有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

蝶、蜂、鳥

2019年06月30日 | 生き物

今回も花ではなく生き物を。
とは言っても、種類は少なく上手く撮れてもいません。(^^;)
最初ヒメジャノメ(姫蛇の目)です。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で、前翅長18-31mm。
北海道~九州の薄暗い林内で良く見られ、腐った果実、樹液、獣糞を餌にします。


お次は蜂、タイワンタケクマバチ(台湾竹熊蜂)、名前の通り中国南部~台湾に分布する外来種。
’06年に愛知県豊田市と岐阜県安八町で初めて確認され、かなりの勢いで生息域を拡大しています。
現在愛知岐阜は勿論、三重、滋賀、大阪、石川、静岡でも確認されてるようです。
枯れ竹に穴を開けて巣を作るので竹材への影響が心配されています。
寄生しているダニ(クマバチコナダニ)の在来クマバチ(キムネクマバチ)への寄生が懸念されます。


道路に鳥が群れていたので撮ってみると、カワラヒワ(河原鶸)でした。


冬には良く見ましたが、最近すっかりご無沙汰していた鳥です。
本州~九州では留鳥となっているので、夏でも見られるはずなのですけど。


スズメ目アトリ科カワラヒワ属で、河原などの広い場所で見られる事が名前の由来。


こちらも本州~九州では留鳥のメジロ(目白)。
スズメ目メジロ科メジロ属で、冬の花の無い時にお世話になる鳥です。(^^;)
逆光気味で色が綺麗に出ませんでした。


この枝でかなり長い時間囀っていたので、録画すれば鳴き声も録れたのに・・・。
画像では囀ると言うより、吠えてる感じですね。(^^;)


コシアカツバメ(腰赤燕)、これも逆光気味で上手く撮れませんでした。
名前の通り、腰に赤い部分が有ります。


止まっているところも上手く撮れないのに、飛んでるところは全く撮れません。
皆さんどうやって撮ってるのでしょうね?
まだ幼鳥のようで「親はどこ?」と聞くと「あっち」と教えてくれました。(^^)


次回も蝶やバッタなどを。

6月も今日で終わりですね、今年も半分終る事になります。

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また撮り溜めの蝶を

2019年06月29日 | 生き物

花が撮れないのでまた蝶を。
とは言っても、相変らずのベニシジミ(紅蜆)ですけど。(^^;)
翅がボロボロのベニシジミ。


蝶として華麗な姿で生きられるのはそれほど長くはないと思います。
そんな彼の人生に何が有ったのでしょうね?


こちらは逆に見事に整った翅のベニシジミ。


この花の上を、時計回りにゆっくり回りながら吸蜜していました。(3時方向)


正面を向いて(6時方向)


9時方向に向いた所で、少しズームアップ。


ベニシジミはこれくらいにして、小さな蠅の仲間を。
マダラホソアシナガバエ(斑細脚長蠅)。


ハエ(蠅)と言うと心象が悪いですが、金属光沢の有る種類が幾つか居ます。
保護色ではなく、何故こんな目立つ色になったのでしょうね。
これが天敵からは見え難いのでしょうか?


次回も花以外を。

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半夏生と撮り溜めの蝶

2019年06月28日 | 山野草

花の少ない時期になってしまい、撮れる花は僅かばかりに。
そんな中、ハンゲショウ(半夏生)の群生地へ。


県道沿いの半湿地に、沢山のハンゲショウが自生しています。
このような場所は、ご多聞に漏れずゴミだらけなのが情けない。(T_T)
勿論ゴミは写らないように撮っています。


ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、本州~沖縄の水辺や湿地に分布。


名前の由来は、夏至から11日目を半夏至と言い、その頃に花が咲く事から。


花の頃に上部の葉が白くなり、半化粧とも。
マタタビ(木天蓼)も花の時期に葉が白くなる事で知られています。


花はこれくらいしか取れなかったので、撮り溜めた蝶でも。
と言っても珍しい蝶ではなく、おなじみの蝶ばかりですけど。(^^;)
ベニシジミ(紅蜆)


