が両側より低い事が判る思います。

そしてこちらが何時も迷うイヌトウバナ(犬塔花)・・・ではないかと。
何か違うような気もしますけど。(^^;)
鋸歯はヒメジソのようにはっきりしています。

シソ科イヌトウバナ属の多年草で、北海道~九州の山地の木陰等に分布。
花序には沢山の毛が見られます。

上から見ると、イヌコウジュやヒメジソとは花の付き方が違います。
こうして書いてると、なるほどと思いますが、現地ではすっかり忘れ何が何やら。
しかも現地では〇眼のせいで細かい所は見えないし。(>_<)
これ等の花を一目見て分かる方は凄いと思います。

そして今回もう一つややこしい花を撮ってしまいました。
撮った時は気付かなかったのですが、帰って大画面で見たら・・・。
これがその花です。

小さくて分かり難いので、花の部分を拡大して。
イヌコウジュ、ヒメジソ、イヌトウバナは花に毛が生えてませんでした。
ところがこれは花にも毛が。( ゚Д゚)
葉の鋸歯がはっきりしてるので、ヒメジソかイヌトウバナのように思えます。
調べるとシラゲヒメジソ(白毛姫紫蘇)が花にも毛が生えてるようで。
しかし他の特徴がシラゲでは無いような・・・あ”~っややこしい。(ーー゛)
ややこしい花はこれくらいにしておきましょう。

ヤブタバコ(藪煙草)
キク科ガンクビソウ属(ヤブタバコ属)の2年草で、全国の山野の林縁に分布。

メドハギ(蓍萩)も咲いていました。
マメ科ハギ属の多年草で、全国の陽当たりの良い草地や道端に分布。
花の長さ約6mm、竜骨弁(中央下)から旗弁の上まで約1cm。

花の写真を撮ると花の名前が出るアプリが有るとか。
スマホに替えようかなぁ。(^^;)
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林道を下りながら撮った花です

2020年09月25日 | 山野草
ミヤマウズラを撮り、別の道で下ります。
おや!もうシモバシラ(霜柱)の花が咲き出していました。

シソ科シモバシラ属の多年草で、関東以西~九州に分布する日本固有種。
冬に枯れた茎に霜が着き、霜の柱ができる事が名前の由来。

下りでも所々にシラヤマギク(白山菊)が。

コミスジ(小三筋)が居ました。

翅裏を見せてくれないかと粘るも、その気は無いようで。(^^;)

あれっ!こんな所にオオヒキヨモギ(大引蓬)が。
ハマウツボ科ヒキヨモギ属の1年草で、関東~中国、四国の瀬戸内海側に分布。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類指定種。

前回見たのは大きな株でしたが、今回は草丈10cm程の小株。
花を茎頂に一つだけしか咲かせてません。

良く見れば、周りに花が咲いてない小さな葉だけのオオヒキヨモギが幾つも。
前回見てたので気付きましたが、そうでなければ全く気付かなかったでしょう。

秋の田村草に訪花するのは、ハキリバチ(葉切蜂)の一種だと思います。

ヤマハッカ(山薄荷)が咲き始めていました、まだこれからですね。

サワヒヨドリ(沢鵯)、この株はまだ咲き始めたばかりです。
今期はかなり遅れてるような、アサギマダラが好む花の一つです。

こちらはかなり開花していました。
サワヒヨドリと決め込んでましたが、まさかフジバカマ(藤袴)だったなんて事は・・・。

オオトビサシガメ(大鳶刺亀虫)。

触りませんでしたが、カメムシって全部臭いのでしょうか?

