剣や魔法のファンタジー世界のRPGが主流だった当時、重火器を使ったり戦車に乗って戦うという世界観が独特だったメタルマックスシリーズの2作目「メタルマックス2」を久しぶりにプレイしました。
このシリーズは大好きで、FC版の1からずっとファンでした。クルマを改造したり、賞金首を探したり、フィールドに埋もれてる武器を探したり、当時のRPGにはない要素が詰められていて、ハマりました。
あまり有名ではないかもしれませんが、個人的には1と2は名作だと思っています。
今回プレイした2は1度GBAに移植されましたが、そちらはバグが多かったので、どうしてもSFC版でプレイしたかったんですよね。自分の住んでる周辺のリサイクルショップでは全然無かったので、結局ネットで探して買いました。カセットのみなので安かったですw
ネット配信してくれないかなぁ・・・任天堂でもソニーでもどっちでもいいから。
メタルマックスシリーズは冒頭でも言った通り、基本的に重火器を使ったり、クルマに乗って戦うRPGです。魔法とかそういう特殊能力は一切ありません・・・と言いたいところですが、3以降はキャラやクルマに特殊能力が付与されたり職業システムが採用されたりして、キャラ本来の強さやクルマ本来の強さとは別の部分に比重が移ってしまったので、個人的には微妙になってきちゃったんですよね。他のRPGと大差が無くなってしまった。「力こそが正義」というバランス設定が薄れてしまったんです。だから、昔のシリーズ作品がやりたかったんですよね。
で、2のシステムは、戦闘は昔のFFシリーズと同じサイドビュー形式のコマンド選択のターン制、育成面は普通にキャラのレベルを上げて強くしていき、装備品を整えるという基本的なRPGの部分にプラスして、クルマを改造して強くするという要素があります。まぁパーティメンバーの犬も特殊なんですが、レベルを上げて強くするという点では同じなので割愛。よくプロテクターが破壊されて死ぬし。「わんわんグルメ」(犬に与えるとステータスが少しだけ上がる事がある)で最強にする事も可能なんですが、恐ろしく時間がかかりますしw
あと、クルマで戦うという事以外にもう1つ大きな特徴があります。それがフリーシナリオです。
四天王を全員倒さなきゃいけない&船を入手しなければいけない(Uシャークを倒す)&鍵を入手しなければいけない(ガルシアを倒す)という必ずクリアしなきゃいけないイベントは部分的にはあるものの、基本的には自由に攻略順番を変える事が出来ます(その必ずやらなきゃいけないイベントも自分のタイミングで攻略できる)。メインシナリオとなる四天王イベントも順番は最初と最後だけは決まっているものの、他の2体は船を入手して以降はいつ倒しても構いません。船入手後はほぼ完全フリーになるので、いきなり最後の町やラストダンジョンに辿り着くことが可能です(ラスダンの中に入るには四天王を全員倒す必要はありますが)。
パーティーメンバーは主人公のハンター、メカニック、女ソルジャー、犬の3人+1匹になります。
ハンターの特徴はクルマに乗ると強い&白兵戦はそこそこ&レベルが上がれば修理も可能(破損まで可)、メカニックの特徴はクルマはそこそこ&白兵戦は苦手だがクルマの修理が出来る(最終的には大破まで直せるようになる)、女ソルジャーは白兵戦は強いがクルマは苦手、犬はオートで勝手に戦ってすぐ死ぬw いや、クルマで戦う相手にも生身で戦うのだから、そりゃーすぐ死ぬよね(爆)
キャラには各種基本パラメータの他に運転、修理、戦闘の3つのレベルがあり(犬には毛づやがあるw)、運転が上がるとクルマで与えるダメージが増える、戦闘が上がると白兵戦で与えるダメージが増える、修理が上がるとクルマの修理の腕が上がるといった感じになります。修理はレベルが高くなると大破(そのパーツが完全無効化されてしまう)まで直せるようになります。
クルマは全部で8台。内1台は4種類の中から1台選んで自分で設計できます。
最初は1台も所有してませんが、メインシナリオの序盤を進めていくと必ず手に入るバギーをキッカケに少しずつ増えていきます。ただし、メインシナリオを進めていって必ず入手できるのは最初の1台のみで、他は自分でヒントを探して入手することになります。(更に言うならパーティメンバーも強制加入ではなく、あくまで任意ですが、1人旅だと多分テッドブロイラーで詰みますw)これがフリーシナリオの醍醐味なんですよね。2では1台だけフィールドマップのどこかに埋まっていますが、ヒント無しに探すのは困難です。そういった面白さがメタルマックスにはあります。ネットが無かった時代(一部のPCマニアのみ使ってた時代)に自力で探すことの困難さ、分かって頂けるであろうかw
