前回の続きの勉強会で「コーチングの技法を採りいれたキャリアカウンセリング」
またまたその中のNLPの代表システム。
以前の記事でも書いたのですが、人の物の見方、感じ方は人それぞれ優位といわれるタイプがあるそうです。
・視覚タイプ
・聴覚タイプ
・身体感覚タイプ
今回のワークでは、自分の体験を、それぞれのタイプを優位にして話すというものでした。ですので、3パターンの話をしました。私が苦手と感じたのは視覚優位で話をした時です。
目に見えているものより、見えないもののほうが莫大に大きく、そちらに意識をもっていく事が習慣になっているからなのか、見えるものにあまり興味がなくなっているのかな~と感じました。
これってNLPではよくない事で、カウンセラーはすべてのタイプをいつも感じとれるようにしておいたほうがよいという事でした。ですよね、きっと。
私は前も今回も「体感タイプ」のようですが、ただ、「聴覚タイプ」で話す事は、以前より楽にできていて何が変わったんだろうと考えたのですが、自然の音に対して耳を澄ますと何かを感じる気がしているこの頃だからかも…
ちなみに日本人は「視覚タイプ」が多く、「聴覚タイプ」は少ないそうです。そういえば勉強会で20人近くいた中で「聴覚タイプ」はひとりもいませんでした。
代表システムは、コーチングする場合、相手を知り、相手に合わせ「ラポール(信頼)」を形成していくという重要なものなのですが、その先に続く「相手への影響のためにリード」すること…私がコーチングについて漠然とした拒否反応があるのは、「人を導く」ということが、「人の気持ちを誘導する、操作する」という方向にもなりうるという危惧からだと感じました。このリードが間違った方向に使うと恐ろしいよねという話題にもなり、実際に世の中で間違った事に使われている事もあるので…
キャリアカウンセリングにしても、部下の育成にしても最終的には目標達成のために行うのがコーチング。良いほうに導くためには、技法ももちろん必要ですが、コーチングする側の心は、「良心」を軸にしっかりと持っていなければ…やはり自己一致が重要です。