マツカゼソウ(松風草)はこの時期にしては少ないです。

例年なら撮る気もしないほど咲いてるはずなのですけど。(^^ゞ

温暖化のせいなのか、夏が暑かったせいなのか?花の時期が少し変。
自前の花暦があてにならなくなってます。(>_<)
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2ヵ所目のウズラの前後の花

2020年09月24日 | 山野草
2ヵ所目のウズラへと林道を進みますが、他の花は少ないです。
タムラソウ(田村草)が一輪咲いていました。

僅かながらシラヤマギク(白山菊)も。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)も咲いてましたが、この時期にしては少ないです。

キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、北海道~九州の山野に分布。

春の若芽を「ととき」と呼び、山菜として食されるようです。
私は食べた事は有りません。

花は長さ15~20mmで、やや膨らんだ鐘形ですが変化が大きいとか。
良く似た花に〇〇シャジン(沙参)が有りますが、見た事が有りません。
近くで見られる所が有るのかなぁ?見てみたいです。

そうこうする内に2番目の場所に到着、ポツリポツリとミヤマウズラが。

もっと沢山咲くはずなのですが、まだ少し早過ぎたようです。

最初の場所の花より、こちらの花の方が少し赤味掛かっているような。

鳥が飛んでるようだと言う方も居れば、豚の顔みたいだと言う方も。(^^;)

蜂が訪花していました、花蜂の一種だと思われます。
こんな形の花にも一応蜜が有るようです。(^^ゞ

近くに生えていた茸、名前は分かりません。

茸は傘の裏も見なければいけないと聞いた気がするので、一応裏側も。
って裏を見てもさっぱり分かりませんけど。(>_<)

マツムシソウ(松虫草)に訪花するナミアゲハ(並揚羽)。

ちょっと明る過ぎですね、マツムシソウが白飛びしています。

これでもまだ明るいくらいです。

花の近くで飛んでるところをと思うも、上手く撮れませんでした。

マツムシソウにツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の♀も。

視界が開けた所に出ると霞んでいるものの、この時期には珍しく高い山が見えました。
恥ずかしいのか、頭を少し隠していましたけど。

次回は下りで撮った花を。
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低山のウズラ

2020年09月23日 | 山野草
2週間前に見に行き、まだ蕾だったミヤマウズラ(深山鶉)を再訪です。
目的の花は2ヵ所に有ります、林道を1kmほど登った所と、3kmほどの所。
最初の場所目指し、花を探しながら登ります。
まず出会ったのはイヌコウジュ(犬香需)でした。

シソ科イヌコウジュ属の1年草で、全国の林縁や道端に分布。
そっくりさんにヒメジソ(姫紫蘇)が有り、何度図鑑を見ても違いが覚えられません。(>_<)

こちらも花の形が良く似たイヌトウバナ(犬塔花)。
シソ科トウバナ属の多年草で、北海道~九州の山地の木陰に分布。

そっくりさんにトウバナ、ヤマトウバナが有り、これも違いが良く解りません。(^^;)

花の色と、萼に長い毛が有るのでイヌトウバナとしました。
ただ図鑑ではイヌトウバナの草丈は20~60cm、しかしここのは15cm以下ばかり。
これからまだ大きくなるのかな?

ヌマダイコン(沼大根)。
キク科ヌマダイコン属の多年草で、関東以西~沖縄の湿った所に分布。

オカダイコン(丘大根)と瓜二つで、私には区別が付きません。
※オカはヌマに比べ葉が丸みを帯び、花が少し赤みを帯びて蕾が淡紅色に見える。
  ヌマの葉は先細りで先端が尖る・・・だそうです。

最初の目的地に到着、前回見たお目当ての花が有りました。
ミヤマウズラ(深山鶉)。

ラン科シュスラン属の多年草で、北海道中部~九州の山地や林縁に分布。
草丈は6~25cm。

名前の由来は葉の模様がウズラの(鶉)羽の模様に似ている事から。

白~淡紅色の花は長さ約1cm、正面から見ると顔のように見えます。

2ヵ所目はどうかと更に進みます。
例年この時期、マツカゼソウやヒヨドリバナ、サワヒヨドリが沢山咲いてる筈なのですが。
僅かにヒヨドリバナ(鵯花)が咲いてたのみ。

ここのヒヨドリバナはウィルス感染し、葉の脈が黄色になるキンモンヒヨドリが多いです。
今回はキンモンヒヨドリは葉しか見られませんでした。(撮ってませんけど)

