たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

フェルトセンスを大切に…フォーカシング

2014-06-24 21:53:07 | フォーカシング
今月の勉強会は久しぶりのフォーカシング…養成講座の実技指導者でもあるM先生でした。

最近の(今年のかな)養成講座の教科書には「フォーカシング」が5ページにも渡って紹介があるそうです。
ということで、自分の教科書見てみました。2005年受講のです。

来談者中心療法はもちろん中心ですが、その他の諸理論の中に、ん~ない…ようです。後ろの索引をみてもない…まったくないんだ~私がフォーカシングを知ったのは、ここの勉強会だったということです。

この時期5月、6月「自己一致」や「感じること考えること」という検索でこのブログにたどりついて下さる方が多いので、あ~養成講座が始まっているんだな~がんばっているんだな~といつも思うのですが、時代の変遷なのかな、内容も「感じること」がより重要だということなのでしょう。
私が感じることの重要性を知ったのは、フォーカシングやゲシュタルトを学んだ頃からだと思います。

今回6つのステップでワークをしました。

1、クリアリング・ア・スペース・・・自分が気になる事や物などすべて書いてみます。イメージでもいいそうです。
2、フェルトセンス・・・その気になることを思い浮かべ、からだがどう感じるかを探します。
3、ハンドルをつかむ・・・その感じがフェルトセンスなので、それを味わいながらどんな形か質かなどイメージします。
4、共鳴させる・・・そのイメージしたものに声をかける=存在を認めてあげます。
5、尋ねる・・・じっくりとそのイメージを味わったらこれでいいですかと尋ねます。ここでシフト(気づき)がおこります。
6、受け取る

目をつぶりゆっくりと息を吐いて、瞑想のような中、気になる事柄ではなく、自分の「からだの感じ」のみを味わいます。気になっていることが薄れていくのがわかります。

今回のワークは2人1組でしましたが、ひとりででもできるところがいいところです。
たとえば、イライラした時などに有効です。
あ~イライラ…そんな時にからだはどんな感じかな…というほうに集中してみる…フェルトセンスを感じてみる…
これは日々、日常でワークができますね。

自分のからだの感じ、フェルトセンスは、意識しないとまったく感じないまま生活していることが多いと思います。できるだけ意識して、みつけてあげて大切に扱ってあげたいです。

うちなる自分の認め方

2009-10-13 13:32:06 | フォーカシング
秋晴れが気持ちいいですね

今日はちょっとフォーカシング・・・

自分の中のよくない思い、ネガティブな感情って、否定し、消そうと思いませんか。
こんな悪い気持ちが無くなれば、心のきれいな人になれるのに…というのは、ちょっと違うようです。

人間なんだから、よくない感情をなくすなんて、それは土台無理な話です。
でも、その感情を意味あるものとして捉えられるようにする事はできるようです。

たとえば、すごく悲しい自分がいるとします。
悲しみが体中を覆いつくしているような気分になっています。

その時に思う事は、悲しい原因や理由をみつけてしまう事だと思います。
ここでは、原因はみつけないで、悲しみの感情だけを味わい認めてあげる事です。

わかりやすく言うとその悲しみに声をかけるようなイメージです。
イメージしにくかったら、なにか、たとえば涙のかたまり??みたいなものとかを身体の中にイメージして、その「かたまり」がそこにあることを認めて←これもイメージで・・・
「そこにいるのね」と話しかけてあげるイメージです。

少し、客観視でき、その感情が身体の中の小さい部分のような気がします。

人を羨んで、相手が失敗すればいいなどと考えてしまうと、あ~こんなこと考えちゃいけない、自分はそんな人間じゃないなどと感情を抑え込む事が多い気がします。
その、よくない思い、恨み、ねたみなにかもイメージしてみます。黒い「どろどろ」?のものとか・・・
その「どろどろ」に、「恨むような気持ちがあるのね」と声をかけてあげる・・・

ネガティブなものだから認めないで消そうとし、見ない振りをすると、その感情はずっとネガティブのまま・・・
認めてあげて、自分の一部なんだと感じると、その感情は、勝手に変化していくそうなのです。

そう、この悪い感情には、何かの意味があって大切な気づきのもとだったりするのです。
ネガティブな感情も自分の一部なんだと思うと、ちょっとは愛おしくなったりしません?


