橘湾岸スーパーマラニック(1)

2018-05-13 20:29:18 | 日記
 ゴールからはや1週間、スロージョグを再開したものの、気持にも筋肉にも余韻が残っております。楽しい楽しい道中記を書こうと思ったが、まとまらない。楽しさの中身は何だろうと考えていて、結局は、一緒に走ったランナー、ランナー以上に苦しい眠いながら支えてくれたボランティア、事務局の面々との出会い、ふれあいにつきる。これは、とても書きつくせるものではない。そう思い当たると、そこはまた秋の大会での再会まで、楽しみに胸に秘めておこう。

 
 まずは、ゴール後の姿。ゼッケンに「祝古稀」を入れて走ったのは、愉快でした。ただ、記録的には惨敗。スタート時、主催者代表である銀さんが「w276kmの完走を狙うなら、l173kmは、30時間!」と檄を飛ばしていた。そうだろう、と思う。w276kmのスタートは、10;00。30時間で小浜に翌日16;00着。風呂、着替えて、食事、仮眠して、20;00に一斉にリスタート。今のところ、秋のp103kmと、春のl173km完走がw276kmへのエントリー条件なのだが、やはり30時間を切ってなおかつ先へ進む余力を残しておかねばならない。

 ゴールまでの行程表を作ろうと思った。5月2日、それまで、試走を思い出してイメージを作る。のべ7日かけた試走のタイムを合算すると、29時間28分。いけるかも。excelを開いて表に、、、ありゃ、どうやらいいの? 去年の「萩往還250km」の行程表はすらすら出来たのに、、、去年はシニアパソコンスクールに通ったばかりでした。「萩」以降、いじってない。完全にお手上げ。もういい。腹を決めた。「10時間、10時間、10時間」。食事やトイレで30分程度前後するかもしれないけど。江戸町公園から、あぐり3時間半、女神6時間、で権現山cp(70km)に10時間、ここまでは、GPSをつけて走る。あとはどうせ歩き、茂木(115㎞)まで10時間、さらに小浜ゴールまで10時間。茂木中継エイドには、「待ち合わせルール」がある。われわれ7時のアーリーと、10時正規スタート者は、13時レイトの方が到着するまでリスタートできない。だが、大丈夫だ、エントリーリストには希望スタート時刻が載ってるけど、事務局が実績を調べて調整するから、ほんとは分からない。ただひとりm.oさんが13時なのは間違いない。なにせ「萩250」の女性優勝者、6時間差なら茂木に入るまでに追い越される。待ち合わせ時間は無い。写真なんか撮らずに、一生懸命走ること。

 稲佐山へは試走で見つけた近道、お腹の不調防止にコンビニでカロリージェルを補給しながら進む。あぐりから式見漁港への下りですたすたと追い抜いていかれた。ゼッケンには「ダブル」。え~、早い!e出走の同い年のレジェンド、5時スタートしてもここまで既にフルを超えてる筈。信じられない。女神大橋も写真はこらえて、女神12;59着。平山台入口(53.4km)のスーパーバリューで食事休憩。ここにはお弁当惣菜がある。トイレ、雨よけ休憩所あり。ソックスも取り換える。(橘湾のエイドはとてもおいしいのだけど、エイド食だけではカロリー不足と思う。ここから先、海岸線に入るとcvは2か所。時間的にもきちんと食事休憩最適と思うけど、利用は少ないようだ。みんなどうやって補給してるのだろう。研究の余地あり。)
 ところがどうしても撮りたいところが出てくる。軍艦島と鯉のぼり。

 アレガ軍艦島を過ぎて野母漁港に入った辺りで、突然フラフラ状態になる。熱中症だ。権現山への坂道、脚が動かない。何度も立ち止まり、座り込みそうになる。何人もに抜かれる。日陰に入り海風が涼しかったのに救われた。なんとかcp着、鐘を搗く。17;54.11時間かかった。食事休憩の30分はともかく、フラフラは想定外でした。頭ずきずき、気分極めて不快ながらも、樺島公民館エイドで、鯛の刺身、吸い物、カレーで生き返りました。