有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

渓流に避暑に

2023年07月31日 | 山野草
標高400m~300mの渓流に涼みがてら花撮りに。
ネム(合歓)の花がまだ咲いてました、平地ではとっくに終わってます。

20秒ほどの動画です、沢音が大きいのでご注意を。

岸辺に咲いてたタマアジサイ(玉紫陽花)・・・ですが。
完全開花していて名前の由来の玉状の蕾は見られず。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木、分布域は図鑑に依り様々ですが日本固有種は一致してました。

この日一番の目的の花のキツネノカミソリ(狐の剃刀)。 

まだ早いと思いながら、あまりに暑いので涼みがてら行ったのですがなんとか咲いてました。 

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で本州~九州に分布。 

地元の人に聞くと「最盛期はお盆頃」との事、再訪したいと思ってます。 

ヤマホタルブクロもまだ咲いてました。
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、東北南部~近畿に分布する日本固有種。

ミヤマヨメナ(深山嫁菜)。 

キク科シオン属の多年草で本州~九州に分布する日本固有種。 

岸辺に咲いてるのですが、6月の大雨でかなり流出したようで僅かしか有りませんでした。 

ヤブレガサ(破れ傘)。 

キク科ヤブレガサ属の多年草で本州~九州に分布。 

終わり掛けだった事も有りますが、お世辞にも奇麗とは言えない花。(^^;)
背景は渓流ですが、花と距離が有り過ぎたようで水に見えなくなってしまいました

ウバユリ(姥百合)、これも平地では終わってますが、標高300mではまだ蕾でした。
見えてる葉が花が咲く頃に無くなるので、葉が無い→歯が無い=姥の名の由来。

ウバユリの蕾に虫、さて何でしょう? 

ハグロソウ(羽黒草)。

キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草で宮城県~九州に分布。 

2花弁の花は少なくツユクサ(露草)、タニタデ(谷蓼)、ミズタマソウ(水玉草)くらいでしょうか? 

ミゾホオズキ(溝酸漿)も撮れましたが少し早過ぎて僅かしか咲いてませんでした。 

ハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草で北海道~九州に分布。 

果実がホオズキに似てる事が名前の由来ですが、果実を見た事は有りません。(^^ゞ 

行くのが早過ぎて他に予定してた花が見られず、暑くて我慢できずに避暑に行ってしまいました。
そんな避暑の一場面、例年避暑兼花撮りと秋の紅葉を撮りに行く場所。

一服の清涼剤になったでしょうか?(^^)
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撮り溜めた留鳥達

2023年07月30日 | 
撮り溜めの鳥の続きですが珍しいのは居ません、在り来たりの鳥達です。(^^;)
ヤマガラ(山雀)。

相変わらず木の葉を通した光で色が黄色っぽくなってしまいます。 

こちらは一部分に日が当たって頭が薄く見えてしまうヤマガラ。(^^ゞ 

木漏れ日なので一瞬で色が変わってしまいます。 

お次はメジロ(目白)。 

これはまずまず上手く撮れました。(^^) 

↓は別の場所のシジュウカラ・・・の幼鳥だと思います。
鼻の辺りが何か変、豚鼻になってるような?

胸に薄すくネクタイ模様が有るのでシジュウカラかと、夏用の薄手のネクタイでしょうか。(;^ω^) 

こちらは濃いネクタイ、衣替えをしなかったようで。 😅 

また別の場所でヤマガラ、これは顔が白飛びしてしまいました。 


咄嗟に露出補正するのは難しいです。(露出優先で撮ってるのでSSを直ぐに変えられず) 


立ち位置を変えたら少し良くなりました。 

 SSを速くしても白飛びは良くならないかも?

湿原に居たカワラヒワ(河原鶸) 

同じ木の別のカワラヒワ。 

7月20日に載せた誰か分からなかった鳥と同じだと思います。
グー〇ルレン〇はコサメビタキ(小鮫鶲)と言ってますが果たして?

撮ったのは7月20日のと同じ場所で、コサメビタキなら留鳥ではなく夏鳥になります。

次回は久し振りに標高300~400mの川沿いで撮った色々を。
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蓮の花と撮り溜めの鳥など

2023年07月29日 | 混在
少し遅れ馳せながらハス(蓮)の花を。 

時間が遅かった(午前10時頃)ので開いてる花が少なかったです。 

ハスは早い時間に撮りに行かないといけませんね。
例年ミツバチが飛び交ってるのですがこの日は一匹も見ません、暑過ぎるのでしょうか?