シジミチョウ科シジミチョウ亜科で前翔長13~19mm、北海道~九州に分布。


私的には、この蝶を一番多く目にするような気がします。


モンキチョウ(紋黄蝶)
シロチョウ科モンキチョウ亜科で前翔長22~33mm、北海道~沖縄に分布。


ツバメシジミ(燕蜆)
シジミチョウ科シジミチョウ亜科で前翔長9~19mm、北海道~九州に分布。


熱低が台風3号に変わり、東海地方は多い所で100~150mmの大雨の予報が出ていました。
しかしこちらでは30mm(27日)にも届かない雨量、予報はあくまでも「多い所で」ですけどね。
ダムの貯水率は44%まで回復していますが、この雨量では完全復活には程遠いです。
もう少し降ると期待していたのですけど。

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何時の間にか天辺に

2019年06月27日 | 山野草

花を探しながらのんびり山を登り、何時の間にか頂上直下に。
ここまで来たなら天辺を踏まない訳にはいきませんよね。
と言う事で、頂上からの景色です。
南側には三河湾が広がり、遠くには遠州灘(太平洋)が望めます。
生憎、雲と霞で遠くまで見渡せませんでした。


北側には、通称「奥三河」と呼ばれる山々が連なります。
とは言っても、1000mを越える山は僅かしか有りません。
長野との県境の茶臼山(1416m)が愛知の最高峰になります。


展望を見てから昼食にします。
頂上は見晴らしが良い分風が強いので、直下の木陰に有るベンチで何時もの焼きそばを。(^^;)


今回も添付のソース味ではなく、市販のタラコスパの元を使ってみました。
ソバと元だけでは寂しいので野菜を入れ、和風にするため少し醤油を垂らして。



昼食後は登って来た道を引き返したので、これと言って花は有りませんでした。
ただ、登りで気付かなかったコナスビ(小茄子)を見付けました。


サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、全国に分布しています。
花の直径は5~7mmと小さいので、見逃しても不思議では有りません。


山を降り再び山裾で花を探すと、青いイシミカワ(石見川)の実を見付けました。


タデ科イヌタデ属の蔓性1年草で、全国の道端や畔、草地に分布。
花は淡緑色で小さく目立ちませんが、実は直径3mmほどですが鮮やかな青色で目立ちます。


イシミカワには棘が有りますが、こちらの棘も負けていません。
名前からして凄いママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)です。


イシミカワと同科同属のタデ科イヌタデ属の蔓性1年草で、全国に分布。
花がミゾソバに似ているせいか、別名はトゲソバと言うそうです。

いよいよ花が少なくなったので、次回は撮り溜めた蝶でも。

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低山をのんびりと

2019年06月26日 | 山野草

花を探しながら、400m足らずの低山をのんびり登ります。
おっと!この時期にオオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)の花が咲いてるでは有りません。
他ではとっくに終わり、すでに種ができている時期です。


なんとまだ蕾も有りました。
標高が高いならこんな事も有るでしょうが、標高は250m辺りです。
春に目覚めず、寝坊してしまったのかも?(^^;)


いきなり時季外れの花を見付けて驚きましたが、その後これと言った花は見られず。
夏の花シモツケが見られるばかり。


5~9月と花期が長いので、暫くの間見続ける事になります。
他の花がないとこの花を撮るので、くどいくらい登場するかもですがご容赦を。m(__)m

道のない植林の中に入ってみました。
日光が遮られるので、日陰を好むコクラン(黒蘭)の花が咲いてないかと。
残念まだ蕾、少し早過ぎました。


ラン科クモキリソウ属の多年草で、茨城県以南~九州の林内に分布。
常緑なので、葉の形を覚えていれば冬でも探せます。


林内には他にヤブレガサ(破れ傘)の蕾も見られました。
キク科ヤブレガサ属の多年草で、本州~九州の林内に分布。


図鑑には花期が7~10月となっているので、まだ蕾なのも無理は有りません。
しかし、咲いていたとしてもそれほど綺麗な花では有りません。
花よりも芽吹いたばかりの若芽が、山菜になる事の方が知られてるのでは?


