昨シーズンは、ヨーロッパで日本人ストライカーの活躍がありました。
フェイエノールトの移籍した上田綺世選手。
セルテイックスの古橋亨梧選手。
スタッドランスに移籍した中村敬斗選手。
このうち上田綺世選手と古橋亨梧選手はニュースで報道されていたので知っていました。中村敬斗選手は報道がほとんどなかったので知りませんでした。
それで以下の日記を書きました。
2023年8月11日 5:33
『欧州サッカー>フランス・Sランスに移籍した中村敬斗選手と三菱養和<2023年8月』
https://smcb.jp/diaries/9109467
どうして急に3人のストライカーがブレイクしたのか?
書いた後、分かりました。
教育の分野で人間の脳は、6歳までに基本的な構造が出来上がってしまう・と言うのが最新研究です。
その最も分かりやすい例が、将棋の藤井7冠です。
多分、おじいさんが幼い藤井少年が将棋に興味を持ったので将棋の中で一番簡単で娯楽性のある詰将棋を教えて遊ばせたのだろうと思います。詰将棋の問題を解いているうちに幼い藤井少年の将棋脳は6歳までに完成したのであろうと思います。だから成長して大人になった今、誰も及ぶことのできない将棋脳が完成しました。藤井7冠の圧倒的な強さの秘密は、ここにあると私は推測しています。
後から教えたものではなく、6歳ごろ脳の土台が出来上がるころに将棋脳が完成していたとするならば、サッカーにも同じ部分があると考えました。
メッシの推さない子供時代の映像を見たことがあります。もう、その当時から片鱗が見えました。メッシがドリブルして進みます。守っている子供は左に走ります。メッシは右に走ります。だから簡単に抜けます。フェイントを巧みに使っていることが分かります。教られてしているのではなく、本能的にやっているのだろうと思います。幼い子供のころからメッシは、メッシなわけです。
イタリアのストライカーの例が記事になっていました。
あるイタリアの弱小チームのスカウトが子供たちの試合を見ていたら、やたら点を取る子供がいたそうです。しかし、サッカーは思いっきり下手でした。だから最初はスカウトも気にしませんでした。ところが見に行くたびに点を取っているんだそうです。そこでスカウトに確信が出来ました。
「これは、ストライカーに違いない!」
そこでその子をクラブの下部組織に連れて行って練習させました。ところがサッカーが下手なので下部組織の監督は使おうとしなかったそうです。スカウトは強引に談判して試合に出させました。
やっぱり、ポコポコ点を取りまくったそうです。
そんな経過を経て一番上の下部組織まで上がりました。
やっぱりサッカーが下手で監督は使いません。
押し問答があって、試合に出したらやっぱり点を取りました。で、1軍の試合にデビューしてやっぱり点を取りまくって大物ストライカーになったという話です。
やっぱり、サッカーは下手でみんな不思議がりました。
「どうして、あいつの所にボールが転がるんだろう?」
※分かった人は、結構つうです。
【イタリア】これぞ奇跡!? インザーギの驚くべき変貌ぶり
2012年12月08日 08:05 公開
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2012/12/08/post_223/
サッカーは誰もが認める下手さ加減でした。しかしフィリッポ・インザーギは点を取りまくりイタリアを代表するストライカーになりました。下手なのは子供時代と同じで点を取りまくるのも子供時代と同じです。インザーギにはサッカーの上手い下手なんか、どっちでも良かったんでしょうね?
つまり、ストライカーは教えて育つものではなく生まれついての才能だと分かります。ストライカーは子供のころからストライカーであり、ストライカーの子供を探す努力をするべきである事になります。
2023年8月11日 5:33
欧州サッカー>フランス・Sランスに移籍した中村敬斗選手と三菱養和<2023年8月
https://smcb.jp/diaries/9109467
この日記を書いて気が付いたのですが、ストライカーである中村敬斗にジュニアのコーチはパスサッカーをやらせようとするのですね?パスをもらってゴールに蹴り込むのがストライカーですから、中村敬斗少年は嫌がるに決まっているでしょう。だからジュニアを止めて小学校の草サッカーをしたようです。
中学生になり三菱養和に所属して自分のやりたい練習を積み重ねたようです。高校2年の時には名前が知れ渡りガンバ大阪に入団しました。
その後、日本では1年しかプレーせず海外のクラブへのレンタル移籍を繰り返してオーストリア1部LASKに入団することになり、たった2年で結果を出してフランスのスタッド・ランスに移籍したのが今月です。そんなに長く落ち着いてプレーしていません。実質的にLASKの2年だけです。
つまり、ストライカーとして飛びっきりの才能があることになります。上田綺世選手や古橋亨梧選手とはステップアップの過程が違います。三段跳びくらいでやっています。
日本でストライカーが育たない理由は、ストライカーの才能を持った子供を見出すことが出来ず、そんな子供に普通のサッカーを指導しているからです。
中村敬斗選手の例は、一番分かりやすい例です。小学校高学年の中村敬斗少年がジュニアのコーチの言うとおりにしていたら、ストライカー中村敬斗選手は、今いないでしょう。逆にその時からストライカーの英才教育をして育成したら、もう今頃は世界的なストライカーに成長していたかもしれません。
日本サッカーでストライカーが育たない理由は、ストライカーの才能を持つ子供を探さないからだ・と言う単純な理屈に行きつきます。
ストライカーの才能は生まれつきのものであり、後から養成できる能力ではないことを知らないのであろうと思います。
メッシは小学生低学年の頃からメッシですから。
それを認識するべきだと思います。
そのレベルで他の子をスイスイ抜いてゴールを決める子供がいたら、その子は生まれつきのストライカーです。ストライカーに体の大きさは無関係です。これも大切なポイントです。体の小さなストライカーは沢山います。ほぼ大きいのと小さいのと、半々だと思います。