ツバメシジミ(燕小灰蝶)♀。 

イチモンジセセリ(一文字挵)。 

アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)が居ましたが、木立の奥で証拠写真程度。
左下にクワガタ(鍬形)が見えています。

こちらがそのクワガタ、ノコギリクワガタ(鋸鍬形虫)です、隣にスズメバチ(雀蜂)も。 

以下は鳥ですが、これは誰でしょう?ヤマガラ(山雀)の幼鳥のような? 

これも↑と同じ鳥だと思います。 

背景の木の葉の方が明るいのと、木の葉を通した黄色の光で全体が黄色くなってしまいます。
更に逆光気味になるので露出補正で撮ってますが、露出補正で撮ると色が出難いです。

次はメジロ(目白)、これも幼鳥のような? 

尾羽を開いてくれました。 

そしてまたヤマガラ、今度は成鳥のようです。 

ここは以前にも載せた神社の森、在り来たりの鳥ばかりですけど。
花の少ないこの時期に良く出てくれるので有難いです。

コゲラ(小啄木鳥)も出ました、これも幼鳥のような?
この時期は繁殖期が終わり幼鳥が多いようです。

木の枝から何か聞こえるのでしょうか? 

ここまでの鳥の画像で共通してる事が有ります、なんだか分かりますか? 

撮った殆どが口を開いた写真ばかり、鳴いてるのか、暑いせいなのか?
鳥は体温調節はどうしてるのでしょう?羽毛で覆われてるので汗腺が有るとは思えません。
犬と同じで口を開けて体温調節???

これで池や小川が有ればトンボも撮れて尚良いのですけど、残念な事に池も川も有りません。
次回も撮り溜めの鳥などが続きます。
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何時もの湿原と周辺で(2)

2023年07月28日 | 山野草
何時もの湿原と周辺の花の続きです。
トモエソウ(巴草)が湿原の隅に咲いてました。
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で北海道~九州に分布。

今年6月の大雨で、昨年までの場所は流れ出た土砂で埋もれてしまい今年は見られませんでした。
ところが昨年まで見られなかった場所に2株出ているのを見付けました。
花を上から見ると船のスクリューのような形(花弁が巴型)に咲く事が名前の由来ですが・・・。
残念な事にこの花は完全に開いてませんでした。

湿原の周辺に咲いてたヤブラン(藪蘭)、これも残念ながら開花は見られず蕾ばかり。
キジカクシ科ヤブラン属の多年草で本州~沖縄の山野の林下に分布し花数は多数。

そのヤブランに似て小型のヒメヤブラン(姫藪蘭)も湿原周辺に咲いてました。
ヤブランと同科同属で全国の陽当たりの良い草地に分布。対してヤブランは日陰者。(^^;)

ヤブランの草丈30~60cmに対し、ヒメヤブランは6~15cmと小型。
花数もヤブランは多数、ヒメヤブランはほぼ数個。


これも湿原周辺に咲いていたトンボソウ(蜻蛉草)、まだ完全開花してません。

ラン科ツレサギソウ属の多年草で北海道~九州の林下に分布。 

花がトンボのような形をしてるからの名前でしょうが、どう見てもトンボには見えません。
細い柱に登った人達が「やったー!」と手を挙げてるようにしか・・・。(^^;)


湿原内にはミミカキグサ(耳掻草)が咲き始めていました。 

タヌキモ科タヌキも属の多年草で、北海道~九州の湿地に分布する食虫植物。 

花の大きさは上唇3~5mm、下唇4~6mm。 

ムラサキミミカキグサ(紫耳掻草)も咲いてました。(背景の黄色はミミカキグサ)
これもタヌキモ科タヌキも属の多年草で、北海道~九州の湿地に分布する食虫植物。

環境省、愛知県共に準絶滅危惧(NT)に指定されてます。
花の大きさは上唇2~3mm、下唇4~5mmと耳掻草よりも少し小さい。

分かり難いですが、手前がムラサキミミカキグサ、後ろのミミカキグサがかなり大きく見えます。 

ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)が一花だけ咲いてました。
これも前述の2種と同科同属で分布も同じ。

ここで見られる4種類のミミカキグサの中では一番大きい、と言ってもこの大きさ。
小さい方からヒメミミカキグサ→ムラサキミミカキグサ→ミミカキグサ→ホザキノミミカキグサ。
今回は残念ながらヒメミミカキグサは見られませんでした。

サワシロギク(沢白菊)も一輪咲いてました、まだこれからですね。 

ホンゴウソウ(本郷草)を見付けましたが暗かったのでフラッシュ撮影で。 

次回はまた撮り溜めた鳥などを。
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何時もの湿原と周辺で(1)