クルマにはシャシー(これがクルマの本体になる)、エンジン、Cユニット、主砲、副砲、S-E砲の6つのパーツから構成されます。その中でシャシー、エンジン、Cユニットは装備必須のパーツになります(シャシーはクルマ本体だしw)。他に特殊砲弾を入れるための弾倉もあります。クルマによっては副砲のみしか装備できなかったり、いわゆる「穴」が空いてない物もありますが、改造で穴を空けて装備させることが可能です。
クルマはお金さえあれば改造でき、各パーツの能力を上げたり下げたりすることが出来ます(パーツによって改造できる回数は決まっている)。何が何でも強化すればいいというものではなく、クルマに搭載されたエンジンの積載量によって、装備できる武器や強化方法が決まってきます。重いシャシーに性能の良い大砲を載せようとしても、エンジンの積載量が低いと自走不可能になってしまいます。
人間のHPに相当する装甲タイルの数「SP」というのがクルマの積載可能な数値になり、エンジンの積載量からシャシーを含めた総重量を差し引いて0未満になると自走不可能になります。0以上であれば自走可能にはなりますが、SPが0以下になると装甲がなくなるので今度はパーツに直接ダメージが行きます。パーツもダメージを負うと破損し、最終的には大破します。破損状態ではまだ普通に使えますが、大破するとそのパーツは使用不可能になります。
シャシー以外は大破してもそのままクルマに載って戦うことが可能ですが、武器類が全て大破したら攻撃できなくなるので、白兵戦で戦うしかなくなります。また、シャシーが大破すると必ず降りなければなりません。かといって、武器類を弱体化してSP値を増やしても受けるダメージが増え、与えるダメージが減ってしまうので、SP値と強化のバランス取りが重要になってきます。その為、基本的に最初に良い物を用意するのがエンジンです。エンジンは強化すれば積載量が増えます。積載量が増えるということは、強い武器(基本的に戦車装備は強くなるほど重くなる傾向にある)を装備できたり強化できるようになります。だから、エンジンをより良い物にすることが重要になってきます。
このバランス取りがなかなか面白くて、自分は基本的に主人公のハンターは火力重視でエンジンが弱い序盤から重い戦車に乗せて戦っていたります。SPは殆どなくとも火力&守備力で押し切るためです。まぁ自分の場合、ウルフが手に入った時点で主人公は最後までウルフに乗り続けるんですけどね。メタルマックス1をプレイした人なら、その理由も分かるはず!w
基本的にクルマで戦う事が多く、殆どのボスはクルマに乗ってないと倒す事が不可能です。ただ、場所によってはクルマが入れない場所もあり、そういった場所では白兵戦になるので、人間装備も充実しとかないと苦戦を強いられます。場合によっては、戦闘中にクルマを降りて戦う方が良い場合もあったり、敵によって上手く切り替えると良いでしょう。犬はずっと犬ですがw
回復魔法はなく、回復もアイテムに頼ることになりますが、クルマに乗っている間は基本的には回復の概念がありません。シャシーと大砲が大破するまでひたすら攻撃。攻撃だけを続けてどっちが先に倒れるか、それがメタルマックスの世界なのですw
尚、白兵戦ではプロテクターの装備が重要になります。通常の各部位(MM2では頭、身体、腕、足の4点)の他に、プロテクターというものがあります。少しくらいのダメージであれば無効化できる優れものですが、壊れる事もあります。壊れた後は買いなおさなければなりません。ダメージを無効化が出来るプロテクターは、犬にとってはプロテクターの有る無しは正に死活問題なので、犬には必ずプロテクターを装備させましょうw まぁプロテクターがあっても戦車の攻撃を受けたらプロテクターを貫通して即死なんですけどね(爆)
以上、基本的なシステムのおさらいでした。
久しぶりにプレイしたけど、思い出深い作品だったためか、結構覚えている部分が多かったですね。最強エンジン「V48コング」の埋蔵場所も合ってましたw
そんなわけで、とりあえずクリアしました。
賞金首も全部倒し、その撃破レベルはこんな感じ。
ラスボスよりも強いテッドブロイラーをLv30未満で倒したのは初めてかも?
