京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

下御霊神社

2020年03月19日 07時16分00秒 | 日記
 下御霊神社は革堂行願寺の少し北側にある神社です。上京にある上御霊神社に対して南の中京にあるため下御霊神社と呼ばれています。





桓武天皇の御代に各地で疫病が流行し、これは御霊の祟りであると考えた当時の人々は貞観5年(863)、平安京に附属する神泉苑で御霊会が行われたのが上御霊神社、下御霊神社の創祀とされています。







説明板にあるように西側の正門は元は仮御所の建礼門とはいえ立派な彫刻が施されています。
このように皇室との関係も深く、御所の産土神(うぶすながみ)として崇敬されてきました。







ご祭神は桓武天皇の皇太子であった早良親王をはじめ八柱でいずれも政争に巻き込まれ非業の死をされた方々で、その御霊を鎮める為に創祀されたのが御霊神社です。



現在の社殿は天明の大火(1788)に消失し、仮皇居の内侍所の仮御殿を寛政3年(1971)に移築されたものです。
見た目にも屋根の傷みが進んでおり、修復の為の寄付を募られています。

最後に御朱印を授与して頂きました。