冬、それは生命が終わりを迎える季節
冬、それは人々が闘う季節
冬、それは蓄える準備
冬、それは春への希望
すいたです。
さて、30秒で考えた詩も決まったので今回も告知をしたいと思います。
【冬、それは】
冬や年の瀬が舞台の落語って名作が多いですよね。
時そば、二番煎じ、芝浜、文七元結
いろいろありますね!
明日あたり落語聴きたいな~!
この時期に外へ出て仕事するのも
大変なことですよね。
昔はヒートテックとか
ウィンドブレーカーとか
セーターとかニット帽とか
そんなものが無かったんですから
なおさら寒そう。
江戸でヒートテック持っていけば
絶対売れそうですね。
「おい、これ何文だい?」
「明日は三文の会です!」
【告知】
第四回 三文の会
二松学舎大学、専修大学と共に行う合同落語会です。
日付:11月22日(日)
開場:13時
開演:13時30分
場所:浅草ことぶ季亭
國落からは
あかり、みりん、そして
新真打の四季廼家夏芽が出演します。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
おまけ
【一杯の時かけそば】
「お客さん、困りますよ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
「3人で、一杯のかけそばなんて。うちは回転率重視の薄利多売なんです。」
「うちの主人が亡くなり貧乏なんです。これが精一杯の外食なんです。」
「仕方ないですね。」
そっけないことを言いつつも店主は
一人前のかけそばの汁を
こっそり3倍にして
母と子供二人に食べさせた。
母と兄と妹はうどんを食べた。
汁が邪魔で麺を中々取り出せなかった。
なんとか食べ終えた3人。
しかし、汁が余っている。
どうなるかと店主は見ていた。
すると兄が汁を一気に飲み干した。
兄の器を持つ背中、そこにはこれから自分が家族を支えていく、
その意気込みがひしひしと伝わった。
店主にある考えが思いつく。
「この坊や、うちで預からせてくれませんかね。絶対いい職人にしてみせますから。」
母はお願いします、と
涙をこぼして頭を下げた。
そして時が経ち10年後、
立派なそば職人となった兄
自分の店を持てるまで成長した。
自立は早いのではないか、
との声もあった。
しかし、実力は折り紙つき。
あの店主が見込んだ男なのだ。
開業する前日、家族3人で
店主の店へあいさつへ行った。
「一つ聞かせてください。なぜ、うちの子をそば職人の道へ誘ったのですか?」
「あの時、そばをすすった時に分かったんですよ。こいつは飲み込みの早い男だって。」
※この作品は全てフィクションです。
冬、それは人々が闘う季節
冬、それは蓄える準備
冬、それは春への希望
すいたです。
さて、30秒で考えた詩も決まったので今回も告知をしたいと思います。
【冬、それは】
冬や年の瀬が舞台の落語って名作が多いですよね。
時そば、二番煎じ、芝浜、文七元結
いろいろありますね!
明日あたり落語聴きたいな~!
この時期に外へ出て仕事するのも
大変なことですよね。
昔はヒートテックとか
ウィンドブレーカーとか
セーターとかニット帽とか
そんなものが無かったんですから
なおさら寒そう。
江戸でヒートテック持っていけば
絶対売れそうですね。
「おい、これ何文だい?」
「明日は三文の会です!」
【告知】
第四回 三文の会
二松学舎大学、専修大学と共に行う合同落語会です。
日付:11月22日(日)
開場:13時
開演:13時30分
場所:浅草ことぶ季亭
國落からは
あかり、みりん、そして
新真打の四季廼家夏芽が出演します。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
おまけ
【一杯の時かけそば】
「お客さん、困りますよ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
「3人で、一杯のかけそばなんて。うちは回転率重視の薄利多売なんです。」
「うちの主人が亡くなり貧乏なんです。これが精一杯の外食なんです。」
「仕方ないですね。」
そっけないことを言いつつも店主は
一人前のかけそばの汁を
こっそり3倍にして
母と子供二人に食べさせた。
母と兄と妹はうどんを食べた。
汁が邪魔で麺を中々取り出せなかった。
なんとか食べ終えた3人。
しかし、汁が余っている。
どうなるかと店主は見ていた。
すると兄が汁を一気に飲み干した。
兄の器を持つ背中、そこにはこれから自分が家族を支えていく、
その意気込みがひしひしと伝わった。
店主にある考えが思いつく。
「この坊や、うちで預からせてくれませんかね。絶対いい職人にしてみせますから。」
母はお願いします、と
涙をこぼして頭を下げた。
そして時が経ち10年後、
立派なそば職人となった兄
自分の店を持てるまで成長した。
自立は早いのではないか、
との声もあった。
しかし、実力は折り紙つき。
あの店主が見込んだ男なのだ。
開業する前日、家族3人で
店主の店へあいさつへ行った。
「一つ聞かせてください。なぜ、うちの子をそば職人の道へ誘ったのですか?」
「あの時、そばをすすった時に分かったんですよ。こいつは飲み込みの早い男だって。」
※この作品は全てフィクションです。