クリア時の人間キャラの強さはこんな感じ。
本来1つしか入手できない武器を複数持ってるのは、そういう裏技があるからですね。SFCまではそういうバランスが崩れかねない裏技が多かったw
まぁとはいえ、人間キャラの場合、終盤はあまり意味なかったりするんですけどね。白兵戦は女ソルジャーに頼ることになるので。他の2人+1匹じゃまともにダメージが通らない。
ちなみに、女ソルジャーは攻撃力重視のために、腕は怪力てぶくろにしました。攻撃力が上がる防具なので。
尚、犬が死亡状態なのはラスボスの最初の一撃でやられたからです。まぁいつもの事ですね(爆)
クルマはこんな感じ。
先ずはバギー。
シャシーが軽すぎるために、最初から最後まで使うことになるクルマ。サウルス砲(25tもある超重量級の大砲)を載せてもまだ戦車系よりもSP値が高くなるほどw
守備力が低いのが難点ではありますが、やはり何でも搭載できるのは使い勝手の面からも重宝しますね。
自分はメカニックに乗せてました。名前はヒロインのイリットちゃんから(爆)
2台目は装甲車。
偉大な荷物係(爆)
入手直後はバギーしか持ってなかったのでメカニックに乗せてましたが、ウルフが手に入った後はずっと牽引車でした(1台だけ人が乗ってなくても連れまわす事が出来る)。
名前は入手可能な場所の名称から。尚、このクルマのみフィールドマップのどこかに埋蔵されています。ノーヒントで探すのは非常に困難ですねw
3台目はバス。
埋蔵されたバス停を掘り起こして入手するという変わった入手方法のクルマ。探す範囲は狭いしヒントも多いので比較的楽に手に入ります。
シャシーが軽いので、バギー同様に改造次第では最強になれるクルマですね。バトー戦車(オリジナル戦車)が手に入るまではソルジャーに乗せてました。
名前は思いつかなかったので適当(爆)
4台目はウルフ。
1から登場し、1のシナリオで手に入る経緯が泣けるという事もあり、今なお人気の戦車です。それ故にシリーズ皆勤賞の唯一のクルマです。
個人的にメタルマックスシリーズで1番好きなクルマ。だから、各作品の主人公には必ずこのウルフを載せるようにしています。
序盤で手に入り、最後まで使える強力な戦車ですが、シャシーが重く守備力も最大まで強化できずと若干中途半端な印象はあります。が、それ以上に1での思い入れが強いため、何が何でも最後まで使うことにしています。
名前は・・・言わずとも分かるでしょう(*´ω`) やっぱりウルフは最高だぜ!!!
5台目は神様に祀り上げられてしまったゲパルト。
対空という概念が出てくる3以降であれば活躍の場もあったでしょうが、力こそが正義な2では微妙に使いにくい性能ではありますね。まぁそれでも改造すればちゃんと使えるんですけども。何を使うかは好みですからね~。
名前は和風の街で手に入るため、某駆逐艦から取りました(爆)
6台目は洞窟の中で眠っていた戦車マンムート。
ちょっとシャシーが重すぎるのが難点ではあるんですよね。それだったらバトー戦車の方がいいかなって感じ。まぁ自分は戦車が好きなので、昔はマンムートを使ってたんですけどもw
名前は某駆逐艦から(爆)
7台目は実質最後に入手することになるエレファント。
ラストダンジョンで四天王の最後の1人・テッドブロイラーを倒した後に手に入る戦車。最強戦車ではありますが、重量もものすごいため、やっぱりちょっと使いにくいっていうのはありますかね。
ただ、守備力は最高だし、SPが低いのも力で押し切ればいいので、自分は昔は必ず使ってました。結構好きなデザインだったりしますし。尚、これにサウルス砲を載せてしまうと、ものすごいことになります(爆)
名前は某駆逐艦の中で1番好きな艦娘から(爆)
最後はバトー戦車。
女ソルジャーに乗せてました。
バトー戦車は4種類のシャシーから1つ選んで設計しますが、自分は1番重量が軽いアビシニアンにしました。守備力最大の裏技も使ってますw
これでカラーリング変更も出来ると良かったんですけどね~。ちなみに、1番好きなバトー戦車はレオパルドですね。昔はいつもレオパルドにしてたんですけど、今回は実用性重視にしました(爆)
名前は・・・エロゲー好きなら分かるよね!w
それから、クリア時のスコアですが・・・。
序盤、ちょっとだけレンタル戦車を借りて移動してましたw
尚、実質最強のボスであるテッドブロイラーの攻略法ですが・・・。
個人的には、RPGにおける「シナリオ上で必ず勝たなければならないボス戦」においてTOP3に入るくらい苦戦した記憶のあるボスです。あまりに強いため、やり込み並の完璧な戦闘準備が必要になってきます。その時点で何かおかしい気はしますがw
