有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

湿原から尾根へ(1)

2024年03月31日 | 山野草
今回も先週末の雨の降る前の事です。(^^;)
そろそろ花が見られる頃だろうと、今季初めて何時もの湿原に行ってみました。
とその前に寄り道でネコノメソウ(猫の目草)を見に、残念既に花は終わり種に。
群生の中を探し、僅かに花を残していた株。

↓の小さな黒っぽいのが種です。 

種の長さは約0.7mm。 

ネコノメソウに毛虫、何の幼虫かは不明です。(^^;) 

ニオイタチツボスミレ(匂い立坪菫)が咲いてました。 

さて湿原に到着、入り口に咲いていたヤマウグイスカグラ(山鴬神楽)。
スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木で北海道南部~九州に分布する日本固有種。
画像では分かり難いですが、葉や花に毛が有るのでヤマとしてます。

良く似たウグイスカグラ(鴬神楽)と区別が難しく、一部の図鑑では「区別は困難」とも。
こちらは別の株、葉に毛が有るものの花には毛がないのでウグイスカグラ?

↑と同じ木の花ですが、やはり花に毛が有りません。
毛が有ろうが無かろうがヤマと付こうが付かまいがどちらもウグイスカグラと言う事で。(^^ゞ

シュンラン(春蘭)が咲いてました。 

ラン科シュンラン属の多年草で北海道~九州に分布。 

花の中を撮ろうとするも上手く撮れず。

湿原には殆ど咲いてませんでしたが、周辺にはショウジョウバカマ(猩々袴)が沢山。 

シュロソウ科(APG分類)ショウジョウバカマ属の多年草で北海道~九州に分布。 

ショウジョウは能の猩々の赤い装束をこの花に例えたもののようです。 

しかし真っ赤なショウジョウバカマはを僅かしか見た事が有りません。
殆どは赤では無く紫色のような。

湿地を後に尾根に登ります、昨年は膝の調子が悪く登る事が出来ず。
小一時間で尾根へ到達、尾根にはヒロハノアマナ(広葉の甘菜)が咲いてました。

ユリ科アマナ属の多年草で東北南部~近畿・四国に分布。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知は絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定、これは知りませんでした。
こんなに咲いてますし、他でも見られますから。(^^;)

尾根まで登ったのはヒロハノアマナを見る為では有りません、本命は明日に続く・・・。
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少し前に撮った花達

2024年03月30日 | 山野草
週末の雨の日に撮ったのを先に載せてたので、今日はその少し前に撮った花を。
青空にハクモクレン(白木蓮)。

モクレン科モクレン属の落葉高木で中国原産の帰化種。
白いのがモクレンと思われがちですが、紫色の方がモクレンでシモクレン(柴木蓮)は別名。


更にモクレン(シモクレン)は花弁の内側も紫色です。
花弁の内側が白いのはハクモクレンとの交雑種又は交配種で、サラサモクレン(更紗木蓮)とも。
南側の花弁が先に膨ららみ、蕾の先端が北を向くため方向指標植物と言われるそうです。
他にコブシ、タムシバ、ネコヤナギも方向指標植物だそうで。
ただ南側が陽当たりの悪い北側斜面の木も同じように北を指すのですかね?(^^;)

ナツトウダイ(夏灯台)が咲き始めてました。 

トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で北海道~九州に分布。 

名前の由来は「夏に咲くトウダイグサ(灯台草)」だからだそうですが・・・。 

地域にも依りますが、こちらは3~4月頃に開花します。 

名前が付けられた当時は今頃が夏だったのでしょうか?(^^;) 

雌性先熟で雌蕊が受粉すると雄蕊が出て来ます。
残念ながら雌蕊とはっきり分かるのは撮れてません。(◞‸◟)

先端が尖った赤い三日月型は腺体で蜜を出す器官、緑色のカニのハサミのようなのは蕾です。 

ヤブレガサ(破れ傘)の芽、山野草としてはこれくらいが食べ頃らしいです。 

キク科ヤブレガサ属の多年草で本州~九州に分布、林内の少し湿った所に生育。

林内に降り注ぐ春の陽を浴びるヤブレガサを、斜め下から葉が輝くように撮ってみました。 

この日の本命はこの花でした、ヒトリシズカ(一人静)です。 

残念ながらこの日はまだ咲始めたばかりで、ほんの少ししか見られず。 

センリョウ科チャラン属の多年草で北海道~九州に分布。 

先週(23、24、25日)で再訪の予定でしたが3日とも雨で行けず2週間経ってしまいました。
本日再訪しますが既に終わってるかも知れません。

この時期週末に雨が降ると、次の週末には花が終わってる事も。
花が一気に咲き出すので色々な花を見逃がす事になりかねず、週末の雨は本当に困ります。
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花もですが蝶も飛び始めました。

2024年03月29日 | 山野草
タチツボスミレ(立坪菫)が咲いてましたが、何故か今期はあまり見ません。
何時もならこれでもかと見られるんですけど。

まだこれからなのかなぁ? 

