有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

花期を外してばかり(2)

2024年05月30日 | 山野草
昨日の続きです。少し山を登ると、まだ早いと思っていた花が咲いてました。
イワガラミ(岩絡み)、高い所に咲いてるので下からしか撮れません。
アジサイ科アジサイ属の蔓性落葉木で北海道~九州に分布、岩や木を這い上る事が名前の由来。

枝先に直径10~20cmの散房花序をつけ、アジサイ科なので装飾花を1個つけます。
よく似たツルアジサイ(蔓紫陽花)は装飾花が3~5個で、花期は一見して区別できます。
両性花の花弁は開花と同時に落ちてしまい、蕊だけが残ります。

シソバタツナミソウが沢山咲いてる場所に到着、しかしこれがシソバタツナミなのかどうか?
↓はシソバ特有の紫の斑が無いのに、画像では分かり難いですが茎の毛は上に曲がってます。
昨日も書いたトウゴクシソバタツナミの可能性も。
※茎の毛はシソバは上に曲がり、トウゴクの毛は真っ直ぐ(開出毛)。

近くに咲いていた花数が多かった株。
これは紫の斑が有り茎の毛は真っ直ぐ、いよいよトウゴクシソバの可能性が。

近くのまた別の株、紫の斑がクッキリと。
細かい事言うなタツナミソウで良いじゃないかって、ですよね学者じゃないので。(^^;)

ヤブムラサキ(藪紫)が咲き出してました。

クマツヅラ科ヤブムラサキ属の落葉低木で宮城以南~九州に分布。
ムラサキシキブは葉の上に、ヤブムラサキは葉の下に花を着けます。

ミヤマヨメナ(深山嫁菜)。
キク科シオン属の多年草で本州~九州に分布する日本固有種。
ヨメナやノギクの類は秋に咲きますが、この花はこの時期に開花します。

ガンピ(雁皮)も咲いてます。
ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木で石川・静岡~九州に分布する日本固有種。

コウゾミ(楮)、ツマタ(三椏)と並び和紙の原料にされました。 

ナルコユリ(鳴子百合)。
キジカクシ科アマドコロ属の多年草で北海道~九州に分布。

あれれっ!なんだこれは、見た事ないのが目の前に。 

しかも大量にぶら下がってます、調べたらシナサワグルミ(支那沢胡桃)の実でした。
中国原産で成長が早く、公園や街路のあちこちに植えられてるようです。
しかしここは公園でも街路でも有りません、何故こんな所に・・・?

薄暗い所に終わり掛けのハナミョウガ(花茗荷)が咲いてました。 

ツユクサ科ハナミョウガ属の多年草で関東以西~九州に分布。 

うわっ!こんな所に有ったのか、と驚いたのはイチヤクソウ(一薬草)。 

今まで何度も来てるのに全く気付かず、そう言えばこの時期には来てなかったような。 

ツツジ科イチヤクソウ属の多年草で北海道~九州に分布。
一つの薬草で多くの病に効く事が名前の由来、強心、降圧、抗菌、傷、血の道等。

花の直径は約13mm。
株数は少ないものの、また一つ新しい花の場所を知る事が出来ました。


今期は花の時期が早いのやら遅いのやら、自分の花暦と合わない事が多く苦戦してます。
それでも新たな花の場所が見付かると嬉しいです、来年もここに居てくれますように。
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花期を外してばかり(1)

2024年05月29日 | 山野草
サッサユリ(笹百合)が咲き出してるとの情報で沢山咲く所に見に行きました。
直ぐに一花を見付けます、これは期待できそう。(^^)
ユリ科ユリ属の多年草で中部~九州に分布する日本固有種。
※中部以西となってますが、新潟、長野、山梨でも見られるようです。

ツルアリドオシ(蔓蟻通し)も咲いてました。 

前回対照君を入れて撮らなかったので。 

例年沢山咲いてる所に到着、ところが何故かササユリが殆ど有りません。
咲いてないまでも蕾くらい有りそうなものですが全く見当たらず。
僅かに咲いてたのがなんとか撮れただけでした。(左端に蕾が2個写ってます)

一応色の濃いのも有りました。 

後ろ姿も撮っておきましょう。 

花の中も。
まだ行くのが早かったのか、それとも激減してしまったのか?

