有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

普通のクサナギオゴケを見に

2023年05月31日 | 山野草
以前載せたシロバナクサナギオゴケ(白花草薙尾苔)。
こちらでは殆ど白花ですが、僅かですが本来の色の花が見られるので見に行きました。
途中に咲いていたシロバナクサナギオゴケ、前回より格段に花数が増えてました。

上から花が沢山に見えるように撮ってみました。 

そしてこれが前回咲いてなかった柴褐色(普通?)のクサナギオゴケ。 

反対側から逆光で。 

色は違えど白花と科も属も同じキョウチクトウ科カモメヅル属。
花の大きさもシロバナと同じ。

カモメヅル属なので、花はコバノカモメヅルやコカモメヅルと似てます。 

今回は一株見ただけでしたが、10株程がかたまって咲いてる所も有ります。 

花を横から。 

直ぐ隣には白花が咲います、何故こちらは白花の方が多いのか?不思議。 

この日もササユリが一株だけ咲いてました。 

そして他では終わってるタツナミソウ(立浪草)が点々と咲いてました。
シソバタツナミでは有りません。

しかも全て背が低い、花を正面から撮るにはカメラを地面に置かないと撮れません。 

点々と咲く中に一株だけ白花が有りました、真っ白です。 

突然変異のアルビノでしょうか? 

場所を移して見に行ったサイハイラン(采配蘭)。 

ラン科サイハイラン属の多年草で菌従属栄養植物、北海道~九州に分布。 

花は平開せず、↓ような状態のままです。 

少し開いてるのが萼片で(3~3.5cm)、中央の丸く見えるのが柱頭。
柱頭の左右に有るのが側花弁、柱頭の下側の赤紫の班が有るのが唇弁。

白花が多い中に柴褐色の花、普通は青紫色のはずが白い花、何故なんでしょうね?
コメント

低山の中腹に咲く花を見に(2)

2023年05月30日 | 山野草
 山の中腹にピンク色の花を見に行った続きです。
見に行ったピンクの花はイナモリソウ(稲森草)でした。

アカネ科イナモリソウ属の多年草で、関東以西~九州に分布する日本固有種。 

咲いてはいましたが、少し早過ぎて3株(3輪)しか咲いてませんでした。(T_T)
それでも一応撮れたので良しとしましょう。(^^;)

スポットライトのイナモリソウ。 


中腹にはシソバタツナミが沢山咲いてました。 

葉に柴褐色の斑が入り、タツナミソウより少し遅れて咲きます。 

葉裏が帯紫色で 茎に短毛が有ります。(画像では分かり難いですね) 

沢山咲いてたので色々な構図で撮ってみました。  

さてこれは何でしょう?葉に真っ赤な物が着いてました。
サクラコブアブラムシ(桜瘤油虫)が作るサクラハチヂミフシ(桜葉縮フシ)と言うムシコブ(虫瘤)。
※フシの漢字は分かりませんでした。

ウメモドキ(梅擬)が咲き始めてました。 


平地ではかなり咲いてますが、少し標高を上げただけで違うものですね。 

ソヨゴ(冬青)。
モチノキ科モチノキ属の常緑低木で新潟・関東以西~九州に分布、雌雄別株。
↓は雄株の雄花。

葉が硬く風に戦ぐ(そよぐ)と音がするのが名前の由来、葉が波打つのが特徴。 

「冬青」はモチノキ科の総称のようで、別名ふくらしば(膨ら柴・膨らし葉)。 

笹百合が一輪咲いてました、今季初撮りです。 

ユリ科ユリ属の多年草で、中部以西~九州に分布する日本固有種。

 西日本がササユリで東日本がヤマユリ、その境目が愛知だそうです。
なのでこちらでは両方見られます。(^^)

テリハノイバラ(照り葉野茨)、バラ科バラ属の蔓性落葉低木で本州~沖縄に分布。
名前のように葉に艶が有り、地を這って伸び立ち上がらないのが特徴。

ノイバラ(野茨)より少し遅れて咲きます。
花の直径はノイバラが直径1.5~2cmに対し、こちらは3~3.5cm。

辛うじてイナモリソウが撮れた山の中腹でした。
コメント

低山の中腹に咲く花を見に(1)

2023年05月28日 | 混在
山の中腹に咲くピンク色の花を見に行きました。
登り始めはこの時期殆ど花がないので、花以外を撮りながら。
キンモンガ(金紋蛾)。

ヤマトシリアゲムシ(大和挙尾虫)。 

ヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。 

ヒメキマダラセセリ(姫黄斑挵)ではないかと? 