2023年07月27日 | 山野草
何時もの湿原にそろそろ何か咲いたかなと行ってみました。
湿原周辺のヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)は既に終わり、先端が茶色くなってます。

湿原の中に咲いていたノリウツギ(糊空木)。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、北海道~九州の湿地や林縁に分布。
名の由来は樹皮に含まれる粘液を和紙を作る時の糊に用いた事から。

右の大きなのは装飾花(アジサイと同じ)、左の小さなのが花です。 

湿原の中のミズギク(水菊)。
キク科オグルマ属の多年草で、東海以西~九州の山地の湿地に分布する日本固有種。

強烈な日差しを花が反射し、カメラがそれにF値とSSを合わせるので背景が真っ黒に。 

環境省は無指定ですが、愛知では準絶滅危惧(NT)に指定されてます。 

サギソウが咲き始めてます。 

ラン科サギソウ属の多年草で、北海道~九州の陽当たりの良い湿地に分布。 

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
47都道府県で指定されてないのは青森、埼玉、神奈川、沖縄の4県のみ。

ノカンゾウ(野萓草)、今年から鹿や猪の食害から守るためネットが張られてしまいました。
なんとか撮れるのはこの一輪のみでした、と言うか一日花なので次の日にはもう撮れません。(^^;)
ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で本州~沖縄に分布。

一昨年盗掘されたコオニユリ(小鬼百合)が復活してました、種が落ちてたのでしょうか?
8時前だったせいか花弁がまだ反り返ってませんでした。

オニユリと違い葉脇に零余子(むかご)は有りません。 

花を下から。 

他の花を撮って戻ってみると(約1時間半後)花弁が反り返り始めていました。

ユリ科ユリ属の多年草で北海道~九州に分布。 

ヒヨドリバナ(鵯花)も咲き始めています。 

極小の花アリノトウグサ(蟻の塔草)の群生。 

アリノトウグサ科アリノトウグサ属の多年草で、全国の陽当たりの良い草地や湿地に分布。 

残念ながら対照君が届かず、図鑑に依れば花弁の長さは約1~1.5mmだそうです。
小さ過ぎて開花してる花を見付けられず、2枚目の中央のが開いてるような?


湿原周辺と湿原の花(2)に続く・・・。
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別の場所のイワタバコ

2023年07月26日 | 山野草
別の場所のイワタバコの場所へ、昨日の場所から僅か2km弱です。(^^ゞ
車を停め山麓から山道へ、途中の電線に鳥発見、何でしょう?

どうやらホオジロ(頬白)の幼鳥のようです。 

盛んに吠えてました。(^^;) 

害獣除け柵の向こう側に咲いてたチダケサシ(乳茸刺)。
例年柵の直ぐ傍に咲いてたので撮り易かったのですけど、今年は何故か遠くにしか咲かず。

最大ズームでもこれが精一杯。
ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で、本州~九州に分布する日本固有種。

イワタバコの咲く場所に到着、そこにはこんな滝が有ります。
水の滴るような岸壁に自生するので滝は格好の場所、しかし今年の水の少ない事。(>_<)

昨年はこんな感じでした、全く違います。
※音が大きいので注意。

滝の両脇の岸壁に咲いてたイワタバコ。 

花の大きさです。 

イワタバコ科イワタバコ属の多年草で福島以南~九州に分布。 

湿った岸壁に咲いてるので足場の悪い所で撮ってます。 

更に樹木が覆い被さってるので薄暗く、仕方ないのでフラッシュで。 

同じくフラッシュで。
「滝の横で涼しそう」とんでもない、低地の沢の中で風もなく蒸し暑い事この上なし。(T_T)

沢の横に咲いていたセリ(芹)・・・だと思います。(^^ゞ 

花数は多いですが、一つの花は極小。 

滝とは別の場所で撮ったニガクサ(苦草)。 

シソ科ニガクサ属の多年草で全国に分布。 

以前は群生してたのですが、一部整地されて僅かしか残ってませんでした。 

ノギラン(芒蘭)が咲き始めてました。 

キンコウカ科ノギラン属の多年草で北海道~九州に分布。
下部のピンクのは隣に有ったコマツナギの花弁ではないかと、まさか虫ではないですよね?

