今日は、岩手・宮城・福島の被災地議員とお会いする機会
があり、震災後6ヶ月間の実体験を伺うことができました。
中でも仙台市議のメンバーが語った内容には胸に迫るもの
がありました。震災の前日、実のお母さんが亡くなり、彼は
近しい人たちと葬儀の打ち合わせをしていたそうです。
その直後、あの大震災が発災し、あたかも怪物に家をつか
まれて揺さぶられている様な状態となってしまったのです。
お母さんの葬儀など到底できる状況ではなくなりました。
彼はその後、避難所への誘導や市民の安否確認に駆けず
り回り、昼も夜もない救援活動に没頭して行きます。
電気も水も食料も通信も途絶え、いつ救援が来るのかすら
全くわからない中、絶望感と戦いながら、彼は必死に市民
の元へ駆けつけ、励ましを送り続けました。
3・11から半年が経っても、とうとうお母さんの葬儀はできず
じまいとなってしまいましたが、現在彼の自宅には毎日の様
にお母さんの供養にと、たくさんの弔問者が訪れるそうです。
彼は報告の結びに、「大衆の中に生まれ、大衆と共に戦い、
大衆の中に死んで行く」と言う、自らに課した議員としての
精神を必ず果たして行きたいと強く語っていました。
私も、彼と同じ思いで活動して行こうとの誓いも新たに家路
に着きました。合言葉は、「負げでたまっか!」です。
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【お知らせ】
防災緊急情報|こだいらNEWS発表!
来週の月曜日、8月22日から9月9日の金曜日まで、
土日を除き、防災行政無線の音響調査を実施する事が
決定しました!
4月の統一地方選で焦点となった課題がいよいよ具体
的に動き出すこととなります。
3月11日の震災発生以降、計画停電に関する情報など
を防災行政無線にて放送したところ、多くの市民の皆様
から「音が聞こえない」、「聞き取りづらい」などのご意見
をいただき、統一選のテーマともなりました。
改選後様々な議論があり、この度問題点の改善に向け
た検討を行うため、市内46か所に設置している防災行
政無線の調査を実施する事が決定しました。
調査にあたっては各スピーカーからのテスト放送を行い
市内各所での音声の到達状況を、専門の業者により
確認する事となっています。市民の皆様には、ご迷惑
をおかけしますが、ご協力の程よろしくお願いします。
調査時間は、午前9時から午後5時の間に行い、アナウ
ンス内容は「こちらは防災小平です。ただいま音響調査
のため試験放送を行っております。」という放送です。
詳細は、市報8月20日号にて掲載されます。
詳細の問合せは防災安全課042-346-9519です。
「支えあう日本」が具体的に動き出しています。
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視察2日目は、雨の遠野市に入り、ボランティアセンターから
派遣で、バスに乗って陸前高田市の現場に伺いました。
遠野には岩手沿岸の被災地支援拠点「遠野まごころネット」
があります。何とここでも、小平の仲町在住の若者がボラン
ティアリーダーとして活躍していました。(写真下)
またありがたいことに、海外各国からのボランティア参加者も
多数参加しており、国際色豊かな印象でした。
写真下は、左から浅倉議員、私あぶかわ、立花議員だと
思われます。あまりの暑さに完全ほっかむり状態です。
ガレキ撤去後は塩害対策のために、ひまわりの種を植え
ていました。早く美しい、ひまわり畑になると良いですね。
◆2011.7.8岩手県遠野市~陸前高田市
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釜石市海岸付近の現状 2011.7.7
前回報告した釜石市の防災アドバイザーの片田敏孝教授の
リポートの要旨を抜粋して紹介します。
釜石市の鵜住居(うのすまい)地区にある釜石東中学校の
生徒たちは、日頃の訓練通り、「津波が来るぞ!」と叫び
ながら、指定されていた避難所に自主的に走った。
すぐ隣の、鵜住居小学校の小学生たちもそれに倣った。
彼らは近くの幼稚園の幼児の手をひいて逃げ、中学生の
男子生徒の提案で、さらに上の高台へ避難した直後、
さっきまでいた避難所は波にのまれたという。子ども達は
自分の判断で、自分たちの命を守ったのである。
なぜそれが可能となったのか?