コチャバネ、スジクロチャバネ、ヘリグロチャバネが良く似ていて区別が付きません。(^^;) 

サナエトンボの仲間ですが種類が特定できません、多分キイロサナエ(黄色早苗)ではないかと。 

ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)、この山では沢山見られます。 

ようやく花を見付けました、ツルアリドオシ(蔓蟻通)です。 

アカネ科ツルアリドオシ属の多年草で北海道~九州に分布。
アリドオシの名ですが棘は有りません。

普通は真っ白の花ですが、花弁の先端が赤い花が有りました。

こんなのを見たのは初めてのような。 

ヒメヒカゲ(姫日陰)。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科、前翅長18~22mmで本州中部亜種と西部亜種に分かれます。
愛知県のRDBでは絶滅危惧ⅠB類(EN)になってますが、種名は未決定となってました。
環境省は中部亜種:絶滅危惧ⅠA類(CR)、西部亜種絶滅危惧ⅠB類(EN)となってます。

キマダラヒカゲ(黄斑日陰)、相変わらずサト(里)かヤマ(山)か判別できません。(>_<) 

ガンピ(雁皮)が咲いてました。(以下同じ花を背景を変えて撮ってます) 

ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木で、東海以西~九州に分布する日本固有種。 

背景を変えるとかなり印象が違います。 

シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)が咲いてました。
シソ科タツナミソウ属の多年草で福島以西~九州に分布。

この時期この山では、タツナミソウは終わり殆どシソバタツナミになります。
逆光透かし撮りで。

(2)に続く・・・。

コメント

池の畔に蝶を探しに(2)

2023年05月27日 | 生き物
池の畔へ蝶を探しに行った続きです。
柿の花が咲いてました、何柿の花かは分かりません。(^^;)

池は人工池で公園になってるので、自生なのか植栽なのかも? 

イチモンジセセリ(一文字挵)。
セセリチョウ科セセリチョウ亜科、前翅長15~21mmで北海道~南西諸島に分布。

これは何トンボだろう?ウスバキトンボに見えるけど・・・。
帰って調べたら、どうやらショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)の♀のようです。

またウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰蝶)が居ました、今度は撮り易い所に。 

翅を開くのを待つと僅かに開いてくれました。 

もう少し開いてと願うもこれ以上開かず、仕方ないので立ち位置を変えて。
何とか翅表全体が撮れました、翅表が撮れたのは初めて。(^^)

また樹上にコムラサキ(小紫)。
何処からともなくもう1頭が飛来してバトルになり、追い払うと同じ場所にとまります。
しかし翅を開いてはくれず。(T_T)

テングチョウ(天狗蝶)。
タテハチョウ科テングチョウ亜科、前翅長19~29mmで本州から沖縄に分布。
翅裏は枯葉に擬態してるようです。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♂。 

翅がボロボロのキタテハ(黄立羽)、いやCかLかも?
前翅後翅とも後ろ半分ほどが欠落してるし、翅裏が見えないので同定できません。

他のチョウが見られないかと池の畔から山際に移動。
しかし居ませんね、代わりにハナミョウガ(花冥加)が沢山咲いてたので撮ってみました。


ショウガ科ハナミョウガ属の多年草で関東以西~九州に分布。 


伊豆諸島、紀伊半島以西では白い花のクマタケラン(熊竹蘭)が見られるようです。 

花の大きさ。 

ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)が居ました。
シジミチョウ科シジミチョウ亜科、前翅長12~19mmで北海道~九州に分布。

最後は蝶ではなくお馴染みのアサヒナカワトンボ(朝比奈川蜻蛉)。 

既に青い粉を吹いた♂です。 

蝶は早朝が良いようで、昼間は飛び回ったり、とまっていても翅を閉じて開かなかったり。
それと食草を覚えないと見付け難いようで、食草に産卵にやって来るからです。
花が咲いてればですが、幹や枝や葉だけで食草を覚えるのは大変。
食草を気にしてなかったので、まだ全く覚えてないと言うかほぼ知りません。(>_<)
コメント

