コヘレトの言葉「人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだということも分かった。これまた空しく、風を追うようなことだ。愚か者は手をつかねてその身を食いつぶす。
片手を満たして、憩いを得るのは両手を満たして、なお労苦するよりも良い。それは風を追うようなことだ。」コヘレト4:4-6
「人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだということも分かった。」を新改訳では「あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。それは人間同士のねたみにすぎない」と訳している。
労苦とあらゆる仕事の成功の原動力が、ねたみとは面白い。しかし、かなり真実をついていると思う。原動力がねたみや競争心であるとしたら、むなしい気がする。それならば、着実に働き「手をこまねいてないで」、片手分で満足し、ゆたか(精神的に)に暮らす方が良いということか。