FF7のリメイク版2作目「ファイナルファンタジー7リバース」をプレイしました~。
2作目はミッドガルから外の世界に出た直後~PS1版のディスク1終了までのストーリーになっています。
FF7が伝説のゲームになった理由の1つに、ディスク1のラストシーンがあると思うので、あの結末は改変しないで欲しいなぁと思いつつプレイしておりました。
1.ストーリー
メインストーリーに関しては、追加要素がかなり多いものの、基本的にはPS1版の内容に沿っています。つまりラストシーンも改変はありませんでした。
ただ、リメイク版1作目はFF7をプレイしてない人でも楽しめる内容だったのに対し(FF7そのものの始まりの部分なので当たり前といえば当たり前ですが)、リバースは最低でもFF7リメイクのPS5版インターグレート(ユフィ編)とザックスが主人公のクライシスコア(出来ればリメイク版)の2つをプレイしている必要があります。もちろん、リバースはリメイクの続編なので、少なくともリメイクはプレイしている必要がありますが。
その為、PS4版のFF7リメイクだけプレイしている人からすると、ユフィの回想とか意味不明だし、ザックスもPS1版でどんな人物だったか知ってる人はともかくリメイク版のみだと誰だコイツ?ってなりかねません。
自分はオリジナル版クリア済、クライシスコアはPSP版でクリア済、インターグレートは未プレイという状態でプレイしたので、ユフィのところだけよく分からなかった感じです。ザックスは何となくフィーラー絡みで違う世界線なんだろうなっていうのは分かりましたが。インターグレートもプレイすべきだったか・・・。いや、その前に粗筋だけでも教えてほしかった。
内容についてはラストシーン以外に大きな不満点はなく、PS1版をクリア済でも十分に楽しめるものでした。ただ、ラストシーンについては、いろいろと詰め込みすぎて、エアリスの死を悲しむ余裕もなくラストバトルが始まり、しかもそれが何度も何度も場面切り替えが起こりえらく長かったので、悲しみが薄れてしまった感じです。
また、エアリスがどうなったかきちんと説明もしてないので「状況で察しろ」って感じになっています。PS1版は直接的にエアリスにセフィロスの刃が刺さるシーンがあったり、エアリスの亡骸を泉にしずめるシーンがあり、「エアリスが死んでしまった・・・」というのを見せつけられ悲しみが増すのですが、リバースではそういったものもなく、あくまでも間接的な描写のみ。死んだ後も普通にラスボス戦に参加するし、エンディングでも最後までエアリスの姿が見えてしまっているし、本当に死んだのか?って思ってしまいます。そういった点ではPS1版のシンプルなシーンの方が良かったです。
2.育成システム
基本的にはFF7リメイクと変わりません。経験値によるレベルアップに加え、武具にマテリアを装着する他、武器毎に追加能力が変わります。
レベルアップするとスキルポイントがもらえ(アイテムのスキルブック入手でも増える)、能力値アップや新アビリティを覚えていきます。スキルリセットも出来るので、状況に合わせて習得するスキルを変えるということもできます。
マテリアに関しては「みやぶる」や「ぞくせい」などのマテリアを上手く活用できればボス戦でかなり有利に戦えるようになるので戦略性が高く、個人的にはFF7のマテリアシステムは単純なのに奥深いので好きなんですよね。
3.バトルシステム
こちらも基本的にはFF7リメイクと変わりませんが、連携アビリティが追加されています。ほかのキャラと連携しますが、クラウドだけじゃなくシナリオ上、一緒に行動する事が多いキャラとの連携アビリティが多い印象です。たまにしか使えないので、ここぞっていうときに使います。
敵の態勢が崩れ大きな攻撃チャンスとなるバースト、特定の攻撃をすることでバーストしやすい状態にするヒートなどがあり、アビリティやマテリアシステムを上手く活用することで戦闘を楽に進めることが可能です。
アクション要素が強めではあるものの、難易度イージーがあったり従来のコマンドシステムも利用できるので、自分みたいにFF16のアクションすらも無理だったコマンドバトル式のRPGスキーでも何とか攻略できる難易度になっているのも良いです。自分は途中までノーマルでやってたけど、だんだんキツくなってきたので途中からイージーに変えましたが、イージーにするとかなり難易度が下がってしまうので、個人的にはイージーとノーマルの中間が欲しかったですw
コマンドを利用するならティファ、ユフィ、ケット・シーあたりを操作するといいかも。コマンド操作に必要なATBのゲージが溜まりやすく、他のキャラよりもアビリティや魔法が使いやすい印象です。
まぁティファ推しの自分はそういうのを抜きにして、ティファが使えるときは必ずティファ操作にしていましたがw
尚、これを書いている時点では、まだギルガメッシュを倒せてません( ̄ー ̄)(1戦しただけですが、1/3まで削ったところで力尽きました
4.フィールド
