テコンドーを中心とした筋トレ、アンチエイジング

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2015愛染祭 

2015年07月03日 17時09分30秒 | 大手前高校昭和50年卒
愛染まつり
 
愛染まつりは、大阪三大夏祭のひとつで、「大阪の夏祭りは愛染さんで始まって住吉さん(住吉祭)で終わる」といわれ、聖徳太子が593年に開いた最古の夏祭りと伝えられています。初日に公募で選ばれた愛染娘12人(留学生枠2人含む)が宝恵駕籠(ほえかご)に乗って谷町筋を練り歩く「宝恵駕籠パレード」が恒例です。
聖徳太子が593年四天王寺を建立されたあとに、夏にむけて病気にならないようにと願いを込めた「夏越(なご)しのお祓い」を始められましたが、それを受け継いだものです。6月30日の宵宮では総本山四天王寺の高徳僧侶が大集結し、厳粛な法要を行うとともに、7月1日は本尊である愛染明王の年に1度の縁日でもあります。
 
 
聖徳太子は593年に四天王寺を建立した際、悲田・敬田・療病・施薬の四箇院(しかいん)を造営しました。愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)はそのうちの一つ施薬院跡にあり、病に苦しむ人のために薬草を植える薬局のようなものとして立てられました。聖徳太子がここで中期大乗仏教経典のひとつである勝鬘経を講讃されたという故事から勝鬘院と称しているそうです。金堂の御本尊が愛染明王(あいぜんみょうおう)であるため、お堂が愛染堂といわました。今では勝鬘院全体を指して愛染堂と呼ぶことが多く、「愛染さん」の名で広く親しまれています。祀られている愛染明王は主に良縁成就・夫婦和合の本尊として有名、かつ愛嬌開運にもご利益があるといわれ、女性や俳優さんが多く参詣にこられるんだそうです。
境内の多宝塔は豊臣秀吉の再建によるもので、大阪市内で現存する最古の建築物であり、国の重要文化財の指定を受けています。

宝恵駕籠(ほえかご)パレード。

愛染まつりの当日は、ちょうど色街の大紋日にあたり、芸妓たちが盛装して駕籠に乗り参詣してたそうで、これが「宝恵駕籠(ほえかご)」の起源となっています。これは江戸時代の年号「宝永(ほうえい)」からきているそうです。芸妓や役者たちが競って提灯を奉納したそうです。この奉納提灯は現在ではマスコミ、金融をはじめあらゆる企業が参加して盛大に行われ、祭りのシンボルとなっています。

愛染まつりは、日本で最初に浴衣を着る祭りとしても知られていますが、昔の習わしとして、浪速の「いとさん」たちは、夏のさきがけの愛染まつりの日に浴衣をおろしたそうです。これが愛染まつりが俗に「浴衣まつり」ともいわれる由縁となっています。

現在は、あべのキューズモールで出発式のイベント後、JR天王寺駅、あべの地下街を通り抜け、谷町通りを一部車道を仕切って天神祭りと同じ祭囃子にのって宝恵駕籠パレードが行われます。掛け声は、愛染さんじゃー ほえ、かっ、ごう  べっぴんさんじゃー、ほえ、かっ、ごう 商売繁盛 ほえ、かっ、ごう 。こんな感じでリズミカルで楽しげで、本当妙に頭に残ります。
パレードでもたまに駕籠上げをします。
愛染堂に到着して、多宝塔のまえで、愛染娘ひとひとりの駕籠上げが行われてクライマックスを迎えパレードは終了です。

今年は僕昭和50年大手前高校卒業の大野浩司が、こんな由緒ある楽しい祭を知らなかったなんて、と思い、同級生などに声をかけて誘い合わせて参加しました。平日ということもあり僕と、昭和57年卒の片山竜子さん、海部さんおよび浴衣の会のメンバーの方たちと合流でき、楽しく観覧できました。

芸能大会も催され、300余の露店も出て、大変な賑わいを見せています。
江戸時代からは愛染まつりは人や商売との縁結びとして知られており、商人や芸妓たちの間では篤く信仰されて来ました。
 
 
愛染パラパラ
祭りの3日間のあいだに一度は小雨が降ると言われていて、これを”愛染パラパラ”といいます。愛染さんへの参拝の行き帰りに愛染パラパラに降られたその二人は結ばれると言い伝えられています。
 
愛染めの霊水
境内にある『愛染めの霊水』は飲むと”愛敬”を授かり愛が叶うと言われています。

最近、大阪市指定無形民俗文化財に指定されました。
祭り期間中は屋台が出店するほか、18時から演芸大会などを開き、7月1日は愛染娘コンテストも予定されます。7月2日まで。

愛染堂の藥医門をくぐった右奥に「愛染かつらの木」があります。樹齢数百年といわれる巨大な桂の木に、ノウゼンカズラのツルが巻き付き、桂とカズラが一体となったその姿は、まるで仲の良い男女が寄り添っているように見えることから、カップルの縁を取り持ってくれる「恋愛成就・夫婦和合の霊木」として何百年もの間、この地で親しまれています。

毎年、夏になると木の幹に絡みついたカズラの葉っぱが生い茂り、オレンジ色の花も優雅に咲き誇る光景に出会えます。宝恵駕籠にもカズラの花が意匠されています。

「愛染かつら」は、昭和10年代に田中絹代と上原謙が、昭和20年代には京マチ子と鶴田浩二が、また昭和30年代には岡田茉莉子と吉田輝男といった美男美女の役者がそれぞれ主演を務めた一世を風靡した恋愛映画として思い出のある方も沢山いらっしゃると思います。

向かって右側には、映画の好評を祈って主演の吉田輝男さんが愛染堂に植樹された若い桂の木が植えられているそうです。