花の付き方がランに似て、花弁の先が芒(ノギ:稲穂の先から出てる毛)に似てる事が名の由来。 

次回は何時もの湿原の花等を。
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タムラソウ検証とその他

2023年07月25日 | 混在
以前シマジタムラソウ(島路田村草)か?と思った花の検証に再訪しました。
こちらが良く似たアキノタムラソウ(秋の田村草)。

雄蕊が唇弁に沿い、先端が下に曲がります。 

そして問題の花がこれ、雄蕊が唇弁に沿ってますが先端が曲がってません。 

別角度から。 

でもその周りに咲いてるのは雄蕊の先端が曲がるアキノタムラソウ。
咲き始めは雄蕊は曲がらないようですので、やはりアキノタムラソウの様です。(-_-;)

アキカラマツ(秋唐松)。 

まだ秋と言う感じは全くしませんが、秋の名の付く花が増え始めてます。 

一番近いイワタバコ(岩煙草)が見られる場所へ、ただここには僅かしか有りません。
それでも一応花は撮れました。

少し足を延ばせば群生してる所も有るのですけど、年々行くのが億劫になってます。(>_<) 

翅ボロのウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)。 

↑と同じ個体ですが何が有ったのでしょうね?飛ぶ力も無さそうで地面をヨタヨタ歩いてました。 

数羽のメジロが頭上の木に。 

葉隠れで殆ど見えず。 

高い枝に咲く花の蜜を舐めてるようです。 

花が咲いてるのはこの木では有りません。 

羽繕いするメジロ。 


メジロが飛び去った後で花を撮ってみました。 

どうやらリョウブ(令法)の花のようです。
メジロを撮ってる時に目の前に見た事もない鳥が、しかし残念ながら撮れず。
大きさはメジロより少し大きいくらい、何だったのでしょう、撮れなかったのが悔やまれます。

葉の裏に居たヤマトタマムシ(大和玉虫)、樹上を飛び回ってましたが撮れませんでした。 

イワタバコが少ししか撮れなかったので、2番目に近いイワタバコの場所へ。
 続く・・・。
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初物が色々と

2023年07月24日 | 
サンコウチョウ(三光鳥)を見たい撮りたいと思いながら、まともに撮れずでした。
或る日、入った事のない林道を歩いていると突然少し離れた枝に。

スズメ目カササギヒタキ科サンコウチョウ属で夏鳥になります。
目の周りと嘴が青いのと、♂は長い尾羽が特徴。

あちこち移動しますが遠くには行かず、辛うじて木の間からも。 

三光鳥の名の由来は、鳴き声が「月・日・星 ホイホイホイ」と聞きなしされる事から。 

図鑑では♂の体長が45cm、♀が17.5cmと雌雄で大きな差が有ります。 

♂は長い尾羽を含めてるからでしょうね。

暫く撮れる所に居てくれましたが、飛び去ってしまいました。 

その場を諦め、少し離れた所で他の鳥が居ないか探します。
すると今度はオオルリ(大瑠璃)が出てくれました。\(◎o◎)/

スズメ目ヒタキ科オオルリ属で体長約16cm、夏鳥として北海道~九州で繁殖してるようです。 

囀ってるのでしょうか大きく口を開けていますが、私には声が聞こえませんでした。(^_^;)
※高温が聞こえ辛くなってます、特に左耳。

オオルリが去り、他の鳥の出待ちをしてると梢を渡る鳥を見付けます。
「なんと言う事でしょう」(^^ゞ、今度は虫を咥えたサンコウチョウでした。

最初のサンコウチョウを撮った場所とそれほど離れてません、同じ個体かも? 

ばかにサンコウチョウと縁が有った日でした。(^^) 

そろそろ時期ではないかと、その後近所の公園に移動。
お目当てはこれ、ヤマトタマムシ(大和玉虫)の飛翔。

この時期繁殖のために大集合します。
成虫はニレ科の葉を食べ、特にエノキ(榎)が大好物だそうで。

園内の一本の木に集まりるタマムシ、多分この木はエノキではないかと。
残念ながらこの日はまだ少ししか見られませんでした。

繁殖行動は葉の上なので木の下に居るとほぼ見えません、偶々撮れた交尾中のタマムシ。 

園内の池で撮れたのは軍配が少し細めですが、グンバイトンボ(軍配蜻蛉)だと思われます。
モノサシトンボ(物指蜻蛉)とのご指摘が有ったので修正します。
初見初撮りです、今までこの池でグンバイトンボ モノサシトンボを見た事は有りませんでした。

モノサシトンボ科グンバイトンボ属で宮城県以西 モノサシトンボ亜科で北海道~九州に分布。
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(EN)に指定されています。

グンバイトンボ モノサシトンボを撮り、暑いなぁと空を見上げると遠くの空に猛禽が。
慌てて撮ったものの逆光で真っ黒、編集ソフトで明るしてなんとか羽の模様が浮かび上がりました。
しかし図鑑を見てもこんな羽の形の猛禽は見当たらず、模様からハチクマ(蜂熊)ではと。
後日詳しい方に聞くと換羽中のハチクマとの事、通りで羽が変な格好だったんですね。
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(EN)指定種、勿論初見初撮りです。