ササユリがまだ咲き残っていました。


百合型の宇宙母艦に着艦しようとする蜂型宇宙船。
黒い船は帝国軍のでしょうか、乗ってるのはベイダー卿かも?(^^;)


こちらは母艦に取り付くエイリアン、あれは気色悪かったですね。(>_<)


ササユリが終わると山野草は端境期に入ります、暑いし花は少ないしで苦労する時期に。
登り始めた時は花を探すだけで、頂上まで行くつもりは有りませんでした。
ところが何時の間にか頂上直下まで行ってしまい、結局。
そんな話は次回に。(^^)

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山裾に咲く白い花

2019年06月24日 | 山野草

山裾に咲く白い花を見に行って来ました、とは言っても何処ででも見られる花です。
見れば分かりますよね。(^^;)
最近あちこちで八重咲の花を見るので、探してみましたが見付かりませんでした。


ドクダミ(毒矯み)、ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、本州~沖縄に分布。
白い4個の花弁のように見えるのは総苞片で、花序が伸びると開き、花序が1つの花のように見えます。


薬効が10種有る事から別名「十薬」とも言われます。
特有の臭いがしますが、乾燥すると臭いは消えてドクダミ茶に。


こちらも白い花ですが、山裾よりも平地で多く見られるノビル(野蒜)の花。
ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、全国の道端や草地、畑の脇などに分布。
花の直径は約1cm、花の下に珠芽が付きますが、画像のノビルにはまだできていません。


ネギ属なので食べられますが、茎は硬くて食用には不向き。
ラッキョウのような鱗茎は美味しいのですが、最近食べてないです。


もう一つの白い花も山裾に咲いています、それはシロバナイナモリソウ(白花稲森草)。


アカネ科イナモリソウ属の多年草で、関東南部~中部、近畿の太平洋岸に分布する日本固有種。
日陰に生育するので、白い花とのコントラストが強くて撮影が難しい花。


花の直径は8~10m、図鑑には草丈が15~20cmと有りますが、ここのは10cmにも満たないほど。
そんな背の低い花を下から撮ってみました。


以前載せたイナモリソウは、花の色が淡いピンクで花弁のフリルが特徴でした。
しかし同科同属で名前も似ているものの、花は全く違います。

今回は白い花ばかりで、似たような画像ばかりになってしまいました。(^^;)


次回は、山を少し登りながら花探しを。

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クサナギオゴケ2色

2019年06月23日 | 山野草

5月31日にも載せたクサナギオゴケ(草薙尾苔)再びです。
前回は咲き初めでしたが、今回は場所を変え少し標高も上げています。
と言っても150m程上げただけですが。(^^;)
林内に咲くクサナギオゴケ。


昨日のスズサイコと同じ、キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草、同科同属なので良く似てます。
関東地方~近畿、四国に分布する日本固有種です。
茎は直立し、上部がやや蔓状になります。


花柄は細く、疎らに分枝した花序に花が多数咲きます。


11県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定され、環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
 ※愛知では準絶滅危惧指定。


花は直径6~9mm、花の色は褐色が多いようですが、この辺りでは殆ど白ばかりです。
図鑑に依っては「白花クサナギオゴケ」と紹介されています。


殆ど白花ばかりですが、昨年褐色の花を見付けました。(今のところここしか知りません)


不思議な事に白花が沢山咲く中、直ぐ隣に咲いているのです。
白花と一緒に撮ろうとしたものの、少しボケ過ぎてしまいました。


良く見れば中間型、白と褐色が混じった花も見られました。


こちらも中間型の花ですが、↑ とは違う混じり方ですね。


5月31日に既に咲いてる所も有れば、標高がたったが150m違うだけで3週間も遅く咲く所も。
同じ北向き斜面でどちらも林内、環境はほぼ同じなのに何故これほど時期が違うのやら?

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夜に咲く花

2019年06月22日 | 山野草

夏の夜に咲くスズサイコ(鈴柴胡)の花を見に行きました。
そこは雑草が生い茂る小さな丘、僅かな踏み跡を辿って行きます。
すると足元に、木の枝が横たわっていたので跨ごうとすると・・・。
木の枝では有りませんでした、鱗の有る長い生き物でした。(^^;)
かなりの大物で、1.5mは有ろうかと。


こちらに気付かないのか、平然としています。
ならばと正面に回り、ご尊顔を拝見しましょう。
50cmくらいまで近寄り、舌を出したところが撮れました。(^^♪


そんな薮の中に目的のスズサイコが沢山自生しています。
夜に咲く花ですが薄暗くなると開花するので、早朝や夕方、曇りや雨の日には日中にも咲きます。


キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草で、北海道~九州の日当たりの良い草地に分布。
夜に開花するのは、蛾が花粉の媒介者のため。


45都道府県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定され、環境省の準絶滅危惧指定種。
愛知では生育場所、個体数共に多いようで、絶滅危惧種には指定されていません。


