テコンドーを中心とした筋トレ、アンチエイジング

年齢に関係なく、筋肉、脳は鍛えるほどその重量、能力は増加します
テコンドーはインナーマッスルもバランスよく鍛えられます

第6回 洛中洛外IVR勉強会  緩和医療とIVR

2015年11月19日 09時14分56秒 | 大阪鉄道病院

11月17日、京都府立医科大学 臨床北講堂で、第6回洛中洛外IVR勉強会がありました。山田教授、竹内准教授が中心となり、坂本力先生、蘆田浩先生も参加されての僕としてはワクワクするような勉強会です。

今回は、京都府立医科大学 疼痛緩和医療講座 教授となられている、僕の大学の同級生でもある細川 豊史先生が、特別講演です。日本緩和医療学会の理事長をされているすごい先生です。タイトルは、緩和医療とIVR 一歩進んだ緩和ケアにおける症状コントロールのために、です。
疼痛があるなら、疼痛を早期に取りながら根治治療をした方が生命予後がいいという話で、疼痛は免疫力を損い、癌と戦う力をそいでしまうからだそうです。エビデンスをしめされながらの話ですごく納得しました。
癌の術後疼痛除去も同様で、予後に影響するとの事です。
そうかと、目から鱗が落ちるような話でした。
日本人は小さい頃から痛くても我慢させて、よく泣かずに我慢したと刷り込んでしまうせいで、痛みをこらえる習性になってるようです。
最近は、抗癌剤がすごくよく効くようになって、癌全体の65パーセントは五年生存する時代です。本当最近抗癌剤が良いのが沢山でてきて、よく治るようになってきてますものね。
腹腔神経ブロックを早期にしながら癌治療法するとか、大きな癌を局所的にIVR.放射線治療で取り除いて痛みとストレスを取り除くのも同様に、免疫力高めるという意味で大きな意義があるようです。
第2部は、症例ディスカッションです。何と未だバリバリの現役のIVRistであられる、福知山市民病院の蘆田浩先生は、骨盤鬱血症候群のクライテリアを作られて治療にも成功されています。僕の聖マリアンナ時代の師匠です。滋賀県済生会病院からは、増田陽子先生が、巨大肝転移に対してビーズによる選択的なTACEで、痛み熱発の少ないこと、治療効果も良好な症例発表されてました。大学からは、林奈津子先生が、緩和ケアが予後延長につながるのかについて症例を交えて発表されました。京都第一赤十字病院に移られたばかりの金山大成先生も、大学の閉塞性黄疸を伴った症例で、緩和ケアをされたものの提示です。