2月28日、大和郡山市の葉本家住宅を見学後、箱本館「紺屋」を訪ねました。
江戸時代から続いた藍染め商の町屋だけに、染色の道具、染め場、クドの復元や箱本関係の資料が展示されています。
途中に登録有形文化財の杉山小児科があります。
箱本とは郡山町中の自治組織を意味します。土地に対する税金(地子)を免除された内町十三町で始まりました。
箱本の任務は治安の維持、消火、伝馬(公用で使用する馬を提供する事)などでした。
住民主体の自治の先駆けです。
雛祭りが見事です。
紺屋町は藍染めを職業とする人達が集まって出来た職人町で豊臣秀長の時代に形成された町です。
先程に出てきた地子を免除された有力な町で城下町の中心をなす内町十三町のひとつです。
前には川幅1mの紺屋川が東西に流れ、江戸時代中頃には150軒近い家があったそうです。
江戸時代から続いた藍染め商の町屋だけに、染色の道具、染め場、クドの復元や箱本関係の資料が展示されています。
藍染め体験工房も併設されており、有料でハンカチなどの染め体験が出来ます。
(ハンカチで1200円です。)
室内も有力商家らしい立派な佇まいです。
途中に登録有形文化財の杉山小児科があります。
ハーフティンバー様式の木造建築物で主に北方ヨーロッパやイギリスで発展した建築様式です。外壁に半分出た柱、梁、筋違の造形が美しいです。(院長先生がご高齢で引退され現在は使われていません。)
京都では烏丸丸太町にある大丸ビラや大山崎町にあるアサヒビール大山崎山荘美術館に見られます。
次に町並みを見学しながら「町屋物語間」へと向かいます。