片田教授は日常的に、「どんな津波が襲ってきてもできる
ことがある。それは逃げることだ」とまた、中学生には
「君たちは守られる側ではなく守る側だ。自分より弱い
立場にある小学生や高齢者を連れて逃げるんだ」と教え
て来たそうである。
結果として釜石市では、病気で学校を休んでいた子など
残念ながら5人の小中学生が亡くなったが、小学生1927人
中学生999人の命が助かり、生存率は99.8%となった。
自己判断する教育、事前の準備、そして実地訓練がなけ
れば、これは有り得ない事であったろう。
小平市においても災害等に備えた、骨太の危機管理体制の
構築が求められる。以上釜石市の報告終わり‥
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▲これは何の写真かわかりますか?
実は大型船が船着場の防波堤に乗り上げている状態です。
防波堤の高さは3メートル位でしょうか。
釜石市役所にも案内して頂きましたが、市役所すぐ下の建物
まで津波の爪あとが残っています。右下は幸田議員です。
続いて、「釜石の奇跡」と報道された釜石東中学校と鵜住居
(うのすまい)小学校を視察させていただきました。
左手に見える海まで、ほんの1Kmしか離れていません。
下の写真奥の白い建物が、釜石東中学校、以下時計回りで、
川に架かる、立ち入り禁止の橋をはさんで、右手方向に‥
隣接しているのが、鵜住居(うのすまい)小学校です。
児童生徒たちは山側の、今はガレキが積まれた下の道を
手に手を取り合って全力疾走で避難しました。これにより
中学生217人と小学生が361人、合わせて578人がほぼ
全員無事でした。
奇跡と言われる背景に、防災課長の口からも何度か語られた
群馬大学大学院教授、釜石市防災管理アドバイザーを勤める
片田敏孝氏による徹底した防災教育、避難教育がありました。
以下関連サイトです。 片田敏孝:東日本大震災・「想定外」にいかに備えるかはコチラ
小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃないはコチラ
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▲死者数872人、行方不明者数351人━
岩手県釜石市のシープラザ釜石2Fに設置された災害対策
本部のテーブルには7月6日夕方現在の被害状況が生々し
く書き込まれています。
説明して下さったのは、防災課山田課長です。
とつとつと語る課長ですが、ご自身の住んでいた集落もほと
んどの世帯が津波で壊滅する中、震災直後からずっと本部
に泊り込みで、休みなく復旧業務を続けておられるそうです。
震災前、上の写真の様に美しいリアス式海岸が広がって
いた街が、現在では下の写真の様に変化してしまいました。
7月6日現在、釜石市の避難状況、仮設住宅の状況は、
◆避難所数41ヵ所
◆避難者数616人
◆仮設住宅入居済戸数1951戸
◆建設中住宅数1208戸
◆入居進捗率61.8% とのことです。
また現在の重点課題は、自家発電、衛星電話、備蓄であり、
早急な整備が望まれます。ガレキの処理もなかなか進んで
おらず今後3年はかかりそうです。
市の職員も400人中120人が家をなくしたり、家族を失って
います。失業者も2000人を超すとのことでした。続く‥
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クールアースデーの今日7日から3日間、岩手県釜石市・
遠野市のまごころネットや現地視察を行うため、本日早朝
新小平駅を出発しました。
ボランティアに参加する場合の保険として、活動中の事故
や他人への損害賠償に備え、ボランティア保険があります。
申し込みは、福祉会館内4Fの社会福祉協議会で申請をして郵便局等で振込みをし、払い込み受付証明書を提出して
完了。定番なのは600円の天災Aプランです。
手続きが終わると上の様なカードが発行されます。ピンク色
が、こだいらボランティアセンター受付042-346-1424の
写真カタログのもので、日本国内すべてで有効です。
緑色は石巻ボランティアセンター受付の宮城県内のみ有効。 岩手県遠野市でのリポートは、順次報告してまいります。
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市役所5階エレベーター降りて左手の502会議室で先着順
受け付けです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ba/5b484aa1c042d5a9b0f71ea412e5de77.jpg)
各家庭の震災対策として、自宅の点検を行い、必要な器具