花の色は褐色が多いのですが、咲き始めのせいか色の薄い個体ばかりでした。
花の直径は約1.5cm、茎が細く僅かな風で揺れるのと、薄暗くならないと開かないので撮り難い花。


こちらは帰り掛けに撮った公園のナツツバキ(夏椿)、別名シャラノキ(娑羅樹)。


ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木で、宮城県以西~九州に分布。
花の直径は5~6cm。


良く似た花の小さな(約2cm)ヒメシャラ(姫沙羅)の方が有名でしょうか?
ナツツバキとしましたが栽培種なので品種改良され、別の名前が付いているかも知れません。


次回はスズサイコと同科同属のクサナギオゴケを。

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カワラナデシコとシモツケ

2019年06月21日 | 山野草

秋の七草の一つ、カワラナデシコ(河原撫子)を見に行って来ました。


ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、本州~九州の日当たりの良い草地や河原に分布。
花の直径は約3cm、花弁の先が細裂するのが特徴です。


単にナデシコと言うとナデシコ属の総称だそうで。(世界に約300種)
なんと!カーネーションがオランダ原産のナデシコ属だとは知りませんでした。
言われてみれば、花弁がナデシコに似てるような。


それにしても、この時期に咲くナデシコがなぜ秋の七草なのか?
旧暦で言えばまだ5月ですよね。


図鑑には花期は7~10月頃と有りますが、この辺りで8~10月にこの花を見た事は有りません。
温暖化のせいで、花期が早くなったのでしょうか?


こちらは真夏の花と言う印象のシモツケ(下野)の花。


図鑑には花期は5~9月と有ります。
5月には見た事が有りませんが、9月に残り花を見る事は有ります。


バラ科シモツケ属の落葉低木で、本州~九州に分布。


名前の由来は、下野の国(栃木県)に多い事からだそうです。


沢山の花を密に付けますが、一つの花の直径は3~6mm。
林下、林緑、草原の日当たりの良い場所で良く見られます。


次回はスズサイコの花を少々。

追記
機能載せた動画ですが、Win10にしてから初めて動画編集をしました。
Win7のムービーメーカーがなくなり、Win10ではフォト(又はビデオエディター)になりました。 使ってみたのですが超使い難い、編集したい動画をアプリにドラッグ&ドロップすらできません。
インポートでアプリに取り込みますが、その時別のホルダーを勝手に作ろうとします。
編集して保存する時、サイズがS、M、Lの3種類になり、大きさを自由に決められなくなりました。
あまりの使い勝手の悪さに、無料(フリーソフト)を探してインストール。
多くの編集機能が付いていますが、ほとんど意味が解りません。(^^;)
ただ不要部分を切り取ったり、結合するだけなら簡単にできました。
勿論アプリに取り込む時はドラッグ&ドロップでOKです。
それにしても、MSは何故こんな改悪をしたのでしょうね?スマホならこれで良いのかな???

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湿原の花(2)

2019年06月20日 | 山野草

湿原の中に咲いてた花の続きです。
昨日は目的の花の一つノハナショウブを紹介しました。
今日はもう一つの目的の花カキラン(柿蘭)です。


ラン科カキラン属の多年草で、北海道~九州の湿地に分布しています。
30都道府県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定されていますが、環境省は何も指定してません。
愛知県も無指定なので、県内では個体数が多いようです。


名前の由来は、花が柿のの実の色に似ている事から。


一株に10個ほどの花を付け、花は直径約2cmで全開せず半開きのままです。
今回は咲き始めので、花よりも蕾の方が多かったです。


モウセンゴケ(毛氈苔)が咲いていました。
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草で、北海道~九州の湿地に分布する食虫植物。


花の直径は1cmにも満たない大きさ。
この日は雲が多くトウカイモウセンゴケは咲いていませんでした。(晴れた日の午前中しか咲かない)


ホトトギスが盛んに鳴いていたので、動画を撮ってみました。
「テッペンカケタカ」と聞こえますかね?
湿原内を流れる「せせらぎ」の音も入れてみましたが、音が小さ過ぎました。(^^;)


湿原を出て昼食を。
この日は〇清焼きそばに、レトルトのミートソースでスパゲッティ風に。(^^)
ペペロンチーノやカルボナーラは現地で作れますが、ミートソースは無理ですから。



次回はカワラナデシコを。

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