たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

代表システム~NLP~

2012-03-18 12:52:21 | NLP(神経言語プログラム)

前回の続きの勉強会で「コーチングの技法を採りいれたキャリアカウンセリング」
またまたその中のNLPの代表システム。
以前の記事でも書いたのですが、人の物の見方、感じ方は人それぞれ優位といわれるタイプがあるそうです。

・視覚タイプ
・聴覚タイプ
・身体感覚タイプ

今回のワークでは、自分の体験を、それぞれのタイプを優位にして話すというものでした。ですので、3パターンの話をしました。私が苦手と感じたのは視覚優位で話をした時です。

目に見えているものより、見えないもののほうが莫大に大きく、そちらに意識をもっていく事が習慣になっているからなのか、見えるものにあまり興味がなくなっているのかな~と感じました。

これってNLPではよくない事で、カウンセラーはすべてのタイプをいつも感じとれるようにしておいたほうがよいという事でした。ですよね、きっと。

私は前も今回も「体感タイプ」のようですが、ただ、「聴覚タイプ」で話す事は、以前より楽にできていて何が変わったんだろうと考えたのですが、自然の音に対して耳を澄ますと何かを感じる気がしているこの頃だからかも…

ちなみに日本人は「視覚タイプ」が多く、「聴覚タイプ」は少ないそうです。そういえば勉強会で20人近くいた中で「聴覚タイプ」はひとりもいませんでした。

代表システムは、コーチングする場合、相手を知り、相手に合わせ「ラポール(信頼)」を形成していくという重要なものなのですが、その先に続く「相手への影響のためにリード」すること…私がコーチングについて漠然とした拒否反応があるのは、「人を導く」ということが、「人の気持ちを誘導する、操作する」という方向にもなりうるという危惧からだと感じました。このリードが間違った方向に使うと恐ろしいよねという話題にもなり、実際に世の中で間違った事に使われている事もあるので…

キャリアカウンセリングにしても、部下の育成にしても最終的には目標達成のために行うのがコーチング。良いほうに導くためには、技法ももちろん必要ですが、コーチングする側の心は、「良心」を軸にしっかりと持っていなければ…やはり自己一致が重要です。

アソとディソ~NLP~

2012-02-12 22:26:15 | NLP(神経言語プログラム)
先週の勉強会は、「コーチングの技法を採りいれたキャリアカウンセリング」についてでした。

私は、わりとコーチングに興味がなく、コーチングに多く採り入れられているNLPに焦点が合ってしまうのです。なので、前回NLPの続きとして…

前回、焦点化の原則まで書きました。
その焦点化を使って感情をコントロールできるということなのです。

人は意識上、1つにしか焦点を当てられないのであれば、良い状態につなげる事、悪い状態から切り離す事によって、「良い」にだけ焦点を当てることが可能です。

つなげる・・・アソシエイト(自己同一化)
切り離す・・・ディソシエイト(脱自己同一化)

NLPでは、アソシエイト(アソ)ディソシエイト(ディソ)というそうです。
アソは主観、ディソは客観という見方もするようですが、私は、つなげる、切り離すという解釈のほうがわかりやすかったです。

人は、自分の枠組みで何かを考えたり、コミュニケーションを行います。
枠組みとは、過去の経験、体験や知識などです。

人間は嫌な体験や、悪い経験は心に印象深く刻まれます。そして不安や恐れを感じてしまいます。
だからなのでしょうか、そこに焦点が当たりやすく、それがすべてだと思い込んでしまうようです。
それをディソする意識を持ってみようということです。

でも、良いことに焦点を…といっても、なにも良いことなんかない、なんて思うかもしれません。
良いこととは、フロー状態で言うと、「わくわく」や「うきうき」やうれしい気持ちという感じでしょうか。私は、今一番フローな気分というのは、「穏やか」だったり「のんびり」だったりです。つまり、日常、当たり前の事が当たり前にできている事を良しと思えば、日々そこに焦点を当てられます。特別な良いことはなくてもいいのです。

人の意識って単純だなって思います。焦点の当て方で変わるんです。そしてどこに焦点を当てるかを選ぶのは自分自身なのです。

焦点化の原則~NLP~

2011-12-08 23:21:54 | NLP(神経言語プログラム)
更新すると10分くらいで見て下さる方がいるとある方から連絡を受け、うれしい限りです。いつもありがとうございます。更新する張り合いがでます…

最近、自宅での作業が増え、テレビを消している事が多くなったのですが、テレビの音がしないほうが楽な気分です。今更ながらなのですが、あの音や映像が雑多に入り乱れている内容に…当たり前ですが…きっと無意識にストレスを感じていたのでしょう~
なので(?)時々聞く音は、もちろんアースラジオです。いい波長の癒される音です(私だけ?)

