有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

キンランを見に(1)

2021年04月30日 | 山野草
そろそろ咲いたかな?とキンラン(金蘭)の咲く山に様子を見に。麓で珍しく鳥を発見、カワラヒワ(河原鶸)でした。

冬は畑や電線にとまってるのを見ますが、今は山に居るのですね。 

山に入り、最初に見付けたのはとツクバネウツギ(衝羽空木)でした。
これは萼片が5枚ですが、萼片が2枚のコツクバネウツギ(小衝羽空木)が有ります。
コツクバネウツギも見たいのですが、少なくてなかなか見られません。

逆光で花を透かしてみました。 

コバノガマズミ(小葉の莢蒾)が花盛りです。
レンブクソウ科ガマズミ属の落葉低木で、福島以西~九州に分布。

散房花序に小さな花を沢山咲かせ、1個の花の直径は約5mmと図鑑には。
でも、対照君比べるともっと小さいですね。


シュンラン(春蘭)がまだ咲いてますよ。
今月初め頃から咲いてるので、花期が長いですね。
と言っても、同じ花が咲き続けてるのでは有りませんけど。


株が違えば花期が微妙にずれてたり、同じ株でも別の花だったり。
この花は終盤で、かなり傷んでました。

これはカマツカ(鎌柄)だと思うのですが、なんだか違うような。
落葉樹とは思えない葉の艶です、カマツカではないのだろうか?

本命のキンラン(金蘭)が咲いてました。 

ラン科キンラン属の多年草で、北海道~九州に分布。
この株は花が1個だけですが、大きな株になると花を沢山付けます。

あちこちに点在してます、でも少なくなりました。
以前はもっと沢山咲いていて、群生していた場所が2ヶ所有ったのですけど。
2ヶ所とも笹に埋もれてしまい、別の10株程の場所も見られなくなってしまいました。

少し薄暗い湿った場所のモミジガサ(紅葉傘)。
キク科コウモリソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。
ヤブレガサと同じく出始めの芽は山菜として知られています。
花期は7~8月なので今は見られません。

小さな沢の岸辺で昼食にしましょう。
何時も鍋の中しか載せませんが、今回は少し景色も入れて。

鍋の中は何時もと同じ、この日は卵の白身を半熟にしてみました。(^^) 

流れに木漏れ日が当たってたので、黄色の印の部分をズームで撮ってみます。 

水が踊る所を撮りたかったのですが、なかなか上手く撮れないものですね。 

続く・・・。
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載せなかった画像の在庫整理

2021年04月29日 | 山野草
ネタ切れになりそうなので、ちょっと在庫整理を。(^^;)
オオジシバリ(大地縛り)だと思います、大の付かないジシバリと迷っていました。

キク科タカサゴソウ属の多年草で全国に分布、花の直径は2.5~3cm。 

スミレは既に終わってしまいましたが、同定できず放ったらかしにしてたスミレ。 

これ等は何スミレなんでしょうね?葉を撮らなかったのがいけませんでした。 

側弁に毛が有るので、何も冠さないスミレのような。 

こちらは色の濃いスミレ、ニオイタチツボスミレかも? 

横顔です。

カザグルマ(風車)が咲いてました、以下は在庫整理では有りません。 

キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木で、本州~沖縄に分布。
環境省の準絶滅危惧指定、愛知では絶滅危惧Ⅰ類指定。

花の寿命が短く、奇麗なのがなかなか撮れない花。

 花の直径は7~12cm、花弁に見えるのは萼片で花弁は有りません。 

こんな虫も居ました、見た事が無いので名前が分からず調べました。
甲虫目、ジョウカイボン科、ジョウカイボン亜科のジョウカイボン(浄海坊)と言うそうです。

北海道~九州に分布し体長14~18mm、人家付近でも見られる普通種だそうです。
でも見た記憶は有りません。

河川敷の芝生に沢山の鳥が居ました、サッカーでもしてるのかな。(^^;)
※10羽以上居て、画角に収まらず全部写ってません。

少し近寄ってみるとツグミじゃないですか、まだ居るのですね。
それにしてもこんなに集まってるのを見た事が有りません。

別の場所で撮ったツグミ、畔で遠くを見詰めてました。
帰る方向を確認してるのかな?

