水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

室内水耕栽培24 (H24.4.4~4.30)

2012年05月07日 | 室内水耕栽培
<BLueLabのコントローラの不具合は単にアダプターの接続端子の不良が原因>
4月30日 購入したBlueLabのコントローラーは不具合でしたがよく調べると単に24V AC/ACアダプターの接続端子の不良が原因でした。端子に接続したワイヤの皮膜が取られず圧着端子でかしめられていたので通電しなかったわけです。作業上の基本的なミスとメーカーの検品体制の不備が原因であるが少なくとも検品は確実に行ってもらいたい。このために4,5日が無駄になってしまいました。

<なすびに2台目のメタルハライド照射>
4月30日 蛍光灯で育てているなすはその後結実がみられないので2台目のメタルハライドを照射することにしました。メタルハライドを使用すると室温がかなり上昇するので控えていましたが折角なのでもう少し収穫を望みたいのと野菜用のコンテナは清掃中で当分栽培はしないので問題なしと判断。これで室温は優に30度を超え室内はムロ状態になるでしょう。


<トマトもかなり実ってきました>
4月28日 トマトもかなり実をつけていますが順調に大きく育ってくれるかどうか問題です。実が多いと大きく育たないようなので小さいのを少し摘実。反射シートを張ると通気性が良くないので撤去。
 

<栽培コンテナの清掃>
4月28日 本日は休みなので朝から栽培コンテナの清掃を行う。レタス等栽培中のものはひとまず屋上のトロ舟に移して4台の金属棚にある8台のコンテナをすべて清掃しました。どのコンテナもワカメのような青藻が張り付いていましたがこれらを取り除き塩素系洗剤で洗い太陽光で殺菌。予想通りコンテナには蚊もかなり湧いておりました。


BlueLabのコントローラーが正常に可動するようになればすべてを新しくセットアップすることにします。

<青藻対策と水耕栽培環境の整備>
4月27日 そろそろ室内水耕栽培も室温の上昇などで従来のように簡単に野菜が栽培できなくなってきています。とりわけ温度上昇で今まで以上に青藻の発生がひどくなり、根にも青藻が巻きつくようになってきていますし、これがまた根の病気の原因になることもあるし、またどうしても水があるので蚊の発生を抑えることができないなど問題が多くなってきていますので環境整備を一から考え直す必要があります。とはいっても青藻対策一つをとっても現実にはこれという決め手がないのが実情です。先日ホームセンター「コーナン」でカビの発生を抑え1か月は飲料水が保管できるという抗菌処理済みの貯水タンクが売られていましたがこのような抗菌処理済みのエスロン管や栽培用コンテナなどがあれば青藻問題も少しは解決するかもしれません。いずれにしろ完全に衛生管理ができていなければ個人レベルの植物工場もどきであってもいつまでたってもいたちごっこで問題解決には至りません。硬質のPP容器にはいつも薄い紙状の青藻がしつこく発生しています。容器の材質によって同じ光源でも違った青藻が発生するのかもしれませんのでこの辺も調べてみる必要があります。完全に除去するといっても管内等には残りますし発泡スチロールの切断面の中にも浸透していますのでこれは不可能に近いことなので頭の痛い話です。この青藻問題を解決しておかないと健康な白い根が育つということが期待できなくなりますしひいては立派な野菜を育てることができないということになってしまいますので軽視できない問題です。
今後はほとんど屋上での野菜作りになりますので当面新たな苗の定植を差し控えてその間に栽培コンテナから養液タンクまで完全に清掃したいと思っております。またBlueLabのコントローラーの取り付けや炭酸ガス濃度管理や光源の照射時間管理なども併せて行い設備のリニューアルを行いたいと思っています。