期待外れでしたが仕方ないので他の花を探しましょう。
シライトソウ(白糸草)はほぼ終わり僅かに見られただけ。

自分の花暦には6月初めまで見られる事になってるのですけど・・・。 

ソクシンラン(束心蘭)。
キンコウカ科ソクシンラン属の多年草で関東以西~沖縄に分布。

ランの名が付いてますがランとは全く無縁です。

細くて長い茎に沢山の小さな花を着け、風で揺れて撮り難い花。

 シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)。 

シソ科タツナミソウ属の多年草で福島以西~九州に分布、草丈5~15cm。
葉脈が紫色になりシソ(紫蘇)の葉に似る事が名の由来。(良く似た種類が有り同定が難しい)

さて以下が良く分からないタツナミソウ。
シソバタツナミソウの茎には上向きに曲がった短毛が有る事になってます。
しかしこの株の茎には真っ直ぐな開出毛が有ります。

更に葉には紫色の斑が・・・。
この条件に当てはまるのはトウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)ではないかと。


花は殆ど同じで私には識別の対象にならず。(^^;)
これもシソバタツナミソウなのかそれとも?


タツナミソウの種類は一旦考えない事にして先に進みます。(^^ゞ
おや!こんな所に、と見付けたのはノヤマトンボ(野山蜻蛉)の葉のようです。
まだ咲いてませんが、花茎が立ち上がってるのでもう少しで開花しそう。

更に進むとまた蘭系の葉を見付けました、今度はクモキリソウ(雲切草)のようです。
これも花茎が立ち上がってます、やはりもう少しで咲きそう。

ササユリは少し早かったのか減ってしまったのか?
トンボソウとクモキリソウが咲きそうだったので今週末に再訪しなければ。
何れにしても花期と行く時が合いません、なんだか今期はこればっかり。(>_<)
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何時もの湿原は花待ち

2024年05月28日 | 山野草
少し早いかなと思いながら何時もの湿原へ、やはり早過ぎました。(T_T)
なんとか3株咲いてたバイケイソウ(梅蕙草)。
シュロソウ科シュロソウ属の多年草で北海道~近畿以北、四国、九州に分布。
何故か中国地方には無いような?アルカロイドを含む有毒植物。

草丈が2m近くになる事も有る大型の草本、花の直径は1~3cm。
地元の方の話では、今年は裏年だそうで開花が少ないとか、早過ぎただけではなさそう。

ハンカイソウ(樊噲草)の群落。(一部分) 

キク科メタカラソウ属の多年草で静岡以西~九州に分布。 

草丈50~100cmの大型の草本で、花の直径は8~13cmと花も大型。 

名前の由来は中国の「樊噲」と言う武将の名前から。
陽が当たってり黄色が色飛びしてしまいました。

ウメモドキ(梅擬)の枝にヤマトクロスジヘビトンボ(大和黒条蛇蜻蛉)。 

ヘビトンボ科クロスジヘビトンボ亜科で本州~沖縄に分布。
前翅長45~50mm、開帳90~100mmとかなり大きいです。

トンボが縄張りの主張をして足元を飛び回ってたので撮ってみました。
撮った時は種類が分からず。
帰ってから調べると腹部と胸の模様からサラサヤンマ(更紗蜻蜓)ではないかと。
飛んでるところなので上手く撮れてませんが、サラサヤンマなら初見初撮りです。
サラサヤンマとするとヤンマ科アオヤンマ亜科サラサヤンマ属で北海道~九州に分布。
体長57~68mm。

クロミノニシゴリ(黒実の錦織木)。 

ハイノキ科ハイノキ属の落葉低木で東海~近畿に分布する日本固有種。 

低山の湿地や池の畔などに生育、よく似たサワフタギ(沢蓋木)は林内や草原に生育。 

花の直径は7~8mm。 

湿原内はモウセンゴケ(毛氈苔)の赤い葉が目立ってました。
残念ながらモウセンゴケとトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)の花は見られず。

モウセンゴケの腺毛を拡大してみました。 

ここではネジキ(捩木)は既に終わり掛けていて綺麗な花を撮れず。 

ソヨゴ(冬青)。 

モチノキ科モチノキ属の常緑低木~小高木で新潟・茨城以西~九州に分布。
雌雄異株で画像は全て雄株の雄花で花弁は4~5個。

花の直径は約4mm。

 咲いてるかと思ったモウセンゴケやノハナショウブはまだ咲いてませんでした。
やはり6月になってからでしょうか、なんて思ってるとあっと言う間に終わってたりして。
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薄暗い所に咲く花は難しい

