そこで彼らが集めると、五つの大麦のパンを食べて残ったパンくずは、十二のかごにいっぱいになった。
人々はイエスのなさったこのしるしを見て、「ほんとうに、この人こそ世にきたるべき預言者である」と言った。
イエスは人々がきて、自分をとらえて王にしようとしていると知って、ただひとり、また山に退かれた。マタイの福音書6:13-15
イエスが五千人以上の人にパンを与えられた奇跡、その奇跡を見て彼を王にしようとする群衆。その群衆の心理を知り、ただひとりで山に退かれたイエス。奇跡(しるし)を見て歓呼する群衆、それから逃げられるイエス。イエスがたえずひとりで祈られ、何(十字架)を見ておられたかが良く分かる記述であると思う。