ミッドガル内のシナリオだった1作目のリメイクと違い、リバースは広大な世界を探索することになります。ウータイには行けませんが、今作の1番のお楽しみ要素かも。ただ、ダンジョン内は変わらずの一本道です。フィールド並とは言わなくても、ダンジョン内でも探検する楽しみが欲しかった。そこが残念ポイントですかね。
フィールドはメインストーリーに沿って大きく8つのエリアに分かれており(内海と北の大地含む)、内7つのエリアは自由に探索することが可能です。ただし、メインストーリーを進めないと次のエリアには行けないという仕様のため、世界を自由に動き回れるのはタイニーブロンコ(海上)で移動できるようになってからなので、だいぶ終盤ですが。それまでは行ったことのあるエリアには戻ることは出来るけど、戻り方に制約があります。
とにかくマップが広く、あちこちにイベントが用意されているので、イベントコンプしつつメインシナリオを進めようとすると、1つのエリアで10時間くらいかかります。FFシリーズなのでムービーが長いのはもう常識ですが、今作では操作している時間も同じかそれ以上に長くなっているので、ムービーの長さはあまり気になりませんでした。ただ、自由度が高くなった代償として、迷いやすいというのがあります。序盤のエリアはそんなに複雑な地形ではなく、比較的簡単に目的地までたどり着けますが、中盤の3つのエリア(コレルエリアの南側、ゴンガガエリア、コスモエリア)は立体的な地形の構造を理解しないと、いつまでも目的地にたどり着けないっていうこともあり得ます。特にジャングルの中を探索することになるゴンガガエリアは気が付くと同じところをグルグル回ってしまうと思います。
フィールドが広いため、基本的にチョコボでも移動になりますが、エリア毎にチョコボの種類が違い、それぞれのエリアはチョコボの特性を使わないと絶対に目的地に辿り着けないようになっている箇所が多いので、早めにチョコボを見つける必要があります。チョコボを捕まえるイベントは結構楽しいw
それと、新しいアイテムを作るために必要な素材があちこち落ちているので、それを探す楽しみもあります。
ともかく、新しいエリアに着くと、早くフィールドを探索したいという楽しみが出来たのは非常に良いと思います。リバースではまだ飛空艇を入手できませんでしたが、一部タイニーブロンコで空を移動できるシーンがあり、少しだけ自分で操作もできたので、3作目では飛空艇であの広大なフィールドの空を自由に飛び回れるかもって期待しています。
5.ミニゲーム
PS1版でもディスク1ではミニゲームが多い印象でしたが、リバースは更に多くなっています。特にジュノンエリア~コレルエリアに関しては、バトルよりもミニゲームをやっていた印象があるくらいです。
PS1版ではそんなに詰まることもなかったんですが、リバースでは一定のスコアを達成しないと先に進めないっていうものが多く、最初のうちは楽しめていたんですが、なかなかクリアできなくて、だんだんウザったく感じるようになってしまいました。序盤のコンドルフォートあたりで詰まる人もいるんではなかろうか。ちなみに、負けすぎると難易度が下がるものもあるけど、たいていは難易度そのままでプレイする必要があります。
何度も負けたらスコア未達成でも先に進めるようにしてほしかったなぁ。ジュノンのパレードのボタン押しとかピアノとか射的とかレッド13を操作して遊ぶ玉入れゲームとか難しかった。特に1番苦戦したのはコレルエリアのエンシェントマターのサボテンダーかなぁ。3つ目までは難なくクリアできたけど、最後のエアリス操作でスコア達成するっていうのが難しくて、しばらくここで詰まってしまいました。
若い頃だったらこういうミニゲームも普通にプレイできたんだろうけど、年取って反応が鈍くなって、頭と指が連携してくれなくなったので、ミニゲームが途中から苦痛になってしまいましたw
チョコボレースもあるけど、自分で育成するという要素が無くなってしまったのが残念かな・・・各エリアで乗ったチョコボでレースに出走するけど、チョコボ毎に特性が決まっているので、全てにおいて最強!っていうのが出来なくなってしまいました。3作目では金チョコボって出てくるのかなw
尚、今回はまだスノボーはありませんでした(ディスク2の最初なので当たり前ですが)。また前人未踏に挑戦したいです。あ、潜水艦ゲームは簡単なものにしてほしいです。PS1版はアレだけよく意味が分からずプレイしてたのでw
6.その他
ティファの水着姿サイコー!!ヒャッホウ!(爆)
・・・とまぁこんな感じですw
全体的には完成度が高く非常に面白かったですが、ミニゲームがしつこかったりラストが少し微妙だったり、細かい部分での不満はあります。まぁ100点満点のゲームなんて基本的にはないと思いますので、結局は自分の嫌だった部分を受け入れられるかどうかですね。
3作目でのエンディングがどうなるのか、もうまったく見当がつかないのですが、期待しながら待つことにします。
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