フォーカシング2

2007-02-11 13:30:16 | フォーカシング
先週になってしまいましたが、今月のカウンセリング勉強会に参加してきました。
フォーカシングの2回目です。

今回は、ワークが中心でした。
ゲシュタルトと似ているところがあり、感じることのみに焦点をあてます。
今の五感を味わうこと…
感覚だけに集中していると、自分のわからなかった無意識の部分がでてきます。
自律訓練法にも近いのですが、フォーカシングは呼吸を大事にします。
ゆっくりと息を吐く事からはじめ、吸うときは自然に、吐くときに時間をかけてゆっくり吐きます。息を吐いている時に体の感覚を感じていきます。
ふか~く感覚の中にいると、何かが開放されるような気持ちになりました。
もっと時間をかけていくと、無意識の中にある「何か」に気づくようになるようです。
ん~~これを言葉にする事はやっぱり難しいです。
ただ、体だけでなく心もふわ~っと楽になれる感覚を味わいました。

いろいろな療法を体験してみたり、勉強していて、いつも思うことは、最終的な目的はどれでも同じ、ひとつなのだなとすごく感じます。
それは、自分自身が気づくこと。解決する力は、すべての人のその中にあるという事です。あまりにも、みんな自分の中にあるすばらしいものに気づいていないという気がします。そのために苦しんだりしてしまう。もったいないな~~

ブリーフセラピーの本を読んでいて、すごく心に残った事なのですが、カウンセラーが感謝されるようでは、まだまだだな~と先生がおっしゃっていた事です。
なんか、たいした事をしていないのに、クライエントが自分に気づいて、どんどん勝手によくなっていく事もあるそうなのです。
だから、あんな方法、こんな方法を考えて、なんか頑張ってクライエントに気づいてもらって、あ~先生のおかげです。なんて言われるようじゃ、まだまだだという事のようです。
つまりカウンセラー自身が楽でいないと、クライエントも楽になれないという事です。お、奥が深い…

フォーカシング

2007-01-24 20:57:38 | フォーカシング
昨日は、フラウネッツセミナーIllustrator基礎講座終了の後、今年はじめてのカウンセリング勉強会に参加してきました。

私はまだ体験していなかった「フォーカシング」というカウンセリング療法でした。
フォーカシングとは、身体の感覚を感じてそこから自分の中の無意識の部分を引き出していこうとするものです。無意識の部分を認める事で心を開放する事ができるようです。ゲシュタルト療法と似かよったところがありました。

自分の意識していない部分って知りたいと思いませんか?
昨日は時間の関係でワークの入り口である、リラクゼーションまでしか進めませんでしたが、自分の身体の奥にある感覚だけを味わってきました。
私は、顔から上が、ものすごく熱くなっていく感覚で終わってしまいました。そんなにイヤな感じではなくリラックスできたかな~
でも、仲間ひとりひとり、まったく違う感覚を味わっていました。

するどいものが肩からささったような感覚の人とか、黒いものが身体を覆っているよな感覚の人、冷たいものがお腹にいるような感覚の人、とかさまざまでした。そのままワークを深く、深く続けていくと、その正体に気付くらしいのです。

みんな、そのまま終わってしまったので、すっごい気になる、気になると言ったまま帰りになってしまいました。
来月また、ワークを中心にフォーカシングです。

久しぶりに仲間と会って楽しかったのですが、みんな、どんどん勉強を重ねていてすごい刺激になります。まだまだ多くの事を学べるんだ~という気持ちで、わくわくさせてくれました。仲間から、「解決志向ブリーフセラピーってわかりやすいよ」と聞いて、本を貸してもらったので、読んだら紹介しますね。