昔々、シンデレラは本当にいたのです――
原題 EVER AFTER/ A CINDERELLA STORY
製作年度 1998年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 118分
脚本 スザンナ・グラント 、アンディ・テナント 、リック・パークス
監督 アンディ・テナント
音楽 ジョージ・フェントン
出演 ドリュー・バリモア/ダグレイ・スコット/アンジェリカ・ヒューストン/ミーガン・ドッズ/メラニー・リンスキー/リチャード・オブライエン/パトリック・ゴッドフリー/ジャンヌ・モロー
誰しも知ってる「シンデレラ」の物語を現代風にアレンジして映画化した作品。監督は「愛さずにはいられない」のアンディ・テナント。
『魔法にかけられて』で、イマイチのれず、もう可愛いお伽噺系はだめなのかと落胆していました。がっ!
これは見事にヒット!
これよ!これ!こんなの観たかったのよ~~
とっても可愛くてロマンティックなラブストーリーです
16世紀、フランス。ダニエル(ドリュー・バリモア)は幼い頃に母を亡くし、父は男爵夫人ロドミラ(アンジェリカ・ヒューストン)と再婚したが急死。それ以来ダニエルは、父の財産をわがものにした陰険なロドミラと彼女の連れ子の姉妹マルガリート(ミーガン・ドッズ)とジャクリーヌ(メラニー・リンスキー)にメイドとしてこき使われる日々。ところがそんなある日、ダニエルはフランスの王子ヘンリー(ダグレイ・スコット)と出会う。名を聞かれたダニエルはとっさに亡き母の名であるニコール・ド・ランクレ伯爵夫人と名乗ってしまった・・・
「陛下」と呼ばれる老貴婦人(ジャンヌ・モロー)は、招待したグリム兄弟に、
彼らが収集した民話「シンデレラ」に出てくるガラスの靴の実物を見せて語り始める。
「シンデレラは本当に存在したのよ・・・」
そして語られる16世紀の物語・・・
ダニエル(ドリュー・バリモア)は父の形見になった「ユートピア」を愛読する知的で優しい女性に育っていて、
ある日父の愛馬に乗って疾走するドロボーに遭遇。
コントロールよく彼女の投げたリンゴは見事に命中
落馬したその人は、城を抜け出し追われているヘンリー王子(ダグレイ・スコット)だった!
この時、王子は口止め料といって金貨を置いて去っていくが、
ダニエルはそのお金で、継母の税金の未納分として差し出された使用人を買い戻す為、
貴族のように着飾ってお城へと―。
そして、そこでまた王子と出くわすダニエル。
王子に対しても臆する事のないダニエルの態度に、心惹かれる王子は名前を知りたがり、、
貴族の扮装をしているダニエルはここで亡き母の名、ニコール・ド・ランクレ伯爵夫人を名乗ってしまう・・・
実は王子はスペインの王女との政略結婚をせまられており、それを嫌って父王に反発している、
まだまだ青い青年
彼の周りにいる貴族の女性にない知性や、活発さに惹かれる
弱気な彼女に羽根をつけてくれたのは、かの有名なあの方!!!
魔法使いもかぼちゃの馬車もネズミもでてこないが、
ダニエルには味方もいるし、何より勇気も度胸もある
どんな困難も明るく立ち向かって行く、イザという時にはパンチも出すし剣も使う
ちょっと濃すぎる王子も素敵にみえてくる(笑)
とにかくドリューが可愛いです♪
煤けた真っ黒い手で顔を覆って泣くシーンは、胸が一杯になり、思わず貰い泣きしてしまう
あまりに気に入って、レンタルしてる間に3回も観ちゃいました~
この方の有名な絵も登場!チャーミングに描かれてます♪
ンもう~最高です!かる~くいじめちゃうし、チョットした表情も
音楽は「ユー・ガット・メイル」のジョージ・フェントン。いいです!
美術は「エマ」のマイケル・ハウエルズ。やっぱりねー
衣裳はジェームズ・アイヴォリー作品で知られるジェニー・ビーヴァン(「ジェイン・エア」)。これがまた素敵
コミカルに描かれている部分もありますが、細部に手抜きのない人物設定。
シンデレラの状況なども無理なく納得でき、
ちゃんと活劇シーンもあり、大人も、男性も楽しめる作品になっています!
テーマソングの"プット・ユア・アームズ・アラウンド・ミー"も気に入ったので
私にしては珍しく、DVDもサントラも買いです♪