●ツッパリ式固定器具 ●こちらは下にはさむタイプ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/07/c1bd3763a9840d482d07950c475420f8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/79/cd22586b209c9857ad84d3edce775d21.jpg)
●食器棚の扉のロック金具です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/79/14f92280d752cef161d94ca5b852e345.jpg)
◆対象:市内に住所を有し、居住する家屋に家具転倒防
◆内容:自宅の家具に合わせて、15,000円を上限に
家具転倒防止器具等を支給します。
・65歳以上の方のみで暮らしている世帯
・要介護認定を受けている方の属する世帯
・身体障害者手帳の交付を受けている方の属する世帯
・愛の手帳の交付を受けている方の属する世帯
・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方の
属する世帯
・東京都難病医療費等助成制度による助成を受けて
いる方の属する世帯
◆申込み期間・時間:
6月30日(木)まで(10月に再募集予定)
平日午前9時から午後5時まで
※申請書は、502会議室、東部・西部各出張所、
動く市役所にあります。
※問い合わせ先は 042-348-2130 です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/36/c7/ea098869fee490070cd16092c81b81de_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0120.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)
5月24日から27日までの四日間、東京ビッグサイトで
「2011NEW環境展」が開催されていました。
同時開催は、「地球温暖化防止展」です。
震災の後でもあり、復旧作業用特殊車両やシャワー室付き
移動式簡易トイレなど大型の展示も多数ありました。
上は小型風力発電システムの風車です。各家庭の屋根に
風車が回る時代になっていくのでしょうか。
燃料が手に入らない事態が現実となり、充電式の電動
バイクも注目を集めています。
少し不思議だったのは写真上左の「空調服」と写真右の
「熱中対策飲料」。
空調服は、両側の腰の辺りにファンがついていて、服の
中に空気を取り込み、汗の気化熱で体を冷やします。
シンプルながら炎天下では結構いいかもしれませんね。
熱中症対策にもハイテクが駆使される時代です。
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ここ築山地区でも床上浸水、建物崩落など震災の爪あとが
至る所に残る中、日本中から集まった支援ボランティアの
皆さんの作業が黙々と続けられていました。
主要な道路の片付けはほぼ終わっているものの、路地裏
に入ると、ガレキの山が津波の凄まじさを物語っています。
巨大なタイヤが流され、家の中まで入り込んでいました。
私たちの任務は、撤去されたガレキの下に堆積したヘドロ
の除去作業です。サージカルマスクと呼ばれる特殊な
マスクをしてもなお鼻を突く強烈な異臭に、吐き気を通り越し
気が遠くなるほどです。
海水と汚物と穀物の混ざったヘドロは10人がかりで丸1日
かけてもほんの十数メートルしか進めません。今後夏に
かけ、ますます大変な作業になりそうです。
写真は懸命に作業を続けるチーム小平の津本議員と
山岸議員です。ハエや蚊など害虫も大発生し、感染症
も心配される中での奮闘でした。
震災後早くから貯金をはたいてボランティアリーダーを続け
ている写真上の教師志望の通称「クマさん」は、ひやかしで
来てほしくはないけれど、被災地にはまだまだ助けが必要な
人達がたくさんいると静かに語っていました。続く‥
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17日18日の二日間、議会活動の間げきを縫って、石巻市
の社会福祉協議会ボランティアセンター及び市内視察をし
その後、復興支援活動に体験参加させて頂きました。
そこには震災後2ヶ月が経過した現在もなお、思いもしない
突然の大災害と格闘する方々の現実の「今」がありました。
ボランティア活動のキャンプ拠点は、石巻専修大学のグラ
ウンドに設置されています。
ボランティアの受付は、石巻市社会福祉協議会が窓口と
なり、災害ボランティアセンターが運営されています。
