甲子園大会が始まると、巨人の星世代の私としては、朝から晩までボールを
追いかけていた小学校の頃が懐かしく思い出される。城西小学校ナインとし
て出場した秋田県大会では、15対9の大差で破れ、牽制球で刺された最後
の三塁ランナーとなってしまった失敗に、今でもチームメイトへの申し訳な
い思いが記憶に残っています。
今日の第三試合では試合前の予想を覆す大差で、わが西東京ブロック代表
の早稲田実業が連覇を狙う昨年の覇者中京大中京を21対6で下しました。
早稲田実業には、西東京大会で破った、日大鶴が丘、早大学院、創価高校、
拓大一、実践学園、武蔵丘の分まで頑張ってもらいたいですね。
激戦の各ブロックを勝ち抜いて来ただけに、どのチームも実力伯仲の猛者ぞ
ろいですが、試合の中で時にびっくりするような進化を遂げて見せたり、す
ばらしい成長を見せるシーンに度々驚かされます。
野球も最近はセミプロ化し、リトルリーグから名の通った強豪高に入らない
と甲子園には出られないのが現実といいますが、懸命にボールを追いかける
球児の姿は、いつの時代も清々しいものです。
それに比べて、大相撲の迷走ぶりには愕然とします。前にも言いましたが、
数々の大失態でスモウの権威は地に落ちました。今こそ角界自らの自浄作
用が発揮されねばならない、もしも後になってボロボロ不正が発覚する様
なら取り返しがつかないと言っていた矢先に、その通りになってしまった。
ミソギのはずの名古屋場所に、賭博をやったことを隠していた力士が複数出
場していたなど言語道断です。今後まだ不正が隠されているのでしょうか?
アマチュア相撲で頑張っている若者達に、年寄り達は何と答えるのだろうか。
大相撲は国技の尊称を返上し、高校野球に譲ったほうがいいのではないか。
大差で負けた中京大中京の選手達は、最後まで意地の敢闘を見せてくれた。
ディフェンディングチャンピオンがあそこまで大差をつけられながら最後の
最後まで懸命に挑み続ける姿はアマチュアだからできる事なのだろうか?
高校球児の勝者と敗者は控えの選手達を含め、大相撲の一万倍りっぱだ!

あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