原題 THE LAST KING OF SCOTLAND
製作国・地域 アメリカ/イギリス
製作年度 2006年
上映時間 125分
原作 ジャイルズ・フォーデン
脚本 ジェレミー・ブロック、ピーター・モーガン
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演 フォレスト・ウィッテカー/ジェームズ・マカヴォイ/ケリー・ワシントン/ジリアン・アンダーソン/サイモン・マクバーニー
1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、診療所で働くためにウガンダにやって来る。ある日、彼はアミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。大統領から気に入られたニコラスは、アミン一家の主治医になるが……。(シネマトゥデイ)
私はアフリカを舞台にした映画は殆ど観ません。観れません。
昨年公開の「ブラッド・ダイヤモンド」は、レオの作品だったのでビビリつつも
珍しく劇場へ行きましたが。「ナイロビの蜂」も「ツォツィ」も観たいけど・・観れない。
私の心の中のセコムが(爆)アブナイよって警報を鳴らすんです。
血がっ!残虐シーンがっ!あるぜ~~って
で、コチラの作品もそういうわけで、観るぞリストになかったのに、マカヴォイくんが出てるので
意を決して観て見ました~
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決してキモチのいい感動作ではありません。でも凄い作品でした!!
マカヴォイ演じる若き国境無き医師団のニコラスは、実際にはイギリスの兵士だった青年がモデルとも言われていますが、
フォレスト・ウィッテカーが演じたイディ・アミンはほぼ忠実に描かれています。
1971年にウガンダの指導者となって間もなくニコラスとアミンの出会いがあり、
1972年にはアミンによるアジア人追放があった訳ですから、
アミンの精神が強迫観念に占められていったのもかなり早かったわけで、
腕は良いが、物事の本質に疎い、軽いノリのニコラスに危機感が無く、
観客としては、そこがまた得体の知れない恐怖の足音にも聞こえる気がするわけで、
ニコラスの若さに不安を感じながら引き込まれます。
ウィッテカーの善人顔から転じる、なんともいえない恐怖。
もがいても身動きできない底なし沼のような恐怖に追い詰められていくニコラス、
やっぱりマカヴォイくんは演技派ですね~!
ジャンパーとなって助けてあげたい気持ちになりましたから~
アミンの記者会見での「イギリスへの経済援助」発言。
76年のエールフランス機のハイジャック事件時のウガンダへの着陸許可。
ナイル川のワニの餌発言等――
事実を織り交ぜながら、青年医師の見たウガンダの惨状、
アミンの狂気がリアルな怖さを持って見事に描かれている2時間。
79年の失脚までは描かれてませんが、これが現実に起こった話であることに
今更ながら胸が痛みます
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製作国・地域 アメリカ/イギリス
製作年度 2006年
上映時間 125分
原作 ジャイルズ・フォーデン
脚本 ジェレミー・ブロック、ピーター・モーガン
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演 フォレスト・ウィッテカー/ジェームズ・マカヴォイ/ケリー・ワシントン/ジリアン・アンダーソン/サイモン・マクバーニー
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私はアフリカを舞台にした映画は殆ど観ません。観れません。
昨年公開の「ブラッド・ダイヤモンド」は、レオの作品だったのでビビリつつも
珍しく劇場へ行きましたが。「ナイロビの蜂」も「ツォツィ」も観たいけど・・観れない。
私の心の中のセコムが(爆)アブナイよって警報を鳴らすんです。
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血がっ!残虐シーンがっ!あるぜ~~って
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で、コチラの作品もそういうわけで、観るぞリストになかったのに、マカヴォイくんが出てるので
意を決して観て見ました~
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決してキモチのいい感動作ではありません。でも凄い作品でした!!
マカヴォイ演じる若き国境無き医師団のニコラスは、実際にはイギリスの兵士だった青年がモデルとも言われていますが、
フォレスト・ウィッテカーが演じたイディ・アミンはほぼ忠実に描かれています。
1971年にウガンダの指導者となって間もなくニコラスとアミンの出会いがあり、
1972年にはアミンによるアジア人追放があった訳ですから、
アミンの精神が強迫観念に占められていったのもかなり早かったわけで、
腕は良いが、物事の本質に疎い、軽いノリのニコラスに危機感が無く、
観客としては、そこがまた得体の知れない恐怖の足音にも聞こえる気がするわけで、
ニコラスの若さに不安を感じながら引き込まれます。
ウィッテカーの善人顔から転じる、なんともいえない恐怖。
もがいても身動きできない底なし沼のような恐怖に追い詰められていくニコラス、
やっぱりマカヴォイくんは演技派ですね~!
ジャンパーとなって助けてあげたい気持ちになりましたから~
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アミンの記者会見での「イギリスへの経済援助」発言。
76年のエールフランス機のハイジャック事件時のウガンダへの着陸許可。
ナイル川のワニの餌発言等――
事実を織り交ぜながら、青年医師の見たウガンダの惨状、
アミンの狂気がリアルな怖さを持って見事に描かれている2時間。
79年の失脚までは描かれてませんが、これが現実に起こった話であることに
今更ながら胸が痛みます
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