テッドブロイラーは基本的に火炎系の攻撃をしてきます。その為、防具は耐性のあるサラトガスーツ(男2人のみ)、サラトガアーマー(女ソルジャーのみ)、消防服(風力発電所で入手)を用意します。それぞれ1つずつしか入手できないので、実質全部揃えることになります。ただ、LOVEマシンの耐熱バリアを使う場合は防具は単純に最強装備で良いかも。あと、犬はスワンで買えるポチガーターがあるといいですが、役に立たないので特に気にする必要はありません(酷
武器は女ソルジャーにオメガブラスター。それ以外のキャラは適当で構いません。
道具は主人公にポチボンベ&煙幕花火、メカニックにはポチボンベ&濃縮メチル&煙幕花火、女ソルジャーにはドーピング・タブ(5~6個)&煙幕花火を持たせます。余ったアイテム欄は満タンドリンクを持たせておきます。
あとは、「LOVEマシン」はパターンによって戦法は変わります。楽に勝つなら「LOVEマシン」は必須です。
1番重要なのは、テッドブロイラーは毎ターン自動回復するという点です。毎ターンHP100回復。ドラ〇エ3のバ〇モスみたいなものです(爆)
生半可な攻撃では倒すことは出来ません。
上記の準備をしつつ、攻略法は主に3つあります。
1つ目:「LOVEマシン」の耐熱バリア(L3-O3-V2-E2)を使う方法
主人公に「LOVEマシン」を持たせます。一応、Lv30未満で倒せます。今回自分が使った方法になり、1番確実な方法です。
1ターン目は主人公が「LOVEマシン」、他2人が煙幕花火を使用。
2ターン目以降は、主人公&メカニックは防御。ダメージを負った時はポチボンベ。女ソルジャーはドーピング・タブを使用しお、全部使い切ったらひたすら攻撃のみを行います。
殆どは耐熱バリアで攻撃を無効化できますが、痛恨の一発を出されるとバリアを貫通され、ハンターやメカニックは即死になるので注意です。まぁ注意のしようもないので諦めるしかないでしょうw
メカニックの濃縮メチル(50ダメージ以上の2桁ダメージ)とバフのかかった女ソルジャーの通常攻撃(毎ターン自動回復されるため100ダメージ以上は必須)を与えていれば、いつかは倒れます。一度まんたんドリンクで全快されてしまう時は絶望感を味わえます(爆)
攻撃を無効化できるのでレベルが低くとも攻略できる方法になりますが、痛恨の一発が出ないことを祈るばかりになりますw
2つ目:「LOVEマシン」の命中率ダウン(L3-O3-V3-E2)を使う方法
主人公に「LOVEマシン」を持たせます。Lv35以上は必須。
主人公は、4ターン目までは「LOVEマシン」を使います。それ以降はポチボンベ。プロテクターの付け替えは可能です。
メカニックは、主人公が「LOVEマシン」を使っている間はポチボンベ。それ以降は濃縮メチル。回復が足りなくなった時はポチボンベ。プロテクターの付け替えは可能です。
女ソルジャーは、4ターン目までドーピング・タブで自分に攻撃バフをかけ続け、それ以降はひたすら攻撃します。プロテクターが壊れても装備の付け替えはしてはいけません。バフが解けてしまうので。
回復が間に合わない場合は、最悪ソルジャーに庇ってもらって満タンドリンクを使います。
この方法は、テッドブロイラーの攻撃を耐えるという方向性ですので、ある程度HPが高い状態(レベルが高い状態)にしなければなりません。
3つ目:「LOVEマシン」を使わない(使えない)場合
LOVEマシンのチップを誤って売ってしまい、上記2つのパターンが使えない場合はこちらになります。確か、両方のパターンで使うO3が1つしか入手できないんだっけ?
この場合は上記2つの組み合わせになります。主人公が「LOVEマシン」を使わず、主人公とメカニックがひたすらポチボンベを使い、女ソルジャーはバフを重ね掛けした後にひたすら攻撃。女ソルジャーのみプロテクターの付け替えは出来ません。
一応、「LOVEマシン」無しでも女ソルジャーのHPが2000以上で炎耐性を装備しておけば、Lv30前後で勝てる見込みはあると思います。かなり運が必要でしょうけどw
まぁLv50以上であれば普通に倒せるでしょうけど、通常進めていくレベルでは上記のような準備が必要になってきます。今回、自分はパターン1でLv28で撃破できました!
倒した瞬間のスクショが取れなかった(爆)
でも、やっぱりコイツは強い。今でも印象に強く残ってるくらいですからねぇ・・・本当に厄介なボスでした(;´Д`)
そんなわけで、メタルマックス2は以上です!!面白いからやってみてね!!!!
さて、次はどのレトロRPGやろうかなぁ~(*'▽')
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます