有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

花は小休止で生き物を

2019年09月30日 | 生き物
ご存じのように、花を撮る序に訪花した虫等も撮っています。
最初は草の葉に居たアブから。

そのアブが、先日載せたイボクサに訪花しました。

ヒラタアブ(扁虻)だと思うも種類は解らないので、帰ってから調べる事に。


図鑑を見て、これだと思ったのはミナミヒメヒラタアブ(南姫扁虻)でした。
全長8~9mmの小さなアブです。

花の近くでホバリングするところも撮りましたが、ちょっとピンボケに。

こちらは、葉っぱの上に居たスズムシ(鈴虫)の幼虫・・・だと思います。
鈴虫ではなく、シバスズ(芝鈴)だと教えて頂きましたので、修正しておきます。


芝生や乾いた原っぱ等で見られるようです。

毎度お馴染みキタキチョウ(北黄蝶)。

こちらもお馴染みヒメジャノメ(姫蛇の目)。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で、前翅長18~31mm、開帳40~50mm。

最近、何故か良く目にします。
「あっ!蝶だ」と思えばこのヒメジャノメと言うほど。


こちらはかなり翅が傷んでますね。
出現期が5~10月らしいので、そろそろ見られなくなるかも。

↑ と同じ個体が翅を開いたところ、翅の痛みが更に目立ちます。

次回も生き物を。
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水田の近くの山裾の花

2019年09月29日 | 山野草
表題を「水田近くの山裾」としましたが、本当は逆です。
山裾の近くの水田で花を撮ってました。
どっちでも良いのでしょうけど、今回は山裾側で撮った写真を。
と言いながら、最初の写真は畔に咲き始めたヒガンバナ(彼岸花)です。(^^ゞ
 
皆さんご存じの花なので、細かい注釈は省略します。
今期は咲き始めるのがかなり遅いような気が、昨年は9月20日には満開でした。
何が違うのでしょうね?
 
イヌホオズキ(犬酸漿)だと思います。
外来のそっくりさんが居て、区別が難しくなっています。
 
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)と見紛うような花弁の反り具合です。
 
草に露が付いていたので撮ってみました、久しぶりの水滴画像です。
 
カラスウリ(烏瓜)の実。
ウリ科カラスウリ属の蔓性多年草で、本州から九州に分布。
ご存じ夜の花で、今期は撮り損ねてしまいました。
 
ノササゲ(野大角豆)の花。
 
マメ科ノササゲ属の蔓性多年草で、本州~九州の林縁に分布。
 
似た花にタンキリマメ(痰切豆)とトキリマメ(漢字不明)が有ります。
 
ノササゲを撮っていたら、良い感じの虫食いの葉が有ったので  パチリと。
もう少し陽に透けた感じに撮りたかったのですが・・・。
 
 
線香花火のようなシシウド(猪独活)の花。
セリ科シシウド属の多年草で、本州~九州の陽当たりに良い草地に分布する日本固有種。
ただ似た花が多く、シシウドではないかも。(^^;)
 
 
ヤブラン(藪蘭)も咲いていました。
キジカクシ科ヤブラン属の多年草で、本州~沖縄の山野の木陰に分布。
植栽も多いので、自生なのかは不明。
 
次回は山野草は一息入れて、また生き物を。
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水田の周辺に咲いていた花

2019年09月28日 | 山野草
前回は水田の中や畔、水路に咲いてた花でした。
今日はその外側、水田周辺に咲いていた花を。
最初は人命のような名前の花、タカサブロウ(高三郎)です。

キク科タカサブロウ属の1年草で、本州~九州の水田、道端、湿地、畑等に分布。
なのですが・・・。

そっくりさんに帰化種のアメリカタカサブロウが有り、区別が難しいのです。
両者とも同科同属、花では全く区別はつかず、総苞と鋸歯の微妙な違いでしか解りません。

4枚ともアメリカタカサブロウなのか、それとも在来のタカサブロウなのか?

畔の斜面にはツルボ(蔓穂)も咲いていました。
何度も登場してるので、詳細は省略。(^^ゞ

同じ花を構図を変えて。

ホシアサガオ(星朝顔)が咲いていました、これも帰化種です。
ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性1年草で、南アメリカ原産。

サツマイモ科だけ有って、サツマイモの花によく似ています。

これまた帰化種のハキダメイク(掃溜菊)。
キク科コゴメギク属の1年草でメキシコ原産、畑や荒れ地で見られます。

名前の由来は、発見者が東京の世田谷の掃溜めで見付けた事から。
適当に付けたような、ちょっと可哀想な名前ですね。(^^;)

帰化種ばかりではと、在来種も少し、ご存じツユクサ(露草)。
ツユクサ科ツユクサ属の1年草で、全国の道端や草地に分布。

こちらもご存じキツネノマゴ(狐の孫)。

キツネノマゴ科キツネノマゴ属の1年草で、本州~九州の道端、草地、畑に分布。
あまりにも普通に見られる花ですね。
これも同じ花を構図を変えて撮ってみました。

次回は水田の近くの山裾の花を。
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水田に咲く花

2019年09月27日 | 山野草
水田周りの花、いわゆる水田雑草を撮ってみました。
一時は農薬のせいで、昔ながらの水田雑草は殆ど見られなくなりました。
最初は何度も載せているオモダカ(面高)から。


オモダカ科オモダカ属の多年草で、全国の水田、沼、湿地等に分布。
今回撮った水田のオモダカは、他よりも葉が細いのが特徴です。( ↓ の2枚)


部分的にしか写っていませんが、葉が細いのが解ると思います。

次は、なかなか見付からなかったコナギ(小菜葱)です。
葉はあちこちに有るのですが、花が咲いてるのが有りませんでした。

ミズアオイ科ミズアオイ属の1年草で、本州~沖縄の水田や沼に分布。
花の直径は15~20mm、完全には開かず撮り難い花です。

こちらもようやく見付けたイボクサ(疣草)です、探さないと見られなくなってしまいました。
冴えない名前ですが、由来はこの草の汁を付けるとイボ(疣)が取れるとされた事から。


ツユクサ科イボクサ属の1年草で、本州~沖縄の水田や湿地に分布。
花の直径は10~15mm。


↑ の花を構図を変えて。
花弁が先端に向かい白~紅紫色へと徐々に変化、雑草とは思えない奇麗な花です。

オギノツメ(荻の爪)も咲いていました。
キツネノマゴ科オギノツメ属の多年草で、静岡以西~沖縄の水田や湿地に分布。

何故オギノツメと言うのか、名前の由来ははっきりしないそうです。
花冠の長さは約1cmと小さな花で、キツネノマゴに似ています。

他にも在来種の水田雑草が多数有りますが、見られそうで見られません。
と言う事で、以下は帰化種の水田雑草です。
ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)、別名アメリカミズキンバイ(南北アメリカ原産の帰化種)。

アカバナ科チョウジタデ属の1年草で、水田や湿地に分布。
在来のチョウジタデの花は直径7~10mm、片やアメリカ産は直径約25mmと大型。
今や畔はアメリカミズキンバイに席巻されていて、在来のチョウジタデは殆ど見られません。

かなり白飛びしてしまいましたが、こちらも帰化種のアメリカアゼナ(アメリカ畔菜)。
アゼナ科アゼナ属の1年草で、南北アメリカ原産の帰化種。

唇型の花の長さは5~10mm、在来のアゼナの葉には無い明瞭な鋸歯が有ります。

在来の水田雑草が見られなくなり、外来種に取って代わられようとしています。
次回は水田の中ではなく、周辺に咲いていた花を。
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撮り溜めた虫達(2)

2019年09月26日 | 生き物
撮り溜めた虫達の続きです。
毎度お馴染みヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で本州~九州に分布、前翅長18-24mm、前翅長18-24mm。

マツムシソウ(松虫草)にナミアゲハ(並揚羽)。
北海道~沖縄に分布し、最も良く見られる揚羽蝶です。

前翅長35~60mm、開帳約55mm、キアゲハ(黄揚羽)によく似ています。

こちらは2頭で縄張り争い?それとも求愛行動?