キブシ(木五倍子)の花が咲いてました、しかし木五倍子は読めませんよね。 

キブシ科キブシ属の落葉低木で北海道西南部~九州に分布する日本固有種。 

普通雌雄異株ですが両性株も有ります、画像はその両性株。
花の中心の緑色が雌蕊、その周りの黄色が雄蕊。

花の直径は約5mm。
キブシの名の由来を調べると、フシ(五倍子)の代用品にしたからと分かりましたが・・・。
何故「五倍子」この字を使うのか、何故「五倍子」をフシと読ませるのかは分からず。

クロモジ(黒文字)の花も咲いてました。 

クスノキ科クロモジ属の落葉低木で東北南部~九州に分布する日本固有種。 

雌雄異株で画像は全て同じ木で雌株の雌花だと思います。
花の中がクッキリ撮れなかったので雄花か雌花か少し不安ですけど。(^^;)

クスノキ科なので枝葉に芳香が有り楊枝の材料とされ、楊枝の事を「黒文字」とも言います。
花の直径は約6mm。

枯葉の上にキタテハ(黄立羽)が居ました。 

タテハチョウ科タテハチョウ亜科、前翅長26~36mm、北海道~九州に分布し成虫で越冬。 

同じ所に何頭も居ましたが、見付けるより逃げられる方が早く殆ど撮れず。 

翅裏に小さな白い斑紋が有り、その形によってCタテハ、Lタテハと呼ばれるものも。
気を付けて見てるのですがCとLを今のところ目にしていません。

少し分かり難いですが2頭同時に居るところも撮れました。 

ルリタテハ(瑠璃立羽)も居ました、翅裏は地味です。
タテハチョウ科タテハチョウ亜科、前翅長30~40mm、全国に分布し成虫で越冬。

舗装された林道の白線に舞い降りました。 

そっと後ろに回り込み翅表を。
近寄ると逃げますが、この蝶は少し待っていると戻って来ます。
白線の上にとまるのは体温を上げるためとかと。

梅の木にヤママユ(山繭)が、まだ咲いていた梅の花を背景に入れてみました。 

週末は気温が上がる予報で花が一気に咲きそうです、同時に蝶の動きも活発になりそう。
昨日名古屋の桜の開花宣言が有りました、こちらのソメイもポツリポツリと咲き出してます。
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雨の日はウグイス?

2024年03月28日 | 
今日も雨の日の鳥です、農道を流していたら山裾の桜の木にノスリ(鵟)が。 

雨のせいかじっとしたまま殆ど動かず、獲物を探してるようでも有りません。 

更に近くの高い木の上にもう一羽。
雨で空が白いので逆光みたいになってしまい、かなり修正してます。(^^;)
こちらは飛びそうだったので飛び出し狙い。

予想通り直ぐに飛びましたが、上手く撮れませんでした。(T_T) 

一羽が飛び去り桜の木に居たノスリが尻を高く上げます、この態勢は・・・秒読み開始。 

3、2、1、0、大噴射、初めてその瞬間を捉えました。 

あら見てたのね!とこちらを向きます。 

昨日とは別の場所でまた樹上にウグイス(鴬)が。 

囀ってますが直ぐに動くので録画釦は押せず。 

別の枝に移動しました。 

また移動して一鳴き。 

そしてまた別の枝へ移り、飛び去ってしまいます。 

小川沿いの農道を行くと対岸の木に何かがとまりました、車を停め窓から撮影。 

ホオジロ(頬白)の♀のようです。 

と待てよ、なんだかホオジロではないような?頬がそれほど白くなく、喉元が黒い。

後から調べる事にして撮り続けます。 

近くの枝を移動するだけで暫く撮らせてくれました。 

帰ってからホオジロ♀とホオアカ(頬赤)を調べて比較してみたものの・・・。 

さっぱり分かりませんでした。(>_<) 

雨の日は鳥は駄目だと思ってましたが、意外に撮れるものですね。
特にウグイスは天気の悪い日の方が宜しいようで。(^^)
昨日ベランダにツバメが戻って来ました、昨年造った巣に2羽で入ってます。
昨年と同じ個体かどうか?名札を付けてないので分かりません。(^^ゞ
8月末頃まで糞害に悩まされる日々になります。
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冬鳥は居なくなった?

