3月14日はJR東海「そうだ 京都、行こう。」のイベントで皇室の菩提寺として知られる泉涌寺を訪れました。



















泉涌寺大門(重要文化財)に8時に集合で、泉涌寺執事長の渡邉さまから泉涌寺の歴史についてお話を頂きました。


門からの参道が下った"降り参道"を歩き正面にある仏殿で日本最大の涅槃図(縦16m、横8m)の絵解きをして下さいました。

今まで阿難尊者は、お釈迦さまが亡くなられて嘆き悲しんでいるお姿だと思っていましたが、ショックで気を失っておられているお姿だと知りました。
次に舎利殿です。


お釈迦さまの仏牙(ぶつげ)舎利をお祀りしているお堂です。四つしかない仏牙のひとつが日本に伝来しているのは凄い事ですね!
韋駄天さまがお守りされています。
天井には京狩野の祖・山雪の龍図が描かれており、下で手を叩くと音が反響する"鳴き龍"になって響きます。
4度も試してしまいました!
今回特別に裏堂に描かれている韋駄天さまも見せて頂きました。
太陽光に当たっていないので色彩が綺麗に残っています。
次に御座所です。


御座所は、皇族の方々が月輪御陵(つきのわのみささぎ)、四條天皇から歴代の天皇の御位牌をお祀りする霊明殿に参拝される際の休憩所です。
昨年の秋に上皇さま、上皇后さまが退位のご報告をされた際、また、今年5月に新天皇さまが即位のご報告をされた際にもご休息所となりました。
上皇さま、上皇后さまが来られた時は"御座所庭園"が紅葉🍁の時期で上皇后さまは庭園を見られた瞬間「まあ、綺麗」とおっしゃられ、暫く見入っておられたそうです。
それで予定を30分もオーバーされてしまい宮内庁、皇宮警察の方々はかなりヤキモキされたそうです。(沿道の警備、及び信号の制御など周囲は大変だそうです。)
こんなエピソードが聞けるのもお坊さまのご案内ならではです。


次に霊明殿に参拝します。
泉涌寺では庭園の撮影は可ですが建物内の撮影は全て禁止されています。
これは、泉涌寺へは皇族の方の参拝が多いので、建物の間取りや細部が詳細が出てしまうとセキュリティ面で問題があると宮内庁からの指導がある為だそうです。
以前に霊明殿が公開された際には奥まで行けたのですが今回も正面の一室だけの公開だけでした。
以上でイベントは終了です。
御座所の受付でお願いしていた御朱印を頂き境内を散策します。

霊明殿正面にある勅使門の前を通り月輪御陵に参拝し、泉涌寺を後しました。





次に「京都と光秀」展が行われている京都市歴史資料館(月曜日休館、無料)へと向かいました。