GWなりますね、お出掛けの予定は有りますか?
コロナで巣篭りでしょうか、天気もあまり良くなさそうですし。
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タンザワとオオバウマノスズクサの分布域

2021年04月28日 | 山野草
今回は大葉と丹沢馬の鈴草の事を少し。
とその前に勿体ぶって他の花、ツクバネウツギ(衝羽空木)です。

スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木で、東北の太平洋側~九州北部に分布。
萼の形が羽根突きの羽根に似ている事が名前の由来。

花の長さは約2cm、花の直径は約1cm。 

ヤマルリソウ(山瑠璃草)。
ムラサキ科ルリソウ属の多年草で、福島~九州に分布する日本固有種。

花の直径は約1cmですが、対照君を使うの忘れました。(^^ゞ 

ヤマツツジ(山躑躅)に黒いアゲハ蝶。 

多分オナガアゲハ(尾長揚羽)ではないかと。 

ネコノメソウの群生を見付けました。
既に種の入れ物は空っぽのばかりで、僅かに種が残っていたのを。

おや!ここにもコウゾ(楮)が咲いてますよ、何度も来てる所ですが気付きませんでした。 

アケビの葉の露が綺麗だったので。

さて、ここから本題のウマノスズクサです。
近隣にはタンザワとオオバの2種類が有ると、私も含め他の人達も思っていました。
良く似ていて見分けが難しい、花の色が微妙に違うようですが個体差が有ります。
一番簡単な見分け方は葉の形でした。
花の右奥に写っているのが、オオバウマノスズクサと言われていた葉の形。

ハッキリ写ってませんが、これも背景にオオバと言われる葉が。 

対照君を入れて撮った花。 

これは別の場所で撮った花、花の色が少し薄いです。 

横からも撮ってみました、花だけ見てもどちらか分かりませんね。

でも葉の形がかなり違います、タンザワと言われていた葉です。 
今まではこの葉でタンザワとしていました。

2016年に日本植物分類学会の詳細な調査で、こちらはオオバの分布域でない事が判明。
調査報告書の140ページの地図をご覧下さい。→「調査報告書
愛知~静岡に掛けてオオバの分布域にタンザワが割り込むような形に分布しています。
葉の形や花の色に関係なく、こちらのはタンザワウマノスズクサと言う事に。
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のんびりと午後の山裾

2021年04月27日 | 山野草
昼食を摂った後、山裾をぶらぶらしてみました。
林縁にはホウチャクソウ(宝鐸草)があちこちで見られます。

沢山咲いてる所や、少しだけ咲いてる所と色々です。 

クサイチゴ(草苺)の花にホソヒラタアブ(細扁虻)。

黄色の花(タンポポ?)にもホソヒラタアブ。

ヒメコウゾ(楮)の花が咲いてました。
クワ科コウゾ属の落葉低木~小高木で、本州~九州に分布。
↓は雄花。

奥の2個が雌花で、赤い棘のようなのが花柱です。
コウゾは雌雄異株、ヒメコウゾは雌雄同株、雌雄揃ってるのでヒメコウゾになります。

コウゾはご存じのように、ミツマタと並び和紙の原料。
花の大きさはこんな感じ。

沢に張り出したハナイカダ(花筏)を撮ってみました。
こうして見ると、筏に乗る人数がバラバラなのが分かります。

これも川の上に張り出していたヤブデマリ(藪手毬)。 

上から撮ると、枝の上に花が並んで咲くのが良く分かります。 

ムベ(郁子)の花ですが、相変わらず色が薄いですねこちらの花は。 

花の内側はもっと褐色になるはずなのですけど・・・。 

カマツカ(鎌柄)は最盛期です。 

雄蕊20個、花柱3個ですが、これがなかなか上手く撮れません。 

林内に咲いていたエビネ(海老根)。 

ラン科エビネ属の多年草で、北海道~九州に分布。 

盗掘が多く激減し、環境省の準絶滅危惧指定種、愛知でも準指定。
※全国47都道府県の内、46で準~Ⅰ類に指定されています。

珍しい花は盗掘が多くて困ります、自然の中で見て欲しいものです。
持って帰って良いのは「思い出」だけと言う事で。
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そっくりさんの花2種

2021年04月26日 | 山野草
現在コマユミ(小真弓)とニシキギ(錦木)が咲いています。
この二つ、花が殆ど同じで花だけ見てもどちらなのか分かりません。
まずはこちらがコマユミ。


ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。 


↑に蟻が写ってるので、対照君は必要ないかも知れませんが一応。(^^;) 


で、こちらがニシキギ、コマユミと同じです。
コマユミと同科同属で、北海道~九州と分布域も同じ。 


花の大きさもコマユミと同じ。 


花では見分けられませんが、違は枝で見分けます。
こちらがニシキギの枝、コマユミには無い枝にコルク状の翼が。
この翼がいったい何の役目をしているのでしょうね。


ウマノアシガタ(馬の脚形)が花盛りです。 


相変わらず花弁の金属光沢で、テカッて撮り難いです。 


小さな水溜まりの傍に咲いてたのを水面を入れて。
 

わずかですがホタルカズラ(蛍蔓)も咲いてました。 


ムラサキ科イヌムラサキ属の多年草で、北海道~九州に分布。 


愛知県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。(環境省は指定外) 


ヤマトシリアゲ(大和尻上げ)、久し振りにお会いしました。 


あちこちに咲いていたハナイカダ(花筏)、雌花を探します。
しかし何故か雄株ばかり。


おっと雌花が有りましたよ、ようやく見付けました。
しかし残念な事にピントが・・・。(T_T)


チゴユリ(稚児百合)も花盛り。 


今回のは割と上向きで撮り易かったです。 


小さな虫も居ましたが、君は誰? 


さて昼食にしましょう。
前日の晩ご飯の残り物の肉と煮卵を入れて。【拡大しません】

次回は午後から撮った花を。
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こんな所に銀の花

2021年04月25日 | 山野草
山道を歩いていたらサクランボが生っていました。
ソメイは実が生りません他の種類でしょうね、ヤマザクラは実が生りましたかね?

大きな虫瘤(むしこぶ)が有りました、こんな大きなのは見た事が無いような。
中に居るのは誰でしょう?

終盤のマルバアオダモ(丸葉青梻)です。 

相変わらず花がどうなってるのか良く分かりません。(^^;)
背景の赤いのはヤマツツジ(山躑躅)。

ナツグミ(夏茱萸)が咲いてました。 

グミ科グミ属の落葉低木~落葉小高木で、本州~九州に分布。

 実は熟すと美味しいらしいですが、食べた事は有りません。 

おやぁ!こんな所にギンラン(銀蘭)が咲いてるじゃ有りませんか。(◎₀◎;)
キンランより少し遅れて咲くはずなのに、こちらが先に咲いてますよ。
今まで見た事の無い場所です、以前咲いてた所では見なくなってしまいました。

ラン科キンラン属の多年草で、本州~九州に分布。
環境省は指定外ですが、愛知では準絶滅危惧種です。
キンランと違い花が殆ど開かず、中を撮った事は有りません。

これはヤマツツジでしょうね。
もしかしてレンゲツツジ(蓮華躑躅)かも?と思って撮ってみたのですけど。

ヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。
翅裏には細かな波模様と目玉模様が有りますが、翅表は地味。
でも、地味なだけに小さな青い点が際立ちます。

ヤマブキ(山吹)が咲いてました、他と比べてかなり遅いのでは?
もうかなり前からあちこちのブログで見てますから。

バラ科ヤマブキ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。
普通もっと花を沢山付けますよね、でもここのはかなり控えめ。(^^;)

ご存じの通り、小判の色に例えられる山吹色はこの花の事です。 

アカウシアブ(赤牛虻)、北海道~九州に分布し体長23~25mm。
♀は家畜や人の血を吸います。
渓流沿い等で休憩してると「血ぃ吸うたろかぁ」とまとわりついて来る厄介者。

これも平地ではほぼ終わっているクサイチゴ(草苺)。 

花の寿命が短く、花粉が奇麗なのはなかなか撮れません。
もう終わり掛けのはずなのに、奇麗な姿だったので撮ってみました。

コロナが一向に収まりませんね、各地で緊急宣言が発令されてます。
こちらの県でも毎日200~300人超えの感染者が。
そう言えば、昨日ワクチンの予約券が市から届きました。
個人接種は5月10日から、集団接種は6月1日から予約できるそうで。
接種ではなく予約ですからね、まだ先は長そう。(>_<)
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情報を得て見に行ったものの

2021年04月24日 | 山野草
あちこちのブログで、キンラン(金蘭)が咲き出したとの情報が。場所は載せてないので、知ってる場所に見に行ってみました。
本命の前にハナイカダ(花筏)を見付けます。