サンコウチョウにオオルリ、モノサシトンボにハチクマと、撮れ高最高の日でした。(^^)v
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姥・鬼・夏・金

2023年07月23日 | 混在
姥と鬼、最初は姥のウバユリ(姥百合)の群生、ここには100本以上有ります。
 

ユリ科ウバユリ属の多年草で、関東以西~九州に分布する日本固有種。

花の大きさはこんな感じで、残念ながらこれ以上開きません。 

これで全開、何故開かないのでしょう?もっと開けば花粉の媒介者が入り易いと思いますが。
ヤマユリの根は猪に食べられますが、ウバユリのは食べなのでしょうか?
100本以上も有るのは食べられてないと言う事ですよね。

姥の次は鬼、お察しの通りオニユリ(鬼百合)です。(^^;) 

ユリ科ユリ属の多年草で北海道~九州に分布。 

一株に沢山の花を付けます、これはヤマユリと同じですね。
ただオニユリは零余子(むかご)を付けますがコオニユリもヤマユリもムカゴを付けません。
画像右下の葉脇にムカゴが見えてます。

花を下から空背景で。 

続いて夏と金の夏はナツフジ(夏藤)です。 

マメ科ナツフジ属の蔓性落葉低木で中部以西~九州に分布。
名前の由来はフジに似て夏に咲く事から、土曜の頃に咲く事から別名ドヨウフジ(土用藤)とも。

夏と金の金はキンミズヒキ(金水引)。 

バラ科金水引属の多年草で北海道~九州に分布。
もう咲いてるの?と思いましたが、図鑑では7~10月となってました。(^^;)

今ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)があちこちの水辺で見られます。
左が♀、右が♂のようです。

翅を開いたハグロトンボ。 

コシアカツバメ(腰赤燕)もあちこちで。 

羽繕い。 

この時期見られるのは殆ど幼鳥。 

こちらは毛色が違います。 

どうやらホオジロ(頬白)の幼鳥のようです。 

幼鳥はさっぱり分かりませんが、コシアカツバメとホオジロの幼鳥は割りと分かり易いです。(^^)
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久し振りに花を少し

2023年07月21日 | 混在
暫く花以外を載せてましたが、少ないながら久し振りに花を。(^^;)
農業用水の対岸に咲いていたヒオウギ(檜扇)、対岸には行けず遠くて証拠写真程度。
ここに有るのを知りませんでした。
アヤメ科アヤメ属の多年草で本州~沖縄に分布。

オニユリ(鬼百合)なのかコオニユリ(小鬼百合)なのか?これも対岸に咲いてました。
ムカゴ(零余子・珠芽)は見えませんが、葉脇に付くので写ってない下の方には有るのかも?

ヒオウギとオニユリはおまけで、この日見に行ったのは用水路脇に咲くユウスゲ(夕菅)でした。 

ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で本州~九州に分布。
※ユリ科→ススキノキ科→ツルボラン科(2016年)

名前の由来は夕方に開花する事からで、次の日の午前中には萎んでしまいます。

夜に咲くスズサイコは、日中でも曇りや雨などで薄暗くなると咲き出します。
ところがユウスゲは日中に薄暗くなっても咲き出しません。

夕方15時半~16時にならないと咲き出さないようです。
明るさで開花を判断してるのではなく、体内時計を持ってるような。(私的な見解)

鮮やかな黄色の花もたった一日弱の命、と言っても次々に咲くので暫くは見られます。
ただ夕方か早朝にしか見られないのが難点でしょうか。

アキラマツ(秋唐松)が咲き出してました。 

キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で北海道~九州に分布。
花弁は無く、花弁に見えるのは萼片。

畑の農道を走っていたらキジ(雉)♂が居ました、車中からの撮影です。 

ブルブルッと羽を震わせました。

 何か啄んでます。
キジ目キジ科キジ属で本州~九州に分布する留鳥、そして国鳥です。

おっとこちらに向かって来ました。 

凄い形相で向かって来ます、怖い。(;^ω^)
でも途中で右の草の中に入って来ました。

上空にトビ(鳶)とカラス(烏)。 

カラスがしつこく追い回してました。(^^;) 

またセッカ(雪加)を見付けました。 

首が真後ろに向くのですね、ちょっとびっくり。 

囀ってるようですが私には全く聞こえません。(-_-;)

 昨日こちらは梅雨明けしたようで、これから暑い日が続きそう。
夕立でも降ってくれないかなぁ・・・。
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