池の畔に蝶を探しに(1)

2023年05月26日 | 生き物
とある池の周辺へチョウ(蝶)を探しに行ってみました。
まずはキタテハ(黄立羽)から。

よく似た蝶にシータテハ、エルタテハ、ヒオドシチョウが居ます。
ヒオドシチョウ以外は後翅裏に白い紋が有りません。(下の矢印部分)
キタテハだけが尾状突起の部分が尖り、他は丸みを帯びます。(右の矢印部分)
画像の個体は尾状突起部分が尖ってるのでキタテハ。

後翅裏の紋はCとLの形が有り、紋の形がCならシータテハ、Lならエルタテハ。
キタテハはCとLの両方見られるのでややこしい。

翅ボロのキタテハ。 


新しい切り株にもキタテハ、他のチョウは居ないのか? 

と思ってたら普段あまり目にしない蝶発見、アサマイチモンジ(浅間一文字)でした。 

タテハチョウかイチモンジチョウ亜科、前翅長27~38mmで本州に分布する日本固有種。 

滅多に見られないので反対側からも。(^^;) 

おっと!これは何だ?残念蝶ではなくヒロオビトンボエダシャク(広帯蜻蛉枝尺)と言う蛾でした。 

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♂。 


そこへもう一頭の♂が、縄張り争いでしょうか? 

飛んでるところと2頭同時を狙って見ますが・・・。 


上手く撮れませんでした。(T_T) 

ウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰蝶)発見。 


そしてこの日一番期待していた蝶が梢の上を飛び回ってました。
コムラサキ(小紫)、葉にとまったところを。


初見初撮りです。(^^)v
タテハチョウ科コムラサキ亜科、前翅長30~42mmで北海道~九州に分布。


葉にとまったと思ったら直ぐに他のコムラサキが飛んで来てバトルに、縄張り争いでしょうね。 


勿論飛んでるところは逆光になってしまう事も有り撮れず。
縄張りから追い払うと戻って来て葉にとまります。


でもまた直ぐに別のコムラサキが、3頭が入り乱れての縄張り争いでした。 


アサマイチモンジと初見のコムラサキが見られた池の畔でした。
(2)に続く・・・。
コメント

チョウやトンボ等(湿原とその周辺で)

2023年05月25日 | 生き物
湿原とその周辺に居た生き物達です。
湿原の木道に居たヤマサナエ(山早苗)。
サナエトンボ科サナエトンボ亜科、体長63~71mmで本州~九州に分布。

飛ばれて樹上に行かれたのが幸いし、胸の模様が見えて同定し易くなりました。 

木道に居た別のヤマサナエ、背中の模様がハッキリと。 

ナミハンミョウ(並斑猫)、ここのところ急に沢山見られるようになってます。 

クロアゲハ(黒揚羽)、なかなかとまってくれないので飛んでるところを。 

なんとか捉えてはいるものの、蝶は相変わらず難しい。 

どうしても背景にピントを撮られるし。(T_T) 

樹上のヒカゲチョウ(日陰蝶)。 

タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科、前翅長25~34mmで本州~九州に分布。 

コジャノメ(小蛇の目)。
後翅裏の小さな目玉模様が四つ並ぶのがコジャノメ、三つがヒメジャノメ。

タイリククロスジヘビトンボ(大陸黒筋蛇蜻蛉)、初見初撮りです。
ヘビトンボ科クロスジヘビトンボ亜科、体長80~92mmで本州~九州、対馬に分布。
ヤマトスジクロヘビトンボ(大和筋黒蛇蜻蛉)とよく似ていて、同定するのに苦労しました。(^^;)

右後翅の無いヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。 

シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)、♀なのか♂なのか? 