雌雄の区別の仕方を知らなかったので、調べてみましたが・・・。
解ったような解らないような。(^^ゞ


更にこの画像では、翅表が写ってるのか翅裏が写ってるのかはっきりしません。

なんとなく右と左で、翅の模様が違う気はしますけど。

ゴマラカミキリ(胡麻斑髪切)が地面を歩いていました。
カブトムシ亜科カミキリムシ科で、北海道~沖縄に分布、体長25~35mm。
思ったより歩くのが速く、カメラで追掛けるもピントが追い付かず、辛うじて撮れたのがこちら。

キタキチョウ(北黄蝶)。


シロチョウ科モンキチョウ亜科で本州~沖縄に分布、前翅長18~27mm、開帳35~45mm。


何時も忙しなく飛び回り、なかなかとまってくれない蝶。
↑ と同じ個体で萩と北黄蝶。

イチモンジセセリ(一文字挵)
セセリチョウ科セセリチョウ亜科で本州~沖縄に分布、前翅長15~21mm、開帳約30mm。

ヒメジャノメ(姫蛇の目)が2頭。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で北海道~九州に分布、前翅長18~31mm、40~50mm。
雌雄は解りませんが、右の個体はボロボロですね。

次回は水田雑草を。
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撮り溜めた虫達(1)

2019年09月25日 | 生き物
撮り溜めていた虫達です。
ムラサキシジミ(紫小灰蝶)だと思います。
宮城~沖縄に分布、前翅長14~22mm、開張約30~40mm。
 ※今まで「蜆」の字を使っていましたが、貝と区別するため蝶は「小灰蝶」と書くそうです。
  何故シジミを「小灰蝶」と書くのかは不明ですけど。

年2回発生し、夏に発生する個体は成虫のまま越冬するそうです。
残念ながら、翅を開いてくれませんでした。

ベニシジミ(紅小灰蝶)
とまっている花は公園の外来種と思われる花で、名前は解りません。

北海道~九州に分布し、前翅長13~19mm、開帳23~33mm。
3月~11月頃までに数回発生。

ヤマトシジミ(大和小灰蝶)
本州~沖縄に分布、開帳20~30mm、前翅長9~16mm。

ダイミョウセセリ(大名挵)

北海道~九州に分布、前翅長30~40mm、開帳15~21mm。


翅を開いてとまるのが特徴です。

サワヒヨドリ(沢鵯)にアブ(虻)。
何アブか調べてみましたが解りませんでした。

ニラ(韮)の花にコアオハナムグリ(小青花潜)。

コガネムシ科ハナムグリ亜科で北海道~九州に分布、体長10~16mm。

キンモンガ(金紋蛾)
本州~九州に分布し、前翅長18~20mm、開帳32~39mm。
黒地に薄黄色の紋が目立つ蛾。

まだミンミンゼミが鳴いていました、この時期でも鳴いてるのですね。
家の周辺ではミンミンゼミの声を聴く事ができません。(クマゼミとアブラゼミばかりです。)

次回も撮り溜めた虫達です。
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山裾で咲き始めていたのは

2019年09月24日 | 山野草
まだ早いだろうと思っていた花が咲き始めていました。
それはシモバシラ(霜柱)の花。

咲き出すのは例年9月末頃なのですが、今年は少し早いようです。


シソ科シモバシラ属の多年草で、関東以西~九州に分布する日本固有種。

冬の冷え込んだ時に、根元に氷の塊ができる事が名前の由来。

もう少し淡紅色の濃い花も見られるのですが、まだこれからですね。

こちらはほぼ例年通りに咲いていたノダケ(野竹)。

セリ科シシウド属の多年草で、本州~九州の山野の林縁に分布。

一つの花の直径はやく約3.5mm。(ちょっよピントが合ってません)


