革堂行願寺は寺町今出川の南にある天台宗寺院でご本尊は千手観音さまです。
西国三十三観音霊場の第19番札所でいつも巡礼の人々で賑わうお寺です。
創建の歴史は古く寛弘元年(1004)、行円が一条小川の一条北辺堂跡にお堂を復興し、行願寺と名付けた事に始まり千年以上にわたり人々の信仰を集めてきたお寺です。
行円が仏門に入る前、狩猟で生計を立てていました。ある日、山で身ごもった雌の鹿を射たところ死んだ雌鹿のお腹から小鹿が誕生する様子を見て殺生の非を悟り仏門に入りました。
行円はその雌鹿の革を常に身につけていた事から皮聖とか皮聖人と呼ばれ、その事からお堂も革堂と呼ばれるようになりました。
境内には藤袴(フジバカマ)の鉢がたくさんあり、秋には参道に並べられます。
日本最古と言われる都七福神のおひとり寿老人がお祀りされています。
最後に御朱印を授与して頂き、近くにある下御霊神社へと向かいます。