NLPの続きです…
NLPには、空白の原則と、もうひとつ焦点化の原則があります。

焦点化の原則とは。

⇒意識は同時に2つ以上のことをとらえるのが苦手なので焦点化が起こる。

ということはよくわかると思います。
意識は自分の中の3~5%、かなりキャパシティが少ないのです。すごい楽しいゲームに集中しながら、仕事に集中することは不可能です。

適当にだったら2つのことを考えることはできるのでしょうか…
たとえば、仕事をしながら夕飯のメニューを考える…女性はそれができると言いますが、その瞬間はどちらかに焦点が合っているはずです。単に切り替えが早いということです。

そして脳は否定語を区別できません。(引き寄せの法則と同じですね。)

たとえば、「緊張してはいけない」と思うと、「緊張してはいけない」事に焦点があたり、かえってますます緊張してしまいます。
自分がダメだと思う人は、ダメなところに焦点があたり、自信をなくします。

NLPでは、その焦点化の原則があるからフレーム(ものの見方)という概念が生まれます。
意識は1つの事に焦点化するという事がわかれば、よいフレーム(ものの見方)に焦点を当てれば、良い事しか意識できないということなのです。

根拠がなくても「ありがとう」は、感謝に焦点を当てることになり、イヤな事はぼやけて見えないということかも…
あ、これ座右の銘にしよ!「根拠がなくてもありがとう」
脳は意外と単純で見方を変えるだけでそれに焦点を合わせてしまう…のであれば、自分で良い方を選択すればよいだけです。
その方法は、自分の合わせている焦点が何かに気づくことです。

脳にポジティブな質問をする(空白の原則)
脳に肯定的なものの見方を選択してあげること(焦点化の原則)

すごい余談です…家でチョコとおもちゃを投げて遊ぶことが多いのですが、ドアと壁の隙間に入るとチョコがとれないので、「入らないように」と思って投げると、結構な確立で隙間に入ります。しかも家族全員が経験ありです。みごとに焦点化にはまっている…のかなぁ~

空白の原則~NLP(神経言語プログラム)~

2011-11-28 18:31:29 | NLP(神経言語プログラム)
前回の勉強会は木下山多(さんた)さんによるNLP(神経言語プログラム)でした。軽快な話し方で大変わかりやすい講義でした。

すべてをお伝えすることは長くなってしまうので、今回はとても興味をもった「空白の原則」についてです。NLPは「脳の取扱説明書」とも呼ばれるわかりやすいものです。

「空白の原則」とは

⇒脳は空白を作るとそれを埋めようとする。

というものです。
空白とは、疑問、わからないことです。
脳というのは、疑問(空白)をとても嫌うという性質があるようです。なので、???と思う事があると、それを埋めようと、過去の経験や体験、自分の価値観で埋めようとします。

でも、どうしてもわからない空白、なんでだろう?どうしてだろう?が残されていると、無意識の領域が働くようです。
人間の意識、無意識でいえば、95%以上とも言われる無意識の領域。
その底知れない無意識が活発に動いて疑問(空白)を埋めよう、答えをみつけようとするんです。
寝ている間もです。

ということは、逆に言えば、自分に何かを「問う」事は、「空白」を作り、それを探し続けるということです。そしてその「問い」が重要になってくるのです。

たとえば、朝起きて、「今日はどんないい事があるかな?」と問えば、脳はいい事を探そうとします。「何か嫌な予感がする?」と思えば嫌なことを探そうとします。しかも無意識なので、自分から嫌なことを探しているとは、まったく気づけません。

無意識はいつも書いているように、圧倒的な力を持っているのです。
だとすれば、その力を良いほうに使わない手はないと思いました。
でもかなり真剣に「問う」事が必要です。

そういえば、私は、WEBの事でCSSがわからないとか、MTの使い方がわからない時、タグをじ~っと見ていて、どうしてもわからないと思う時は一旦やめます。そして何日かして、またタグを見ていると急に「あ~わかった」という事がよくあります。いつも不思議だなと思っていましたが、無意識が埋めてくれていたんですね。でもこれ、人に言うといつも「何それ」って言われますが(笑)


コミュニケーションスキル(NLP)

2007-07-21 09:46:32 | NLP(神経言語プログラム)
木曜日は勉強会でした。NLP(神経言語プログラミング)の2回目です。

今回は、コミュニケーションスキルについて勉強しました。
スキルというくらいなので、意識してコミュニケーションを行えば、スキルアップができ、良いコミュニケーションができるという事です。

本当はコーチングという言葉、なんか私はあまり好きにはなれません。上から人をみているような感じがして・・・
でも、部下を育てる人たち、子供を育てていくうえでも、効果的な方法です。
そして、対人関係でも良いコミュニケーションができるものであるという事がわかりました。
その中で、2つの重要なコミュニケーションスキルを学びました。

①「YOUメッセージ」を「Iメッセージ」に換える事。
②クローズドクエスチョンをオープンクエスチョンに換える事。

①の「YOUメッセージ」とは、「あなたは・・・・・・」という言い方です。
たとえば「あなたの考えを言いなさい。」
    「あなたはなんでそんな事ができないの?」などです。
「Iメッセージ」とは、「私は・・・・・・」という言い方です。
上の「YOUメッセージ」を「Iメッセージ」に換えると、
     「私はあなたの考えが聞きたい。」
     「私はあなたがそんな事もできないのが悲しい」
     とするとどうでしょうか?
こちらの気持ちを受け止めてくれるのは、どちらでしょうか?