2024年03月27日 | 
23~26日の夕方まで四日連続の雨で予定してた花を撮りに行けず。
仕方なく雫や濡れた花を撮ってたのですが僅かながら鳥も。
雨のパラつく田圃に群れ雀、田圃の横に車を停め、車の中からの撮影です。
一斉に田圃に舞い降り、餌を啄んで一斉に飛び立ちます。
残念ながら集団で飛ぶところは撮れず。

隣の田圃にケリ(鳬)が一羽舞い降りましたが、車の中からでは撮れない位置。
暫く様子を見ていたら撮れる所へ、かなり近いです。

車の後ろを通って反対側の土手へ。 

Y時バランスならぬT時バランスを披露してくれます。(^^;) 

近かったので大きく撮れたのを更に切り出して拡大。
今まで気付きませんでしたが、嘴の付け根の両側に黄色の硬そうな物が有るのですね。
嘴の一部でしょうか、それとも嘴とは別に何か付いてるのでしょうか?

盛んに何か食べてるようですが何でしょう? 

食べてるところを撮ろうと狙ってみます。 

一応撮れました、でも嘴に何かぶら下がってるのは分かりますが、何なのかは・・・? 

これも何か咥えてるのは分かりますが、さて何でしょう?草の実でしょうか? 

ケリから少し離れた所にツグミが舞い降りました、ツグミはまだ帰ってないようです。
他の冬鳥は全く見られません。

何か居ないかと移動すると、ウグイス(鴬)の鳴き声が。
鳴き声のする農道の笹薮の横に車を停めると、3mほど?の藪の中からホーホケキョの声。
直ぐ横で鳴いてますが姿は見えず、出て来ないかと待っていたら別のウグイスが木の枝に。

これも近いです、切り出しせずにこの大きさで撮れてます。 

そして鳴き始めました。
ホーホケキョは囀りなので♀を呼んでると思いますが、縄張りの主張も有るのでしょうか?

一声鳴いては少し移動します。 

意外に落ち着きがないですね、動画で撮ろうと思うも動き回るので録画釦を押す事が出来ず。 

このウグイスが鳴いてる間も最初の藪の中のウグイスも鳴いてました。 

やはり縄張りの主張なのか、それとも俺の方が良い声(上手い)と♀に主張してるのか?
動画釦を押せないまま飛び去られ、藪の中のウグイスも鳴かなくなってしまいました。

木の枝にとまるウグイスを初めて撮りました、しかもかなり近くで。
スズメにケリにウグイスは留鳥、冬鳥はツグミだけ、私の鳥撮りの最盛期は終わったようで。
木々の新芽も出始めこれからの鳥撮りは難しくなりますし。
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マキノなのかシハイなのか?

2024年03月26日 | 山野草
例年公園の片隅に咲くマキノスミレ(牧野菫)らしきを雨の降る前に撮ってました。
何故かここには他のスミレはなく、全てマキノらしき花ばかり。

マキノスミレとシハイスミレ(柴背菫)が今一つ区別できません。 

花の色が濃く葉が長披針形、シハイスミレは長卵形。 

柴背菫はその名の如く葉の裏が紫色を帯びますが、マキノはやや紫色を帯びるだけ。
花後に紫色は消え淡緑色になります。

マキノもシハイも側弁は無毛で柱頭はカマキリの頭型(三角形)。 

と言う事で間違ってるかも知れませんが、マキノスミレとしておきます。(^^;) 

以下は雨の降った日に同じ場所で撮ったマキノ。 

スミレ科スミレ属の多年草で青森~兵庫に分布する日本固有種。 

シハイは本州~九州に分布しますが近畿地方以西に多いようです。 

こちらでは両方見られ、マキノとシハイの交雑種も有るようで。 

↓の葉の出方がマキノではなくシハイのような・・・。
マキノは葉が垂直気味に展開しシハイは斜上するようなので、交雑種の可能性も。

以下も雨の日に撮ったミツバアケビ(三つ葉木通)。 

大きな花(萼片)が雌花(直径約15mm)、小さくて数の多いのが雄花(直径3~5mm)。 

アケビ科アケビ属の蔓性落葉木で本州~九州に分布。 

名前の通り葉が3枚で大量の花を咲かせます。 

ヒサカキ(姫榊)の花。
モッコク科ヒサカキ属の常緑低木で本州~沖縄に分布。
雌雄異株で画像は雄株の雄花、花の直径は約5mm。

公園の池の上をツバメ(燕)が飛んでました、今期初見初撮り。 

我が家のべランダに昨年造られた巣がそのままになってますが、今年も来るでしょうか。 

ツバメが飛び交う池の上空にはトビ(鳶)が、苦労が多かったようで羽がかなり傷んでました。 

週末が雨ばかりで予定の花を撮りに行けませんでした、今週末までネタが持たないかも。
今週末は気温が上がりそうなので、何を撮ろうか迷いそうです。
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公園で濡れた花と雫を

