京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2020京の冬の旅⑧ 大聖寺(旧御寺御所)

2020年03月08日 08時50分00秒 | 日記
 久しぶりの"京の冬の旅"です。京都もそうですが観光客の姿がめっきりと減ってしまい拝観の方はじっくりと見れていいのですが経済の事を考えると事態は深刻です。
つい先日も"都をどり"や"円山公園のライトアップ"までもが中止に追い込まれています。

一日も早い終息を願うばかりです。 





さて、3月7日の拝観は大聖寺からです。
相国寺の西側はかって室町幕府三代将軍義満が造営した「花の御所」があった場合です。

その跡に建つのが大聖寺で今は臨済宗系の単立の尼門跡寺院で、ご本尊さまは釈迦如来如来です。



本堂は、東京青山御所から昭和18年に移築されたもので大正天皇の妃・貞明皇后の御殿だった建物です。



障壁画は、金地に瑞鳥瑞花(鳳凰や鶴、牡丹などの縁起の良い題材)が描かれた豪華なものです。



庭園は京都市指定名勝の御所風枯山水庭園です。
材は後水尾天皇の娘で次の代の天皇・明正(めいしょう)天皇「河原御殿」の景物を移し作庭されたと伝わります。



書院は「宮御殿」と呼ばれる御殿風の建物で御所より拝領した千両を元手に建てられたものです。
洋装の人形は香淳皇后愛用の御所人形、椅子は明治天皇が実際にお使いされていたものです。



襖絵は江戸後期の絵師・望月玉川(ぎょくせん)の筆による「秋草に鹿図」「波に鶴図」「竹鶏図」です。
屏風は後水尾天皇から賜わった源氏物語を題材にしたものです。

内部は全て撮影禁止なので京都市観光協会のHPから転載させて頂きました。



最後に書置きですが御朱印を頂き、次に大徳寺へと向かいます。