2024年05月27日 | 山野草
今回は薄暗い所を好む花を中心に。
最初は明るい所に咲くウメモドキ(梅擬)の花から。

モチノキ科モチノキ属の落葉低木で本州~九州に分布。
 ※日本固有種とする図鑑と中国にも分布とする図鑑が有りました。
花の直径は3~4mmと小さいですが大量の花を付けます。

名の由来は花ではなく、葉が梅に似てる事から、肝心の葉を撮ってませんけど。(^^;) 

薄暗い所に咲いてたツルアリドオシ(蔓蟻通し)。 

アカネ科ツルアリドオシ属で北海道~九州に分布。
先日「常緑多年草」としましたが、今回調べ直したらややこしい事に。
常緑蔓性多年草、常緑蔓性木、蔓性落葉木の記述が見付かりました、さてどれが正しいやら?

ハルザキヤツシロラン(春咲八代蘭)の種、名前の通り春に咲きます。 

ホクリクムヨウラン(北陸無葉蘭)。(暗かったので閃光撮影です)
ラン科ムヨウラン属の菌従属栄養植物の多年草で茎頂に数個の花を付けるのが特徴。

草丈20~40cm、花は紫利を帯び唇弁内に黄色の毛が有ります。
分布域は様々書かれており良く分かりません、概ね中部~九州のようです。
愛知のRDBでは本州と記されてました、環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。

ジガバチソウ(似我蜂草)、草丈10~25cm。 

ラン科クモキリソウ属の多年草で北海道~九州に分布。 

花を蜂のジガバチ(似我蜂)に見立てたのが名前の由来。 

ムヨウラン(無葉蘭)。
ラン科ムヨウラン属の菌従属栄養植物で岩手県~沖縄に分布。

〇〇ムヨウランが沢山有りますが、これは頭に何も付かないムヨウラン。
エンシュウムヨウラン(草丈15~30cm)と比べると大型で草丈20~50cm。

花もエンシュウムヨウランより見た目で大きく感じます。
今回対照君を忘れたので大きさが良く分かり難くなってしまいました。(^^;)

あまり平開しないようですが一花だけ良く開いてました。 

環境省は指定外ですが28都府県で準~Ⅰ類に指定されてます。(愛知は指定外) 

ウスキムヨウラン(薄黄無葉蘭)の株立ち、残念ながら開いてる花が有りませんでした。 

こちらが花が開いた株、暗くて上手く撮れず。(>_<)
草丈10~25cm、唇弁に紫色の毛状突起が有るのが特徴。

ラン科ムヨウラン属の菌従属腐生植物で関東~沖縄に分布。
暗いので閃光撮影をしたら唇弁の毛状突起が白飛びしてしまいました。(T_T)
環境省の準絶滅危惧(NT)指定種、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定。


薄暗い所に咲く花は私の写真機では難しいです。(◞‸◟)
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目新しい花は少ない

2024年05月26日 | 山野草
目新しい花の少ない時期に入ってます、何処に行っても以前載せた花ばかり。
そんな中、今期まだ載せてなかったテイカカズラ(定家葛)。

キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑蔓性木本で本州~九州に分布。
藤原定家の伝説(能の演目「定家」に基づく)が名前の由来はご存じの通り。

22日に載せたのとは別の場所のクサナギオゴケ(草薙尾苔)。
ここも普通の褐色花ではなく白花ばかりです。

これもキョウチクトウ科カモメヅル属の多年草で、関東~近畿に分布する日本固有種。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では準絶滅危惧(NT)指定種。

山裾で何だこれはと目に留まった花。
見た事が有るような・・・としばし考え「あっ!な~んだ柿の花じゃん」と気付きます。
こちらは次郎柿(甘柿)の産地で次郎柿の花は見慣れてます、でも画像の花はそれとは違います。

次郎柿の花は5弁花ですが、画像の花は4弁花で花もかなり小さい。
ではこれは何柿の花?と調べてみるもさっぱり分からず。(◞‸◟)
中国原産のマメガキ(豆柿)ではないかと?