ちょっと変わったのを見付けました、イチモンジカメノコハムシ(一文字亀子葉虫)。 

甲虫目カブトムシ亜科ハムシ科カメノコハムシ亜科、体長8~9mmで本州~沖縄に分布。
葉をめくって撮ってます、写ってるのは左手の親指。

地面に居たウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)。 

樹上に居たウラギンシジミ。


同じ個体を別角度から。


今期初撮り(だったかな?)のダイミョウセセリ(大名挵)。
セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科、前翅長15~21mmで北海道~九州に分布。

スポットライトが当たるダイミョウセセリ。 

湿原とその周辺のチョウやトンボ等でした。
コメント

ムヨウランを見に湿原再訪

2023年05月24日 | 山野草
前回行った時にエンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)が開いてなかったので再訪です。
湿原入り口に咲いていたタツナミソウ(立浪草)。

何か悲しい事が有ったのでしょうか?涙を溜めていました。(^^) 

前回は咲いてなかったハンカイソウ(樊噲草)。 

キク科メタラカコウ属の多年草で静岡以西~九州に分布。
山野草としてはかなり大型の部類。

流れの煌めきを背景に。 

同じ花で煌めきを小さな玉ボケにして。 


ヤブムラサキ(藪紫)は少し開花が進んでました。 

ムラサキシキブ(紫式部)はまだ蕾、前回咲いてトキソウ(朱鷺草)は終わってました。 

これも前回咲いてなかったバイケイソウ(梅蕙草)の群落。 

シュロソウ科シュロソウ属の多年草で北海道~九州に分布。 

ミカワバイケイソウ、コバイケイソウ、ミヤマバイケイソウと同じくアルカロイドを含む毒草。 

全体の高さは1.5m程、高いのは2m近くにも、長い花序に沢山の花を密に咲かせます。 

前回僅かしか咲いてなかったウメモドキ(梅擬)も開花が進んでました。 

モチノキ科モチノキ属の落葉低木で本州~九州に分布。 

花の下の流れを背景にしたものの、流には見えませんね。(^^;) 

ソヨゴ(冬青)の花。 

モチノキ科モチノキ属の常緑低木で関東・新潟以西~九州に分布。 

葉が硬く風にそよぐと葉擦れの音がする事が名前の由来、しかし「冬青」は読めませんね。 

さて本命のエンシュウムヨウランは終わってました。(T_T)
代わりにウスギムヨウラン(薄黄無葉蘭)が咲き始めてました。
ただ残念な事に完全開花した花は見付からず。

ラン科ムヨウラン属の腐生植物で静岡以西~九州に分布。 (関東以西~沖縄の図鑑も)
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。

完全開花してもあまり開かず、唇弁の中裂片に先端が紅い毛状突起が有るのが特徴。
※エンシュウムヨウランにももう状突起が有りますが、先端は赤くなりません。
ただ肝心の先端の赤い毛状突起は殆ど見られず、↓の花がなんとなく赤く見えるような程度。

ミゾソバ(溝蕎麦)が咲いてました、沢山見られる割に開いたのはなかなか見られない花。 

タデ科イヌタデ属の1年草で北海道~九州に分布。 

前回殆ど蕾だったナツハゼ(夏櫨)も咲いてました。 

エンシュウムヨウランを見に再訪したものの開花したのを撮れず、来年までお預けです。(>_<)


コメント

低山の小さな花

2023年05月23日 | 山野草
低山へ小さな花を撮りに行くと、サワガニ(沢蟹)がお出迎え。 

目的の花はこれ、シロバナクサナギオゴケ(白花草薙尾苔)。 

キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草で関東、東海、近畿地方、四国に分布する日本固有種。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では準絶滅危惧(NT)に指定。

花の直径は6~9mm。 

花は普通柴褐色ですが愛知では殆ど白花で、柴褐色の花は僅かしか見られません。
白花と言っても真っ白ではなく淡緑~淡黄緑色、今回は何故か緑が濃く撮れてしまってます。

逆光で撮ると黄色が強く出ます。 

茎の上部が蔓状に細く伸びるので、僅かな風でも揺れて撮り難い花。 

黒背景で。 

柴褐色の花の方が少し遅く咲くので、この日は蕾しか見られませんでした。
週末にもう一度撮りに行かなければ。

次はかなり小さな花、ヒメヨツバムグラ(姫四葉葎)。 

アカネ科ヨツバムグラ属の多年草で本州~九州に分布。 

花はこの大きさです。(直径約1mm) 

続いて同科同属のヨツバムグラ(四葉葎)、↑より葉の幅が広く花がかたまって咲きます。 

アカネ科ヤエムグラ属の多年草で、こちらは北海道~九州に分布。
花の直径はヒメヨツバムグラとほぼ同じ1~2mm。

次はコナスビ(小茄子)、急に花が大型に。(^^;) 

サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で全国に分布。 

もう一つ小さな花を。
ハナイバナ(葉内花)、ムラサキ科ハナイバナ属の1・2年草で全国に分布。
対照君と撮ったのがピンボケで使えず、花の直径は2~3mm。
花は小さいですが、最近覚えたので良く見付けられるようになりました。(^^)

林道に不自然な穴を発見、ちょっと分かり難いですが、これ猪が掘ったのでは無いような。
でもここに盗掘するような物も無かったような・・・って盗掘と決まった訳では有りませんけど。


低山の小さな花撮りでした。
コメント

またしても雨の降る日に(2)

2023年05月21日 | 山野草
再び雨の中を花撮りに出掛けた続きです。
雨に濡れるコゴメウツギ(小米空木)。

同じく前ぼかしで。 

濡れるオニドコロ(鬼野老)。 

ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で北海道~九州に分布。 

最近載せたタチドコロ(立野老)によく似てます。 

シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)。 

シソ科タツナミソウ属の多年草で福島県以西~九州のやや湿った所に分布。 

葉がシソの葉に似てる事が名前の由来ですが・・・シソ科ですから。(^^;) 

葉の先の水滴を拡大して撮ってみました。 

ガンピ(雁皮)。 

ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木で、東海以西~九州に分布する日本固有種。 

以前に載せたヤマサギソウ(山鷺草)がまだ咲いてました。
と言うか以前に載せたのは既に終わっていて、新たに3株が出てました。

ラン科ツレサギソウ属の多年草で北海道~九州に分布。 

似た花にハシナガヤマサギソウとマイサギソウが有るようですが見た事は有りません。 

花を拡大してみました、しかしどう見てもサギには見えません。(^^;)

濡れるウツギ(空木)を撮ったつもりでしたが・・・。 

アリドオシ(蟻通し)、天気の悪い樹林下なので暗くて綺麗に撮れませんでした。

アカネ科アリドオシ属の常緑小低木で関東以西~九州に分布。 

蟻をも刺し通すほどの鋭い棘が名前の由来、あまりに暗いので以下フラッシュ撮影です。 

少し行くのが遅かったようで、花は既に終わり掛けでした。 

雨の中の花撮り、なんとか撮りたかった花は撮れました。
そうそう、昨日まで夕方になると巣に戻っていたツバメ、今日は全員帰巣せず。
幼鳥は巣だったかも知れませんが親鳥も戻ってません、何か有ったのでしょうか?
コメント

またしても雨の降る日に(1)

2023年05月20日 | 山野草
5月13日の雨の湿原に続き、14日にも雨が降りそうな中花を撮りに。
13日の午後から降り出した雨は14日未明まで降りましたが、出掛ける頃には上がっていました。
花期を逃すと1年待つ事になるので仕方無く、この日同じ事を考えてる人に出会いました。(^^;)
少し前にも載せたシライトソウ(白糸草)。

例年沢山咲くのに、今年はかなり少ない。 

この花は咲き始めがと、穂状花序が伸び花被片が水平に広がったのが好きな方に分かれるようです。 

雨上がりで水平に広がった花被片に水滴が沢山付いてました。 

水滴をマクロで撮ってみるも上手く撮れず。

 この日の一つ目の本命タツナミソウ(立浪草)。
コバノタツナミ(小葉の立浪)は矢印の下唇の側裂片にも斑紋が有ります。

こちらの方が分かり易いかな?矢印の所に下唇と同じ斑紋が有るのがコバノタツナミ。

シソ科タツナミソウ属の多年草で本州~九州に分布、群性も有りました。

水滴の着いた花は撮れず。 

二つ目の本命ソクシンラン(束心蘭)。 

キンコウカ科ソクシンラン属の多年草で関東以西~沖縄に分布。 

ランの名が付きますがランとは無縁です。 

花は小さくてこれ以上開かず、これでも精一杯開いてます。(^^ゞ 

コナスビが一株だけ咲いてるのを見付けました。 

サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で全国に分布。 

大量の花を咲かせていたガマズミ(莢蒾)。 

ヒメジャノメ(姫蛇の目)、背景の鉄柵が残念。 

雨に濡れるウツギ(空木)。 

記事が一週間遅れになってますがご容赦を、(2)に続く・・・。

コメント