<室温28度>
4月25日 ここ数日の好天で気温が上がり昨日は大阪で25度、本日は26度になるとのことです。気温上昇とメタルハライドランプや蛍光灯からの放熱で昨日の室温は28度に達していました。この温度になるとレタス栽培にはもはや高温すぎますのでそろそろ空調が必要になってきます。すると一気に電気代がかさむことになります。室温を上昇させないという点からもLEDは魅力があるのですが野菜の育成面ではまだ蛍光灯の方が優れているようでコストをトータルに考えると判断の難しいところです。26日午前11時で湿度82%、室温27.8度でした。


■番外 ボタンとハナミズキ開花
4月27日 我が家のボタンとハナミズキが開花しいよいよゴールデンウイークの到来です。
 
 

<受粉促進に蜂を放す>
4月24日 今朝トマトが7,8個実っているのを発見しましたがやはり受粉を促進させないと多くのトマトを期待できないので屋上のトロ舟に飛び込んできていた蜂を捕獲して栽培室に放しておきました。野菜を育てていると蝶々は青虫の親で困りものですが蜂は逆に受粉を助けてくれる益虫ということになります。


<なすびを2本収穫>
4月24日 本日もなすびを2本収穫する。1本は蛍光灯で育ったなすびです。ただここ1週間は蛍光灯に替えてLEDを照射していましたがよく育ってくれています。恐らく蛍光灯だけでも育ったのではないかと思われます。


<トマトが実っています>
4月24日 今朝のぞいてみるとトマトが7,8個ついていました。まだ小さいですが受粉してくれています。これなら少しは期待できそうです。


<BlueLabコントローラーのテスト>
4月21日 購入したBlueLabのコントローラーのテストをかねてデーター設定を行いましたが表示は問題無いのですがソレノイドがうまく作動してくれない。どうやらデータ設定の手順に間違いがあるのかもしれません。

4月23日 一日かけて再度設定をし直しましたがやはりソレノイドがうごきません。何度やってみ設定ミスのようで表示がフラッシュしてなおりませんのでメーカーにトラブル解決法を問い合わせ中。

<本日も茄子を収穫>
4月21日 本日もメタルはライドで育てているなすびを1個収穫しました。重さは100g。併せて玉レタスも2株収穫しましたが重さも250g弱で先日のレタスとほぼ同じ。


<植物工場セミナーの記事を読んで>
4月19日 本日の日刊工業新聞に先般開かれた「植物工場セミナー」の内容が掲載されたいました。その中で高辻先生が「植物の成長率は光合成速度に比例する。光合成は光強度と日照時間に依存する。光強度は植物が光合成をする限界の飽和量まで持っていく必要がある。照射時間については長さに比例して光合成をすると考えている。ただ光強度が増えれば増えるほどコストが上がるので光強度と日照時間の最適な組み合わせを計算した方がいい。・・・・」と述べておられる。飽和量までとなるとかなりの光強度が必要です。ちなみにレタスの光飽和点は照度で25000Lx,光量子束密度で420μmolですから私が使っているLumiGrowの330W LEDでも50~60㎝下でないとこの値になりません。果菜類ではトマトが70000Lx,キュウリが55000Lx ,なすが40000Lxですから20㎝位の距離からの照射でないとこの値は得られないでしょう。これではますますコストもかさみますので現状では採算を取るにはまだまだ課題が多いということでしょうか。

<トマトはまだ実っていません>
4月18日 トマトの方はかなり花が咲いていますが今の所実っている様子はありません。


<蛍光灯にもなすびが>
4月18日 今朝のぞいて見ると蛍光灯にもなすびが大小2個実りかけていました。蛍光灯では無理だという判断は間違いでした。問題はこれから大きくなってくれるかです。本日もメタルハライドのなすを1個収穫。
 

<今回の結球レタス>
4月17日 現在栽培中の結球レタスも収穫期に来ましたので今朝1個収穫して大きさ重さを調べてみました。
外見からはまだ外葉枚数が足りないのか結球部分が小さい感じです。重さは230gありました。半分に切って中をみるとまずまずの状態かと思います。
 