他では既に散ってしまったのも見られるウツギ(空木)、ここではまだ満開でした。 

それほど離れてないのに、日当たりの加減か花期に随分差が有ります。 

ノイバラ(野茨)ですが、これも種類が多く手に負えません。(>_<) 

サルトリイバラ(猿捕茨)は既に実が生ってました。 

葉は食用になりますが実はどうなんでしょう?食べてみた事は有りません。(^^ゞ 

この日の目新しい花、サイハイラン(采配蘭)。 

ラン科サイハイラン属の多年草で北海道~九州に分布、上から撮影。 

草丈30~50cmと大型。(下から見上げるように撮影) 

花の長さも3~5cmと大きい。 

ただ咲き方や花が平開せず半開きのままで、見た目があまり宜しくないようで人気薄だとか。 

これもこの日の目新しい花ネジキ(捩木)、幹が捩じれる事が名前の由来。

ツツジ科ネジキ属の落葉小低木~落葉小高木で岩手県以西~九州に分布。
壺型の花が一列に並んで咲きます。

花の長さは7~10mm、先端が浅く5裂する。 

小さな白い可愛い花を咲かせると侮るなかれ、実は有毒植物。
アンドロメドトキシンと言う有毒物質が全木、特に新葉に多く含まれるそうです。
 ※株式会社食環境衛生研究所より、毒の成分が参照先により様々でした。

次回はムヨウラン(無葉蘭)を少し。
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植生が変わってしまった?

2024年05月24日 | 山野草
暫く行ってなかった場所に花を撮りに、でも様相がすっかり変わってしまって。
ツルアリドオシ(蔓蟻通)が咲いてました。

アカネ科ツルアリドオシ属の蔓性常緑多年草で北海道~九州に分布。 

花の直径は約8mm、ちょっと手ブレしてます。(^^;) 

薄暗い所に咲いてたので暗い画像になってしまいました。
花が白いので、閃光を使うと白飛びしてしまうし。

終盤のナツハゼ(夏櫨)、既に落ちてしまった花が多かったです。 

ツツジ科スノキ属の落葉低木で北海道~九州に分布、花は鐘型で長さ4~5mm。 

花を下から。 

逆光透かし撮りにしたかったのですが、生憎雲が多く出来ず。

 ガマズミ(莢蒾)があちこちで見られます。 

レンブクソウ科ガマズミ属の落葉低木で北海道~九州に分布。
実を焼酎に漬け疲労回復、動脈硬化予防の薬用にするとか、作った事は有りません。(^^ゞ

この日の本命シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)・・・だと思ってたのですけど。 

葉脈の紫色が殆ど見えず、記憶では以前はもっと濃かったような? 

図鑑にはタツナミソウと比べ背が低いと、しかしここのは特に低く花数も少ないです。
もしかしてシソバタツナミではなく別の種類?ではないかと。(タツナミソウは種類が多い)

林下で陽当たりがあまり良くないせいでしょうか。
群生と言う程でも有りませんが、狭い範囲にかなりの株が見られます。

花の大きさと言うか長さはこんな感じ。

写真機を地面に置いて撮ってます。 

↑と同じ構図で手前をぼかして奥の花に焦点を合わせて。 

ここにはニシキギ(錦木)やハコネウツギ(箱根空木)が有ったのですが見当たりません。
ニシキギは切られてしまったようですが、ハコネウツギは切られた形跡もなく。
来るのが少し遅かったのか?
ツクバネウツギも有ったのですが枯れてしまってました。(T_T)
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また絶滅危惧種を見に

2024年05月23日 | 混在
今年はウツギ(空木)の花が終わるのが早いような気がします。 

見に行った場所では残り花ばかり、まだ綺麗なのを選んで。 

極小のヒメヨツバムグラ(姫四葉葎)。 


アカネ科ヤエムグラ属の多年草で本州~九州に分布。
花の直径は僅か1~1.2mm、対何枚も撮ったのですがほぼ全滅でした。(T_T)

↑とそっくりさんのヤマムグラ(山葎)、花弁の先に毛が有るのが特徴。
アカネ科ヤエムグラ属の多年草で本州~九州に分布、花の直径は1.5mm。
これも小さ過ぎて焦点が合わず、辛うじて撮れてた一枚。