2024年03月25日 | その他
週末が雨だったので、久し振りに雫を撮ってみました。
写真機が雨に濡れたのが原因で修理する羽目になったのに凝りもせず。(^^ゞ
レンズに直射日光を入れるのと、濡らすのはお勧めしません。(普通しないでしょうけど)
雨に濡れるシキザクラ(四季桜)。

春と秋の年二回咲く桜の一つ。 

花は一重で春は新芽と花が同時に展開し、秋は葉が落ちてから花が咲きます。 
こちらはジュウガツザクラ(十月桜)、四季桜と同じく年に二度咲きます。 

花が濡れてて分かり難いですが、四季桜の花は一重で十月桜は八重咲です。 

十月桜は年に二度咲くと言うより、秋から春までポツリポツリと咲き続けます。 

雨に濡れるトサミズキ(土佐水木)。 

マンサク科トサミズキ属の落葉低木で高知県の蛇紋岩地帯に自生する日本固有種。 

自生のものは準絶滅危惧種(NT)に指定されていて、他で見られるのは栽培種になります。
トサミズキに着いた雨の雫。

雫の中に景色の映る大きなのはなかなか有りません。 

下手に近寄ると枝を揺らして落としてしまいます。 

更に傘をさしてるので、傘が枝に触れて落ちてしまう事も度々で。(>_<) 

濡れるベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)。 

マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木で中国原産。 

花の色が白~淡黄色のトキワマンサクは環境省の絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されてます。
国内の自生地は静岡県湖西市、伊勢神宮、熊本県荒尾市の3ヵ所のみと、中国とインドに分布。

以下はまだ葉の展開前のモミジ(椛)の枝の雫。 

雫は沢山着いてますが、やはり景色を映す大きな雫は殆ど有りません。 

やっと見つけたと思っても、傘が枝に当たって落としてばかり。

当然風が吹いても、雨が降り過ぎていても落ちてしまいます。 

これは何の木だったのか?忘れてしまいました。(^^ゞ 

これは新芽と雫を撮ってみましたが、木の種類は分かりません。 

撮影は近所の公園とその周辺でした。
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キクザキイチゲ開花

2024年03月24日 | 山野草
山裾にキクザキイチゲ(菊咲一華)が咲きました。
午前中に見に行ったのですがまだ開花しておらず、午後から再訪するとこんな具合でした。

残念ながら群生と言う訳にはいきません。 

ポツリポツリと咲いてます、一度大群生を見てみたいものです。 

キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で北海道~近畿以北に分布。 

菊に似た花が一輪付く事が名前の由来、別名キクザキイチリンソウとも呼ばれます。 

この花の色は白~淡青紫色となってますが、こちらでは白しか見られません。
ミスミソウ、イカリソウも他では色付きの花が見られるものの、こちらでは白ばかり。(T_T)

花弁は無く、花弁に見えるのは萼片です。 

よく似たアズマイチゲ(東一華)の分布域(北海道~九州)にも入ってますが見た事が有りません。 

タチツボスミレ(立坪菫)も咲いてました、でも例年よりかなり少なかったです。
まだこれからでしょうか?

萼片の先端に赤い小さな虫は何でしょうね? 

花が白いので白飛びして花の中心が殆ど上手く撮れませんでした。 

少し赤味の有る花も有りました。 

表は白でも裏はほんのり赤味の有る花。 

ほぼ真下から上の木を入れて撮ってみました。 

以下は背景ぼかしのキクザキイチゲ。 


背景が明るいので露出補正で撮ってます。 

この花も赤味が有りました。 

これも赤味が、 背景が明るいので萼片の裏の赤味が透けて見えてるのかも。 

赤味の有る花は有りましたが、淡青紫色の花を見てみたいものです。 

昨日は高知でソメイヨシノの開花宣言が有りました、桜前線がいよいよ北上し始めそうです。
名古屋の開花予想は3月22日となってますが、ここのところの低温で予想が外れるかも?
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ハルリンドウには少し早かった(2)