<メタルハライドのなすびは順調>
4月17日 メタルハライドで育てているなすびは順調に育っています。昨日も1個収穫(重さ100g)しましたが今朝見ると後8個以上実っています。これまでの状況から判断してメタルハライドほどの光量がなければ実らないということでLEDでも1個実っていますが成長が遅いのはまだ光量が足りないということでしょうか。現在は90w2灯ですが300~400Wクラスでないと難しいかもしれませんがそうなると電気消費量がメタルハライドと何ら変わらないことになります。また蛍光灯では葉の成長ではすごくいい結果がでていましたがことごとく花芽は落ちてしまって結実しません。結実させるには蛍光灯では完全に光量不足といえそうです。
 


<EC・pHコントローラー届く>
4月11日 注文していたBlueLab社(New Zealand)のEC/pHコントローラーDosetronicがアメリカの代理店から届きました。pHセンサー・ECセンサー・温度センサーがついていて蛇口を制御できる24Vソレノイドバルブ3台と加熱冷却用電源1か所を制御できるようになっていて価格が1600$ですからうまく機能してくれればかなりコストパフォーマンスの良い制御機器と言えます。先日Sodateckの炭酸ガスコントローラーも届いているので必要な機器がそろったことになります。これで照射時間・炭酸ガス濃度・EC値・pH値および水温・室温を制御できる機器が整いましたのでこれらの機器を有効に活用して効率のよい栽培環境を作っていきたいと思います。


<なすびをいただく>
4月10日 メタルハライドのなすびはかなり大きくなりそろそろ収穫できそうです。他にもメタルハライドで3個、LEDで1個育っています。夏場屋上なら実るのが当たり前でその数など意識したこともありませんが室内では育ってくれること自体が奇跡みたいで小さななすびが顔を出してくれているのを見つけるとうれしくなります。
 

一番大きななすびを収穫する(重さ100g)。左の市販品と比べても遜色はありません。夕食に味噌田楽でいただく。
 

<反射シート取り付け>
4月9日 注文していた反射シートが届いたので早速トマト栽培棚に取り付ける。これでグローボックスもどきになりましたが使用している光源がLEDなのでそれほど反射する光がないので効果のほどはよくわからないがとりあえずこの状態で育てることに。
 

<春夏野菜の準備>
4月6日 先月19日に播種したきゅうりの「黒さんご」の苗もかなり大きく育ってきました。

播種後2週間ほどで定植できる大きさに苗は育ちますので5月の連休に屋上菜園へ植え付ける予定ですのでぼちぼち他の野菜の苗も育てる必要があります。そこで本日「ししとう」「ピーマン」なすびの「黒福」キュウリの「黒サンゴ」ミニトマトの「アイコ」トマトの「麗夏」かぼちゃの「メルヘン」などの種を播く。
昨年のブログ「屋上菜園14」を見るとやはりこの時期に種まきをしています。

■番外 桜満開
4月6日 会社の桜も満開になりました。「モクレン」も咲き始め、「れんぎょ」も咲いて今年はすべてが同時開花の状態です。
  


<トマトに花芽>
4月6日 LEDで育てているトマトに花芽が数個ついてきています。茎はかなり背が高くなっていますがかなりひ弱な感じです。今の所トロ舟に3株づつ4台で12本育てていますがはたして結実してくれるかどうか心配です。そこで光量の増大を図るために反射シートで周囲を覆うえるようにするために反射シートを発注。
 




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
BlueLabコントローラー (ジューシー)
2019-07-18 10:19:20
はじめましてジューシーと申します。
BlueLabコントローラーを検索していたらここにたどり着きました。養液土耕での使用を検討しています。この後、不具合などありましたでしょうか、使用感等、教えてもらえないでしょうか。
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BlueLabコントローラー (作田光水)
2019-07-19 13:13:07
ジューシーさん
コントローラーは接続不良がありましたが
機器としてはその後も何の問題もありませんでした。またメーカーのアフターもしっかりしています。ただ現在使用していないのは2台×2段の小さな栽培スペースでは手動でやった方がてっとり早いからです。大きな栽培ベッドであれば
効率的かもしれませんね。
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