木の葉にとまったテングチョウ(天狗蝶)。
タテハチョウ科テングチョウ亜科、前翅長20~29mm、本州~沖縄に分布、成虫で越冬。

ワラビ(蕨)?にとまったテングチョウ。 

草地に咲いてた本命の花、コキンバイザサ(小金梅笹)。 

キンバイザサ科コキンバイザサ属の多年草で宮城県以南~沖縄に分布。
この花も花弁の先端に毛が有ります。

環境省は指定外ですが、愛知では絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定。
他4府県で絶滅、24県で準~Ⅰ類(CR)に指定されてます。

杉の林下にササユリ(笹百合)が咲いてました、今期初見。 

ユリ科ユリ属の多年草で中部地方以西~九州に分布する日本固有種。 

直ぐ近くに2輪のほんのり赤い花を付けたササユリも。 

中部地方以東(以北)ではヤマユリ(山百合)が代表的ですが、こちらでは両方見られます。 

エナガ(柄長)が現れました。 

エナガは群れで行動するので次々と現れますが、とにかく動き回るので撮るのが大変。 

↑と同じ個体ですが↑は倍率を落としての撮影、こちらは最大倍率で。 

少し移動した杉の林下で今度はキビタキ(黄鶲)が。 

逆光で黒っぽくなってしまったのを修正してます。 

羽を広げたのが撮れましたが、今一焦点が有って無く色も少し変になってしまいました。(T_T)

鳥撮りは下から見上げる事が多いので、どうしても逆光になってしまいます。
何か綺麗に撮る方法は無いものでしょうか?
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目的の花はまだ蕾追方が・・・

2024年05月22日 | 山野草
絶滅危惧種の花が咲く頃だろうと様子を見に行きました。
登山口に咲いてたユキノシタ(雪の下)。

少し前にも載せたので詳細は省略。
上の3枚の花弁に赤い班が有りますが、同科同属のハルユキノシタ(春雪の下)には有りません。
まだハルユキノシタを見た事が無いので見てみたいです。

ガマズミ(莢蒾)、沢山の花を付けます。 

レンブクソウ科ガマズミ属の落葉落葉低木で北海道南部~九州に分布、花の直径は5~8mm。 

葉は長さ3~13cm、幅2~11cmの広卵形。
葉の幅が狭いのがコバノガマズミ(小葉の莢蒾)で、葉は長さ4~9cmmの卵型~楕円状披針形。
ガマズミ(複合集散花序)に比べコバノガマズミは花数がかなり少ないです(集散花序)

花を上から撮れず複合集散花序を下から。 

カラタネオガタマ(唐種招霊)。
中国原産のモクレン科モクレン属の常緑低木で江戸時代に渡来したとされてます。

唐種とは中国種の意味、在来のオガタマノキ (招霊木)と区別する為に付けられた名前。
花の直径は2~4cm。

目的の花クサナギオゴケ(草薙尾苔)の全体像です。 

キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草で関東~近畿・四国に分布する日本固有種。
折角行ったのにまだ蕾の方が多かったです。

茎が直立し上部はやや蔓状になり多くの花を付ける。 

画像の花の色は単黄緑色ですが、シロバナクサナギオゴケとされてます。
普通淡紫色でカモメヅル(鴎蔓)にそっくり、こちらで見られるのは何故か殆ど白花。
淡紫色の花の方が稀、もう少しすればこの場所でも僅かですが淡紫色の花が見られます。

花の直径は6~9mmと小さく、茎が蔓状なので僅かな風で揺れて撮り難い。 

環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では準絶滅危惧(NT)に指定されてます。 

コナスビ(小茄子)。
サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で全国に分布、花の直径は5~7mm。

カラスアゲハ(烏揚羽)が居ました。 

アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科、前翅長45~80mm、北海道~九州に分布、蛹で越冬。 

コミスジ(小三筋)、ここのところ「他のイチモンジチョウにしてくれ(>_<)」と言う程見ます。 

と言いながらもつい撮ってしまうのですけど。(^^;) 

クサナギオゴケの淡紫色の花をもう一度見に行かなければならなくなりました。
休みと花期が合わない今日この頃です。(T_T)
でもそれも昨日まで、今日から年中休みになってしまいました。
仕事が少なく経費節減のため今月いっぱいで解雇されました。(;^ω^)
今日から月末まで残っていた有給です。
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通勤路のキビタキ再び

2024年05月21日 | 
花を撮りには行ってるのですけど、どうも花期と合わなくて・・・。(T_T)
仕方なくまた通勤路のキビタキ(黄鶲)を撮りに。
眉班の無い個体と、はっきり黄色の眉班が有る個体が居たようなので確認に。
暫く待っていると出ました、こちらを見ていて眉班がはっきりしません。

おっと横を向きました、やはり眉班が有りませんね、幼鳥なのか? 