花の色は通常暗紫色ですが、稀にこんな色のも。
雄性優先で、雄蕊と花弁が落ちてから雌蕊が出て来ます。


こちらは咲き始めの蕾、殻を破るように花が出て来ます。


麓でもオトコエシ(男郎花)が見られるようになりました。


こちらは、帰ってから調べればと何気なく撮った花。
ところが帰ってから調べても全く解りませんでした、さて何の花でしょう? 
葉を撮らなかったのもいけませんでした、何時もこれで失敗するのに。(^^ゞ

これはモチツツジ(餅躑躅)のような気がしますが、花期は4~6月のはず。
時々冬に咲いてるのを見る事も有りますけど・・・。


次回は撮り溜めた虫達を。
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お花畑から山裾巡り

2019年09月23日 | 山野草
お花畑から周回路で下り、山裾を巡ってみました。
蔓にぶら下がった青い小さな実が目立ちます、アオツヅラフジ(青葛篭藤)です。

ツヅラフジ科アオツヅラフジ属の蔓性落葉木本で、北海道~沖縄に分布。

なんと、実と一緒に花も咲いていました。

花の拡大です。

同じ蔓性ですが、こちらは草本のオニドコロ(鬼野老)の実。

ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で、北海道~九州に分布。
実の部分だけを撮ってみました。

次も蔓性の実です、ご存じアケビ(木通)の実。

アケビ科アケビ属の蔓性落葉木で、本州~九州の山野に分布。
まだ割れてないので、食べるには少し早いかも。


更に蔓性植物が続きます、こちらはツルニンジン(蔓人参)の花。
キキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草で、北海道~九州の林内に分布。
残念ながら、この日は一輪しか咲いていませんでした。

蕾が沢山見られたので、まだこれからの花ですね。

それにしても、ここまで全て蔓性植物ですね。
蔓性ではないのも一つ載せておきましょう。(^^)
咲き残りのアキノタムラソウ(秋の田村草)です。

シソ科アキギリ属の多年草で、本州~沖縄の山野の道端等に分布。
この花が咲き出すと「もう直ぐ秋だなぁ」と感じますが、もう名残り花になってしまいました。

次回も山裾で咲いていた花を。
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山上のお花畑からの帰り道

2019年09月22日 | 山野草
お花畑の帰りは、周回路で別の道で下りる事に。
周回路と言っても、途中で元の道に戻ります。
ヤブハギ(藪萩)が沢山咲いていました。

マメ科ヌスビトハギ属の多年草で全国に分布。

花の長さ3~4mmの小さな花に、アブが訪花していました。
アブの種類は解りません。(^^;)

まだ僅かですが、コウヤボウキ(高野箒)も。
少し前にも載せたので、詳細は省略です。(^^ゞ

林道脇にヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)を見付けました。

何時見ても変わった形の花ですね。

ユリ科ホトトギス属の多年草で、北海道~九州に分布する日本固有種。

ヤマホトトギスとの違いは、花柱に斑点が無く真っ白です。
 ※花柱:花弁から突き出た太い柱。


花柄のスカートを履いてるようにも見えませんか。(^^)


花被片の長さは1.5~2cmm、直径にすると3~4cmと大きな花。
山野の林内の少し薄暗い所に自生するので、この花を見付けると、ちょっと「ドキッ」とします。

サワヒヨドリ(沢鵯)が咲き始めていました。

キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、全国のやや湿った場所に分布。

今期は未だ見てませんが、アサギマダラが訪花するので、これからが楽しみな花。


次回は山を下り、山裾に咲いていた花を。
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昨日は帰りが遅かったので

2019年09月21日 | その他
昨日は仕事で帰りが遅かったので、お花畑からの帰り道が書けませんでした。
と言う事で、帰り道に咲いてた花は「明日のこころだぁ~っ!」by小沢昭一。
って、これが解る人は居ないだろうなぁ・・・。(^^;)
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