2024年03月23日 | 山野草
昨日のハルリンドウ(春竜胆)の続きです。
例年多くのリンドウが見られる場所もこの日はポツリポツリとしか。(T_T)
登山道脇に咲いていたシロバナミツバツツジ(白花三つ葉躑躅)。

一花だけではなく全て白花です、自生なのか植えられたのか?
ここにはシロバナミツバツツジが2本並んでます。

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で関東~東海・近畿に分布する日本固有種。 

この日は尾根には行かず周回路で下ります、周回路にもリンドウが点々と咲いてました。 

こちらは同じ株から咲いてるのに随分色が違います。
左が雄蕊が花粉を出してる花、右は花粉を出し終え雌蕊が出てる花。

更に一際色の違うリンドウを見付けました、かなり赤味が入ってるような。
これも雄蕊が花粉を出し終えて雌蕊の柱頭が2裂してます。

直ぐ横の普通の色のリンドウと並べて撮ると色の違いが良く分かります。
逆から撮った方が良かったかも。(^^ゞ

キジムシロ(雉蓆)も咲いてました、花に居るのはモモブトカミキリモドキ(腿太擬天牛)。 

そっくりさんにヘビイチゴ、ミツバツチグリが有ります。
キジムシロは全体に長い毛が多く、茎が赤味を帯び葉が奇数羽状複葉。

バラ科キジムシロ属の多年草で全国に分布。 

地を這うように丸く広がる事から、雉の座る場所のようだとしてキジムシロの名が。 

花が咲き出すと蝶も見られるようになって来ました。
今期初撮りのルリタテハ(瑠璃立羽)、撮ってる時に手前に小枝が被ってるの気付かず。(>_<)

タテハチョウ科タテハチョウ亜科、前翅長30~40mm、全国に分布、成虫で越冬。 

これも今期初撮りのツバメシジミ(燕小灰蝶)♂。 

シジミチョウ科シジミチョウ亜科、前翅長9~19mm、本州~九州に分布、幼虫で越冬。 

♂は良く見ますが♀はあまり見た事が有りません。 

これから蝶も沢山見られるようになります、でも珍しい蝶は殆ど見た事が有りません。
花もですけど。(^^ゞ
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ハルリンドウには少し早かった(1)

2024年03月22日 | 山野草
桜の開花も近付いて来たので、ハルリンドウ(春竜胆)が咲いてるかなと行ってみました。
天気の良い日で、途中の田園地帯の上空にノスリ(鵟)が。

青空を気持ち良さそうに円を描きながら舞ってます。 

多分ノスリは気持ち良いとは思ってなく、腹が減ったと思ってるのではないかと。(^^;) 

低山の登山道に入ると早速ハルリンドウがお目見え。 

リンドウ科リンドウ属の2年草で本州~九州に分布。
一株に数個の花を付けますが、まだ咲き出したばかりで下部に蕾が複数見られる株ばかり。

花は漏斗状筒形で長さ2~3cm、先端が5裂して少し小さな副片が間に有り10弁に見えます。 

雄蕊先熟で花粉を出し終えると雌蕊の柱頭が開きます。
↓は花粉を出し終えたばかりで、まだ雌蕊が見えてない花のような。
それにしても花弁の白い点が気になります、なぜこんな風になるのやら?

リンドウは横から撮ると絵にならないので困ります、逆光に透かすくらいしか有りません。
とは言え透かしてもあまり透けないし・・・。(-_-;)

登り始めて直ぐの所に咲いていたカンヒザクラ(寒緋桜)にメジロ(目白)が一羽。 

カンヒザクラは葉の展開前に花が咲く早咲きの桜ですが、ここではまだ蕾が多かったです。 

中国原産の桜で日本では栽培種。

梅も河津もはほぼ終わってしまったので、メジロの餌場は桜に移り始めてるのかも。 

でもこちらではソメイヨシノの蕾はまだ硬いです。 

登山道脇に一株のショウジョウバカマ(猩々袴)の蕾。
ここには例年10株ほど咲くはずですが、この日は一株しか見られませんでした。

ヒメカンスゲ(姫寒菅)が沢山咲いてました。 

カヤツリグサ科スゲ属の多年草で北海道~九州に分布。

↓は雄小穂で雌小穂は↑の2枚の画像の雄小穂の下に白い糸状に見えるのが雌小穂。 

登山道のど真ん中に大量の💩が・・・、狸の溜め糞と言う奴です。
群れが同じ所にするのでこんな風になります、見苦しいので少しモザイクを掛けて。(^^)

少し登った所にシュンラン(春蘭)が有るのですが、この日はまだ蕾でした。
ラン科シュンラン属の多年草で北海道~九州に分布。

次回に続く・・・。
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