水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

室内水耕栽培4 NECとパナソニック

2010年01月10日 | 室内水耕栽培
<はじめに>
従来使っていたNECのビオルックスではレタスがやや徒長ぎみでしたので照明器具の発売元に問い合わせると波長の関係なので一度パナソニックの蛍光灯を使ってはどうかといわれたのでこれを購入し両者を併用使用しそれぞれの長所短所を調べてみたいと思います。

11月16日 <播種後5週間経過したレタス菜>先週から春菊とレッドリーフレタスは収穫して食卓に上がっております。
 

<播種後4週間経過したレタス>


新たに購入したパナソニックの植物育成蛍光灯を使った栽培棚を設置しました。これで栽培棚は3台になり栽培床が6個ありますので今後は寒くて屋上で育てられなくなる葉野菜類もこれらを使って室内栽培していこうと思います。

 
右写真の手前がNEC、後ろがパナソニック、写真では分かりにくいですが光質的にはパナソニックの方がやや白っぽい感じです。

■パナソニック植物育成蛍光灯選択理由(購入先スターライト様の推薦文によれば)
他の人工光源(メタハラ・HPSランプ・他社の植物用蛍光灯)に比べ、「遠赤色光」の比率が抜群に高い植物育成ランプ。「遠赤色光」は植物の成長に際し、茎の節間の長さや葉の大きさなどに影響を及ぼします。各種の研究結果により、赤色(600~700nm) と 遠赤色光(700~800nm)の比率が小さいほど良いと言われています。この蛍光灯は、赤色(R)/遠赤色光(FR)比率が、1.0 です。自然昼光のR/FR比率が、1.1 と言われており、理論的には自然昼光よりも成長促進効果を上げるものと思われます。また、遠赤色光の割合が多いということは、「エマーソン効果」により光合成速度を上げるという効果をもたらすようです。某国立大学の研究室から、生育が大変難しい植物に対して、いろいろな光源を試したが、この蛍光灯が最も効果的だったという見解をもらっています。・・・とのことです。

11月19日 残っていたサラダ菜は全部収穫し油でいためていただく。
屋上の小松菜をパナソニックの棚に移植する。
  

11月24日 NECのレタスは相変わらず徒長気味です。パナソニックの方はまだあまり成長していませんが葉が丸く育ちつつあります。やはり波長の違いか、様子を見てみたいと思います。
 

11月29日 新たに「レタス菜」を定植しました。パナソニックのレタスもうまく成長しています。
 

クレソンと小松菜の様子。
 
●こうして同じカメラで撮影して並べてみるとNECとパナソニックの光質の違いがよく分かります。

12日に定植した「グリーンウエーブ」の様子です。やはり温度の関係か成長が遅い。


12月6日 レタス、小松菜の状態です。やはりパナソニックで育てたレタスは徒長せず色合いもよく美味しそうです。
 

定植後3週間ですのでまだレタスとしては小さく重さを計ると50gですが写真のように葉は従来のNEC(右写真)よりは大きく育ちつつあります。
 

グリーンウエーブも少し大きくなってきています。


12月12日 屋上から移植した小松菜に虫が発生した。絶えず監視していたがやはり卵がついていたようで部屋の暖かさで孵ったようです。折角室内で育て虫がつかないようにしていたのに屋上から不用意に移したのは全くの不注意としかいいようがない。まだ完全に育ちきっていないが虫のついたところは全部収穫し撤去する。他の野菜に移っていなければいいのだが。クレソンの後に春菊を定植する。
 

12月13日 定植後1ヶ月経過したグリーンウエーブと半月経過のレタス菜の様子です。やはり成長が遅い。
 

12月18日 本日収穫したレタスです。やや徒長気味で葉が丸くカールしませんが結構大きく育っています。重さを量ると約140g。十分市販に耐えれる大きさです。


12月20日 グリーンウエーブとサラダ菜の本日の状態です。
 

18日にも書いたようにレタスと小松菜は完全に徒長気味に成長しています。
レタスと小松菜は収穫しレタスは鍋に入れて食しました。
 

定植後1週間経過の春菊です。


12月21日 少し水耕栽培について勉強しようと数冊の書籍を購入しました。伊藤龍三さんの「いつでもレタス!」は初心者の小生にとってかなり参考になりそうです。


12月22日 ホウレンソウはスポンジ培地ではなかなか発芽がしなかったので今回はベルデナイトを入れた窓際のプランターに播種しておりましたがほぼ完全に発芽しかなり大きくなってきたのでこれらをレタスの後に定植しました。ホウレンソウの根に人工培養土ベルデナイトがかなり付着した状態での定植になりました。
 

12月26日 残っていた小松菜を収穫しその後に「レタス」を定植する、
小松菜は40cmほどに成長して葉っぱが蛍光灯に接触し一部日焼けをしていた。
 

注文していたパナソニックの蛍光灯が入荷したのでこれで栽培棚が全部で5台、栽培床が10段になりました。NECが2台とパナソニックが3台です。もう通路のスペースも一杯なのでこれ以上の増設はできません。
 
アルミホイルで遮光して照射効率を高めています。

12月27日 6週間経過の「グリーンウエーブ」と1ヶ月経過の「サラダ菜」の状態です。グリーンウエーブは早く収穫しないと蛍光灯で日焼けしそうです。
 

「グリーンウエーブ」を収穫しましたがこれは間違いなく「小松菜」です。小生が播種の時に何か取り違いをしていたいのでしょう。いずれにしろ半分を収穫。


12月30日 新しく購入した栽培棚に愛菜花で発芽させた春菊を定植する。


1月3日 小松菜は収穫しきりましたが「サラダ菜」を収穫しないとひねてしまいそうです。
 

新しく定植した「ほうれん草」および「レタス」と「春菊」の状態です。
 
 
色の違いでパナソニックかNECかどちらの蛍光灯で育てているかがよくわかります。

■消費電力とブレーカー
1月6日 愛菜花で発芽させたレタスを空いたトロ舟に定植する。蛍光灯のスイッチを入れるとブレーカーが初めて落ちました。計算すると5台で40w×4台×2段×5台=1.6kw、それ以外に階段と1階ショールームの照明(40w×10台=0.4kw)に使っているので全体で20Aを超えてしまったためのようです。改めて別回路を設置する必要が出てきました。メタルハライドランプも点灯時にはかなりの電流が流れるので2台が限度です。3台にするにはこれも別回路が必要です。
増設について電気屋さんと相談する。

1月9日 二十日大根を2本収穫しました。サラダ用の小ぶりの大根です。天王寺かぶはまだのようです。
 

水温の違いによる成長度合いを比較していたミズナと大阪しろ菜も定植後1ヶ月でそろそろ収穫期です。結果的には室内なのであまり差はありませんでした。
 

小松菜とサラダ菜の後に愛菜花で発芽させた玉レタスの「シスコ」とリーフレタスの「マザーグリーン」を定植する。
ホウレンソウ、リーフレタス、春菊の本日の状態です。
 


1月10日 ビオレックスのミズナを収穫する。重さを量ると10株で約500g。光源の違いによる育ち具合の差異を見るとミズナに限っていえばビオレックスで育てたミズナの方がパナソニックよりもしっかり育っているような感じがします。これは新しい発見です。
 

1月13日 パナソニックのミズナを収穫したが10株で300gと軽い。
 

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