ハナイカダ科ハナイカダ属の落葉低木で、北海道南部~九州に分布。
雌雄異株で花弁は3~4個、雄花は数個がかたまって、雌花は普通1個。
今回のは雄株の雄花です。


図鑑には花の直径は約4~5mmと有りますが、もっと小さかったです。 

撮っていたのとは別の花にベニボタルが居ました。
 

甲虫目ベニボタル科のヒシベニボタル(菱紅蛍)で、本州~九州に分布。 

ベニボタルは30種以上居るようで、ヒシベニボタルは体長5~9mmと図鑑には。
逃げられるのを覚悟で、対照君をそっと近付けてみたら。
残念ながらこちらを向いていたので、体長の比較にはなりませんでした。(^^;)

コバノガマズミ(小葉の莢蒾)が咲き始めています。 

レンブクソウ科ガマズミ属の落葉低木で、福島以西~九州に分布。 

散房花序に小さな花を多数つけ、花の直径は約5mm。 

さて本命のキンランはと言うと、まだ早かったようでなかなか見付かりません。
辛うじて見付けたのはまだ蕾でした。(T_T)

ラン科キンラン属の多年草で、北海道~九州に分布。
もう少ししてからまた見に来る事に。

アマドコロ(甘野老)も咲き始めていました。
キジカクシ科アマドコロ属の多年草で、北海道~九州に分布。

花は先端が僅かに開くだけで、中を撮るのは宝鐸草より難しいです。 

花の長さは1~1.5cm。 

ヤエヤマブキ(八重山吹)が咲いてました。 

バラ科ヤマブキ属の落葉低木で、ヤエヤマブキはヤマブキの園芸品種。
雌蕊が退化していて結実しないそうなので、逸出ではなく植栽のようです。

一重と違い、八重はまるで黄色のバラのよう、当然ですねバラ科でした。(^^;)
陽が当たっていたので黄色が飛んでしまいました。

次回は金ではなく、偶然出会った銀を。

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夏との端境

2021年04月23日 | 山野草
5月5日が立夏なので、後2週間ほどで暦の上では夏になります。
春の花は終わりに近づき、夏の花に変わり掛けの端境期に。
山の麓に咲いていたヤマフジ(山藤)かな?栽培品の逸出かも。
山藤は右巻きに巻き上がりますが、この画像では分かりません。
マメ科フジ属の蔓性木本で、中部以西~九州に分布。

現在チゴユリ(稚児百合)があちこちで沢山見られます。
下を向いて咲く花が多く、背が低いので花の中を撮り難いです。
咲き始めは上を向くのですかね、偶然上を向いてた花。
対照君を入れて。

咲き残りのムラサキケマン(紫華鬘)、他ではもう殆んど終わってます。 

↑の株の左側は既に種ができていました。 

湿った半日蔭に咲いていたシャク(杓)。 


セリ科シャク属の多年草で、北海道~九州に分布。
殆ど雑草として誰も見向きしない花。(^^;)


花の大きさはご覧のように小さいです。 


今年初撮りのヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。
前翔長18~24mmで、北海道~九州に分布。


翅の表裏に目玉模様が有り、翅表の目玉の中心の青が目立つ個体が居ます。 


ベニシジミ(紅小灰蝶)、前翔長13~19mm、北海道~九州に分布。
春の個体は赤っぽく、夏は黒っぽく、秋には両方見られるようです。


ウマノアシガタ(馬の脚形)があちこちで見られるようになりました。

キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、北海道~九州に分布。
花の大きさはこんな感じ、花弁に光沢が有って撮り難い花です。

ここではかなり群生してましたが、群生を撮るのも難しいです。
画像はほんの一部です。

花弁の表は光沢で日射しを反射するので、裏から撮ってみました。(^^ゞ

 ナミアゲハ(並揚羽)、アゲハチョウの代表です。
前翔長35~60mm、北海道~沖縄に分布し、柑橘系の花が好きらしいです。

ここ数日気温が高かったので、作業着を夏服に替えました。(上着は長袖です)
また急に冷えるような事は無いだろうと思って。
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湿原の花は少なかった

2021年04月22日 | 山野草
湿原に行っては見たものの、湿原内はハルリンドウくらいでした。
前回に続き、湿原周辺の花を。
ミカワバイケイソウ(三河梅蕙草)が咲き始めています、例年より早いです。

シュロソウ科シュロソウ属の多年草で、東海地方にしか自生しない日本固有種。
離れていたので対照君は使えずズームで撮ってます、一個の花の大きさは約1cm。

ニシキギ(錦木)も咲き始めていました。 

ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。 

コマユミとほぼ同じ花で、花だけ見ても区別が付きません。
枝にコルク状の翼の有るのがニシキギで、翼の無いのがコマユミ。

クチナシグサ(梔子草)も咲き始めていました。 

ハマウツボ科クチナシ草属の1年又は2年草で、関東以西~九州に分布。 

以前は愛知のRDBに載ってたのですが、RDB2020には記載が有りませんでした。
環境省のRDBにも愛知は載ってません、自生地が増えたのか、それとも新たに見付かったのか?

道端や草地に普通に生えてるので、花を知ってる人でないと気付かないでしょうね。 

花の大きさです、これでは咲いてても分かりませんよね。

ホソバシュンラン(細葉春蘭)だそうです。 

一見普通のシュンランのようですが、詳しい方が「葉が細い」と教えてくれました。
ただ学術的に分類されてるのかどうか?
他に萼片(上と横に広がってる)が細いのも特徴だそうで。

しかし、葉も萼片も細いと言うだけで基準が無いのではっきりしません。 

ホウチャクソウ(宝鐸草)が沢山咲いてました。 

この日は風が強かったので揺れて撮り難い事。
と言う事で、風に揺れるホウチャクソウ。

最後は湿原内のハルリンドウ(春竜胆)、一花だけ白花が有りました。
ここのハルリンドウはあまり株にならず、点々と咲いてるのが多いです。

毎年ここのハルリンドウを見てますが、白花が有るのは知りませんでした。
今年だけなのか、毎年咲いてるのか?

それにしても温暖化が進んでるようですね。
この時期としては強烈な台風(2号)が発生してます、海水温が高いのでしょうね。
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湿原に行ってみました

2021年04月21日 | 山野草
前回湿原に行ったのは3月中旬、ショウジョウバカマが咲いてました。
あれから一ヵ月、花が色々咲き出したようなので行ってみる事に。
湿原周辺から花を探していきます。
まずはタンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)から、例年よりかなり早いです。

後ろ姿も撮ってみました。 

高い所にアズキナシ(小豆梨)が咲いていて、丁度飛行機が通過してたのでパチリと。

バラ科ナナカマド属の落葉高木で、北海道~九州の陽当たりの良い林縁に分布。
名の由来は、果実が梨に似ていて小豆のように小さい事から。
花の直径は約1cm。

同じく高い所に咲いていたクロバイ(黒灰)。
ハイノキ科ハイノキ属の常緑高木で、関東南部~沖縄に分布。
名の由来は木灰を媒染に用い、葉が黒っぽい事からだそうです。
カメラの倍率が大きくなったので、高い所の花も撮れるようになりました。

おっと、陽当たりの良い所に派手な虫が、ハンミョウ(斑猫)です。
相変わらず派手な色ですね。

甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科で、本州~九州に分布。
体長18~20mm、幼虫でも成虫でも越冬するそうです。

近付くと飛ぶのを何度も繰り返していたら、最後はこんな事に。
ちょっと分かり難いですが、捕食したのでは無いような。

ヤブデマリ(藪手毬)が咲いてました。 

レンブクソウ科ガマズミ属の落葉小高木で、関東以西~九州に分布。
枝をほぼ水平に広げ、枝の上に花を上向きに並んで付けます。
しかし、花が並んでるところを上手く撮れませんでした。

白い大きな花のように見えるのは装飾花で、中心部の小さいのが実際の花。 

花の大きさです。
装飾花は約3cm、装飾花の中のが両性花で直径約5mm。

上からは撮り難いので下から撮ってみました、装飾花から何か覗いてるような。

チゴユリ(稚児百合)が咲いてます。

 イヌサフラン科チゴユリ属の多年草で、本州~九州に分布。 

逆光で葉を透かしてみました。 

撮っていたら蜜を求めて蜂がやって来ました。 

水辺に咲いていたニョイスミレ(如意菫)、水面を入れてと思うも。 

上手く行きませんねぇ。(^^;) 

湿原に行っては見たものの、湿原の花は殆ど撮らず。
湿原内はまだハルリンドウのみだったので、次回も湿原周辺の花を。
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