災害ボランティアセンターの中には多様な分野の受け入れ
リーダー団体が登録され、心強いことに小平市に縁の深い
皆さんも最前線で活躍されていました。
ボランティア登録が終わると上の様なワッペンが交付され、
私たちも「チーム小平」として活動開始です。
グラウンドには1000名を超えるボランティアの皆さんが
テントを張り、様々な分野の支援活動が展開されています。
仮設トイレは男性専用を含め、20機設置されていましたが
ピーク時には不十分だろうなと感じられました。
ともあれ現地での活動を通じて感じたこと、小平市において
今後どう展開するべきかなど何回かにわけて報告して参りた
いと思います。続く‥
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桜舞う青梅街道駅を通りかかると、駅のご近所にある
「国際パティシエ調理師専門学校」の皆さんが、東日本
大震災の募金活動をやっていました。総勢10名以上の皆さんが、一生懸命募金の声かけを
行っていました。自分たちにできることを何かしたいと
いう気持ちが伝わってきます。小平の若者たちもがんばってます。
近い将来、小平市から心優しいパティシエや調理師さん
がたくさん生まれていくことでしょうね。お疲れ様でした。
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震災に関連し様々なお問合せがありますので、
東京都の各種窓口の連絡先をご紹介いたします。
問い合せ先が不明な場合は、「案内ダイヤル」の窓口
(03-5320-4007)でご案内しています。
◆避難者・被災者の受入れに関すること
●都立施設等への受入れ関係
総務局総合防災部
03-5320-4007 24時間
●被災地域からの児童・生徒の受入れ関係
教育庁総務部教育政策課
03-5320-6829 平日9時~18時
●都営住宅等への避難者・被災者の受入れ関係
東京都一時提供住宅問い合わせセンター
03-6812-1200 9時~21時
●都内共通入浴券の配布に関すること
生活文化局消費生活部生活安全課
03-5388-3058 平日9時~17時
◆被災者の支援に関すること
●被災地でのボランティアに関すること
東京ボランティア・市民活動センター
03-3235-1171 9時~21時(火曜~土曜)
9時~17時(日曜)
◆都民生活への影響に関すること
●計画停電に関すること
総務局総合防災部都内対策室
03-5320-7629 停電予定日の9時~20時
●都営住宅エレベーター停止、断水等設備関係
東京都住宅供給公社お客さまセンター
0570-03-0072 平日9時~18時
●断水、濁水(多摩地区)に関すること
水道局多摩お客さまセンター
042-548-51108時30分~20時(日祝を除く)
●原発事故による食品の放射能汚染に関すること
都民向け臨時相談窓口 03-5320-4657 9時~18時
●水道水の放射能測定値に関すること(多摩地区)
水道局多摩お客さまセンター
042-548-5110 8時30分~20時(日祝を除く)
東京都公式ホームページはコチラ
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東日本大震災を受け、懸命な救援・復興作業が続いて
います。今、自分達ができることに真剣に取り組みたい
と思います。
公明党の山口なつお代表は、民主党、自民党など、
全ての党首・幹事長に直接電話し、震災の復興財源
として、来月から半年間、衆参両院の国会議員歳費
(給与)を、1人あたり月額50万円、半年で300万円
削減することで合意しました。
山口代表の国会議員自らが身を切る努力をしようとの
訴えと合意作りへの取り組みに、誰も反対を唱える人は
いなかったとのことです。
この「歳費法改正案」が成立すると、総額20億円超が
復興財源に当てられることとなります。
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最愛の妻と
生まれたばかりの一人息子を
大津波で失いました。
いつまでも二人にとって
誇れる夫・父親であり続けられるよう
精一杯生きます。
被災されたみなさん、
苦しいけど
負けないで!
名取市職員S
宮城・名取市役所の掲示板に書かれたメッセージです。
胸がしめつけられる思いです。
果たして自分が彼の立場なら言える言葉であろうか?
悲しみに押し潰されそうになりながら、妻と短い
生涯を閉じた息子のために親父は生き抜く、だから
みなさん、苦しくともがんばろうとの命の叫びです。
自分に何ができるか。
必ず彼の思いに応えると、強く心に決めた。
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