②のクローズドクエスチョンとは、答えが「はい」か「いいえ」で終わってしまう質問です。
あなたは、薔薇の花が好きですか?という質問には、はい、いいえ、またはどっちでもないくらいな答えです。
でも、どんな花が好きですか?という問いには、きっと色々な答えが返ってきます。
質問された人は考えて自分の言葉を話します。

クローズドクエスチョンとは、裁判などで多いそうです。人を追い詰めてしまう質問だそうです。

子供には特にオープンクエスチョンで質問をして、自分で考えさせる事が必要だといいます。こうしなさい、ではなく、こんな時どうする?と聞くのです。

たとえば、今日は、雨が降りそうだよ。どうする?とお母さんが言います。
たいてい、お母さんは先回りして、折りたたみ傘持って行きなさい、とか、大雨になるから長傘を持ちなさいと言って子供に考える暇もなく、持たせてしまいます。
雨が降りそうなんだ~という情報を与えて、その先は考えさせてみる。子供は、めんどくさいから傘いらないと思うかもしれない、困るから折りたたみくらい持って行こうと考えるかもしれない、その選択は子供にまかせる・・・
そして、持たないで困ったら、次からは、もう少し考えるかも知れない・・・

そんな「たとえ」があって家の事を考えたら、今日は雨降るらしいよ~という事は私は言うのだけれど、子供たちはそれぞれ、バス亭までだからと持っていかない人もいれば、折りたたみ持っていく子もいるし、好きなようにさせていると好きなように考えて行動しています。
確かに、傘持っていようといまいと困るのは、自分だし、私じゃないし・・・(私は持っていくもん)

そういえば、思い出したけど、子供が(誰だったか?)低学年の時、雨降るからと長傘をもたせたんですが、帰りの大雨に、その長傘をさかさまにして、雨を沢山ためて友達と大喜びしている姿を見つけたんです。もちろん自分はびしょびしょです。
あ~~もう好きにせいと、それから、傘持っていこうと忘れようとおかまいなしになりました。

なんかすごい脱線しました

子供や部下だけでなく、普段の対人関係でも「Iメッセージ」を多く、オープンクエスチョンを心がけていけば、コミュニケーションが向上するでしょう。
カウンセラーのコミュニケーションスキルとしても重要だと思いました。
もっともっと、お伝えしたい事あるのですが、また次回にしますね。



NLP(神経言語プログラミング)

2007-07-01 10:53:07 | NLP(神経言語プログラム)
今、毎週、仕事で赤坂に行っているのですが、先週赤坂で人気のお店のランチにやっと、行く事ができました。(先日は混んでいてダメでした)
市川猿之助さんディレクションの「うまや」というお店です。(かなりおすすめ)
竹の中庭があり、都会の喧騒を忘れるような空間で、おいし~~いランチをいただき、リッチな気分も味わえてテンションあがりました~~

さて、前回の勉強会についてです。

NLP(神経言語プログラミング)という心理療法理論でした。
なんかとても難しそうだ~と感じましたが、人に何かを伝える時に有効な理論で、コーチングにも活用されています。
何かを伝えることの難しさは、誰でも感じた事があるはずです。
NLPでは相手のコミュニケーションの特徴を理解して伝えれば、より深く伝えられるというものです。

コミュニケーションの特徴としてNLPの理論では、代表システムといい、3つの分類にわかれます。
・視覚タイプ
・聴覚タイプ
・体感・触覚タイプがあります。

なにかの話をする時に
・視覚タイプは、見たもの色がきれい、形がどうとかという話をします。
・聴覚タイプは、音に敏感で、どんな音だったか、という話をします。
・体感タイプは、その時の感じ方を話します。

人はみな、自分の枠組みから相手を見て、話をします。
かみ合わない感じとか、自分の話を分かってもらえていないと感じる時は、お互い、違う代表システムで話をしている時です。
日常生活のコミュニケーションでも、ある程度代表システムがわかれば、相手に対する接し方、伝え方がもっと向上するのではないでしょうか。
わかってくれない、理解してくれないと嘆くより、まず、相手を理解してみること、そして相手の代表システムをわかることで、もっとコミュニケーションが向上します。

勉強会の中で、グループになり、「海」について話した時です。
・視覚タイプは、海の色、空の色、見たものを中心に話しました。
・聴覚タイプは、波の音、聞こえる音を中心に話しました。
・体感タイプは、海について自分の持つ感じ方を中心に話しました。
なんか不思議な感じでおもしろかったな~

私は体感タイプでした。

そして、自分のタイプがわかると、他のタイプで話をしてみましょうという事もしました。確かに、他のタイプで話をすると、言葉が出てこなかったり、話しにくい感じをうけました。でもこれは、他の人をわかるためにも、よい訓練方法であると先生はおっしゃっていました。

カウンセラーとして、相手の枠組みで話をきくというのは、養成講座の時からずっと言われ続けていたことですが、これもひとつの方法として有効だなと感じました。

また今週、NLPの2回目の勉強会に行ってきます。