こばとの独り言

ひたすらに趣味を語るブログ。
【18禁の記事もある為、閲覧は自己責任でお願いします】

第25回 マイルチャンピオンシップ

2008年11月23日 23時00分00秒 | その他(未分類)

秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」(芝1600メートル)が京都競馬場で行われた。

1番人気は昨年このレース2着で先月の毎日王冠であのウォッカに勝ったスーパーホーネット。G1勝ちの実績が無いのに圧倒的な1番人気に指示されたのはやはり毎日王冠での走りが評価されてのことだろう。だけど、G1を勝つというのはそんなに単純なことではない。

勝った馬はブルーメンブラット。1番人気のスーパーホーネットは2着。この結果について言えば、実力というよりは、コース取りの問題だったと言える。終始大外を回って距離のロスがあったスーパーホーネットに対して、ブルーメンブラットは常に最内を通っていた。外は確かに囲まれたり壁に阻まれることもないが、よほどの切れる脚がなければ届かないことが多い。逆に内は距離的なロスがまったくなく最短距離で行けるものの、馬群で固まっていて抜け出せなくなることが多い。今回は幸いにも中~外に馬が固まったおかげでブルーメンブラットは抜け出すことが出来たが、これは一種の賭けと言えるだろう。スーパーホーネットは1番人気だったが故に安全策で外をまわざるを得なかったのかもしれない。まぁ単純に外枠だったからっていうのもあるかもしれないけど。・・・それを考えるとディープインパクトの大外から行っても直線入口で先頭に並べるっていうのはスゴイことなんだな。

このブルーメンブラットの勝利で、牡牝混合のG1レースで牝馬が4勝目(安田記念&天皇賞・秋のウォッカ、スプリンターズSのスリープレスナイト、マイルCSのブルーメンブラット)。
牡馬は天皇賞・春を勝ったアドマイヤジュピタが本番を前に怪我で引退、宝塚記念をかったエイシンデピュティも怪我により有馬記念にぶっつけ本番で挑むことになってしまっている。昨年の中長距離路線を引っ張ってきた王者メイショウサムソンはもうピークが過ぎ今年は未勝利。昨年の有馬記念を勝ったマツリダゴッホは中山巧者なので有馬記念以外では期待できない。短距離路線はスズカフェニックスとスーパーホーネットが頑張っているものの、両者とも差し馬なので勝ちきれないことが多い。ダートは牡馬が圧倒的だが、芝路線は完全に牝馬の勢いが勝っている。まぁウォッカやダイワスカーレットのような牝馬のスターホースがいるのでまだ良いが、やはり牡馬にも同等の存在が欲しいものである。はっきり言って情けないぞ。
ただ、まだ救いはある。中距離路線に限っていえば、3歳牡馬にディープスカイがいる。今年のダービー馬で天皇賞・秋ではウォッカ&ダイワスカーレットと壮絶な叩き合いを演じている。結果はスーパー牝馬の2頭に負けはしたが、タイム差はないし、まだ3歳馬。来年のマイル~中距離路線はこの馬が中心になることを期待している。

そういえば、スズカフェニックスに騎乗予定だった武豊騎手が落馬負傷で乗り替わりになっていた。先週のエリザベス女王杯での落馬といい、最近ついてないね・・・。

さて、来週はいよいよジャパンカップ。3世代のダービー馬(メイショウサムソン、ウォッカ、ディープスカイ)が一堂に会することなど滅多にない事なので、非常に楽しみだ。

コメント