毎度お馴染みヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。

時期のせいですかね?この蝶も以前より見られる数が減って来たような。

オトギリソウ(弟切草)が咲いていました。

オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、全国の陽当たりの良い山野に分布。

花の直径は1.5~2.5cm、名前の由来は恐ろしい逸話から。

次回は2ヵ所目以降の花を。
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キジとツバメ

2020年09月22日 | 
畑道を花を探してゆっくり走っていたら、生姜畑にキジ(雉)が居るのを見付けました。
逃げられないようにそっと車を停め、窓から撮影しています。
2羽の♂でした、トサカの大きさが違うので、親子なのか兄弟なのか?

2羽で何か相談してるような。

距離7~8mですが逃げようとはしません。
顔をアップで。

一羽が隣の畝に移動しました、車をゆっくり動かして。

もう一羽もアップで。

先の一羽に続いて隣の畝に移動しました。

こちらはツバメ(燕)、今期は例年より渡るのが遅いようです。

例年8月末には殆ど見られなくなるのですが。

ここは養鶏場の近くで、餌が豊富に有るせいかも?

それとも餌が豊富なので渡りの中継地になってるのかも?
とにかく物凄い数のツバメが飛び交っていました。


飛び交っているので、沢山居るところは上手く撮れません。


この木に少しだけとまり直ぐに飛び、暫く旋回してまた戻って来ます。
何時までここに居るのでしょうね?

今日はこれだけ、次回は前回見られなかった花を求めて低山です。
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草に埋もれた休耕田で

2020年09月21日 | 山野草
休耕田に花を撮りに行ってみました。
かなり以前から休耕田で、背丈以上の草が密生し中に入る事はできません。
その縁に咲いていたのはツルマメ(蔓豆)です。

マメ科ダイズ属の蔓性1年草で、全国の草地等に分布。

ダイズ(大豆)の原種とされているようです。

紅紫色の旗弁の幅は約5mm、長さ約3mmと小さな花。

2~3cmの豆果は枝豆のように茹でて食べられるそうです。
残念ながら食べた事は有りません。(^^;)

ツルマメの他にはクズ(葛)も咲いています。
クズは何処にでも有りますね、しかもこれでもかと言うほど繁茂しています。

僅かですがヤブツルアズキ(藪蔓小豆)も咲いていました。
マメ科ササゲ属の蔓性1年草で、本州~九州の陽当たりの良い所に分布。
ツルマメが大豆の原種で、ヤブツルアズキを品種改良したのがアズキ(小豆)だとか。
花の高さ約15mm、幅約20mm、ツルマメよりかなり大きいです。
大豆の原種より小豆の原種の花の方が大きいとは。(^^;)

湿り気が多いのでしょうね、お馴染みママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)も。

イチモンジセセリ(一文字挵)が沢山居ました。

他の蝶も居たのですが、雑草の中で撮れませんでした。

この付近では他にガガイモ、ゴキヅル、ミゾカクシ、イボクサが見られたのですが・・・。
今回それ等は何故か全て見られませんでした、刈られたり除草剤のせいかも。
そう言えば今期ガガイモが見られません、ここを含め4ヵ所見に行ったのですけど。(T_T)
この日も他の3ヶ所の一つを見に行きましたが、葉すら見当たりません。
どうなってるの?と思いながら200mほど歩くと、今までなかった所に見付けます。
諦め掛けていた〇ディ・ガガにようやく会えました。(^^♪

キョウチクトウ科イケマ属の蔓性多年草で、北海道~九州に分布。

軟毛が密生する花冠の直径は約10mm。

蜜を沢山すのか、どの花にも小さな蟻が沢山集まっています。

夕方の日陰で薄暗く上手く撮れません、代わりに傾いた太陽で玉ボケが撮れました。

大きな玉ボケも。
普通花の色は淡紫色なのですが、このガガイモはかなり白に近い花でした。

次回は雉と燕を。
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