反対を向きましたが、眉班はぼんやりとしてます。 

2度目に出たキビタキ、首の黒い部分が↑と同じなので同一個体でした。 

違う個体かと思ったらホオジロ(頬白)でした、別個体には違いないです。(^^ゞ 

出待ちの間に撮ったトンボ、胸の模様が見えませんがヤマサナエ(山早苗)♂ではないかと。
サナエトンボ科サナエトンボ亜科、体長65~71mm、本州~九州に分布。

えっ!この時期に雪?な訳ないですよね。
近くにガマ(蒲)の群落が有り、ガマの穂の綿が大量に舞っていたのでした。

モンキアゲハ(紋黄揚羽)の吸水。 

2頭同時に、少し構図の良い所へと思っていたら車の音が。
舗装されてない滅多に車の通らない道を小型ダンプが、なんと間の悪い事。
当然飛ばれてしまいました。(◞‸◟)

少し離れた所に出たホオジロ(頬白)。 


ホオジロって冠羽が有りましたっけ? 

そっと反対側に回って、冠羽ではなく風で髪が乱れただけの様でした。

合体するシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)。 

少し間を開けたのでまた出るかなと元の場所に戻ります。
出てはくれましたが同じ個体のようで。

飛び去ってはまた現れます、縄張り内を見回ってるのでしょう。 

黄色の眉班の無い同じ個体が巡回してるようです、黄色の眉班の個体は一向に現れず。 

縄張りから出てけと言ってるのでしょうか。 

↑のキビタキが目の前の叢に飛び込んだと思ったら、2羽になって飛び出ます。
やはり2羽居たのでした、一瞬だったのと後ろしか見えなかったので眉班は確認できず。
その後は2羽とも姿を見せませんでした。
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通勤路のキビタキ

2024年05月20日 | 
5月7日の記事で通勤路のキビタキ(黄鶲)を載せました。
今回は会社帰りのちょいの間ではなく、休みの日に通勤路のキビタキを撮りに。
※背景の方が明るく、全てキビタキが暗く撮れたので明るく修正してます。

居なくなってないかと心配しましたがまだ居てくれました。 


狭い道ですが抜け道になってるので、時折知ってる方達が通ります。

 7日に載せたのは幼鳥らしい感じでしたが、2週間ほど経った今回はどうでしょう?
↑と同じ個体だと思いますが、↓とは随分印象が違うような。

同じ場所で撮ってるのになんだか違う個体の様な気が・・・。 

良く見比べると明らかに眉班が違いますね、↓と↑は鮮やかな黄色の眉班です。
4枚目の個体は眉班が有りません。

どうやら2羽居るようです。 

出待ちの間に撮ったジャコウアゲハ(麝香揚羽)♀。 

アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科、前翅長50~60mm、本州~沖縄に分布。
♂の翅は黒く、♀の翅はご覧のような色(黄灰白色だそうです)で雌雄が分かり易い蝶。

ここで見られると言う事は、付近に幼虫の食草のウマノスズクサが有るのかも? 

他にも居ないか100m程移動してみました。
雑木の前で待っていたら、後ろから私の肩をかすめるように鳥が飛んで行きました。
そして目の前の枝に、キビタキでした。


居ましたが同じ個体でしょうか?キビタキの縄張りの範囲がどれくらいなのか分かりません。 

こちらの様子を窺ってます、縄張りへの侵入者を警戒してる? 

何もしないと安心したのか飛び去りました。 

また出待ちをしてると白い大きな蝶を発見。 

アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)の春型です。
夏型は名前のように後翅の端に赤い斑紋が有りますが、春型は殆ど有りません。

タテハチョウ科タテハチョウ亜科、前翅長40~53mm、帰化種とされ特定外来生物に指定。
国立環境研究所 侵入生物データベースへ

暫く待っていると(いや長らくかな)、またキビタキが姿を現しました。
今度も近いです。

先程と同じ個体? 

首元の黒と黄色の境目が先程のと同じような違うような、名札を付けてくれると有難い。(^^;) 

他にも居ないかと範囲をもう少し広げてみましたがこの日は他に見られませんでした。
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